陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

中共国内でも、毒菜のオンパレード

2007-12-09 20:58:10 | シナ・中共関係
 12月3日朝、雲南省昭通市の小学生4人が通学中にインスタント・ラーメンを食べて死亡した。何とも可哀想な話である。Record China によると

<続報><中国食品>即席めん中毒死事件、県政府は被害拡大説を改めて否定=埋葬行われる―雲南省昭通市
12月7日11時13分配信 Record China

2007年12月3日朝、雲南省昭通市魯甸県楽紅郷楽紅村で、即席めんを食べた小学生4人が死亡する事件が発生した。3日朝、登校中の小学生4人が1つの即席めんを分け合って食べたところ、4人は約1時間半後に口から泡を吐き、四肢がけいれんして意識をなくした。すぐに近隣の衛生所に運び込まれたが、間もなく死亡した。

省公安庁は現在死亡した小学生の吐瀉物の分析にあたっているが、原因はいまだに確認されていない。県政府は亡くなった小学生の家庭が貧しいことから、埋葬費用の補助として4000元(約6万円)を支給した。被害者はすでに埋葬されたという。

ネット掲示板では「死者7人」説が噴出、「政府が情報公開を行っていないのでは」との疑惑が寄せられているが、昭通市魯甸県の庄清海(ジュアン・チンハイ)宣伝部部長は完全に否定、死亡した4人以外に被害は出ていないと言明している。(翻訳・編集/KT)

最終更新:12月7日11時13分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071207-00000006-rcdc-cn

 その後の調査で、インスタントラーメンに殺鼠剤が含まれていたことが判明している。今年5月、ウランバートル(モンゴル)で二人の大学生が中共製インスタントラーメンを食べて死亡し、大いに話題になった。こちらは、ラーメン製造時に下水に溜まった脂を用いたとの話が伝わっているが、モンゴルでは日本製または韓国製のインスタント・ラーメンしか食べないようになったと言う。

 中共国内関係で近年発生した主な食中毒事件などは、Record China によると以下の通り。

<2007年>
■12月3日:雲南省昭通市―インスタントラーメンに毒物混入?
小学生4人がインスタントラーメンを食べ、死亡。原因など詳細は調査中。

■11月:江蘇省金壇市―赤痢集団感染
小学校で集団食中毒事件が発生。B群赤痢菌の集団感染と判明。

■10月:フィリピン―中国製キャンディーで食中毒
小学生23人が中国製ミルクキャンディーを食べ嘔吐などして入院。

■7月:江蘇省州市―社員弁当で集団食中毒
外資系企業で集団食中毒事件が発生、11人が入院。

■6月:国質検総局、過去半年間の違法食品2万3000件摘発
2006年12月からの半年間に、2万3000件に上る違法な食品加工行為を摘発と発表。

■4月9日:黒龍江省ハルピン市―毒物混入による集団食中毒
医学研究院で200人規模の食中毒、故意の毒物混入事件と判明。

<2006年以前>
■2006年10月:広西チワン族自治区百色市―インスタントラーメン中毒
小学生31人が入院。

■2004年5月:湖南省岳陽市―インスタントラーメン中毒
中学生25人が入院。

■2003年8月:安徽省阜陽市―インスタントラーメン中毒
幼稚園児1人が死亡、小学生1人幼稚園児1人が入院。製造過程での殺鼠剤混入が原因か。(翻訳・編集/愛玉)
http://www.recordchina.co.jp/group/g13419.html


 これは、製造時の品質管理などと言う問題ではなく、「売れれば良い」と言う守銭奴根性の製造者が蔓延していることを物語る。そのような国へ企業進出しようとする人々の考えが、私にはどうしても理解出来ない。
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