陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

護衛艦<ひゅうが>(基準排水量13、950トン)が就役

2009-03-19 02:04:23 | 国防関連
 昨日、海自最大の護衛艦<ひゅうが>が就役した。これは、空母の形状をしているから甲板が広く、同時に3機の哨戒ヘリコプターを発艦させることが可能。基準排水量は13,950トンであるが、満載排水量は18,000トンを越えるであろう。最大速力30ノット以上。乗員は、350-450名。

 海自第一護衛隊群(横須賀)に所属させるようだが、更に1隻建造して日本海側にも常駐させ、竹島近辺を遊弋させたいところだ。イージス艦1隻の建造に1500億円必要だが、<ひゅうが>建造費は約1000億円。もう1隻保有するのは、内需拡大策にもなるだろう。

 旧帝国海軍の<日向(ひゅうが)>は、排水量38、872トンの「伊勢」型戦艦(1918年就役)であった。戦時中に後部砲塔を撤去して飛行甲板を設置、「航空戦艦」と呼ばれた。1945年に呉軍港沖で米軍の攻撃を受け、着底沈没。64年後にその二代目は、「ヘリコプター空母」として再登場した。

「空母型」新護衛艦が就役=海自最大、初めて女性乗艦-横浜

 海上自衛隊の新型ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」(基準排水量13950トン)が完成し、防衛省への引き渡し式が18日午前、横浜市のアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で行われた。1万トンを超える初の護衛艦で、艦首から艦尾まで甲板がつながる空母に似た船体だが、同省は「戦闘機は発着せず、憲法が禁じる攻撃型空母ではない」と強調している。

 海自はこれまで、女性自衛官の護衛艦勤務を制限してきたが、ひゅうがには初めて女性17人が乗艦。相次ぐ不祥事の背景となった人材不足を解消するのが目的で、専用の居住区画を確保した。

 ひゅうがは全長197メートル、最大幅33メートルで、建造費は約1050億円。ヘリ搭載護衛艦「はるな」の後継として、横須賀基地(神奈川県)に同日中に配備される。洋上に長期間滞在でき、災害派遣時の人員、物資輸送など自衛隊の本来任務となった海外派遣に対応する。(2009/03/18-10:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009031800063
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