外国人観光客が多数我が国を訪れて、日本の風物を楽しみ、理解を深めてもらうのは嬉しいことである。また、学術交流や技術交流で、訪日する人々も大いに歓迎したい。だが、犯罪者はお断りだ。
11月20日から新規に訪日する外国人の指紋採取と顔写真撮影が始まった。読売新聞がその様子を伝えている。
来日外国人の指紋採取義務化、初日は全国各地でトラブル
改正出入国管理・難民認定法の施行で、新たに来日する外国人が指紋採取と顔写真撮影に応じることが義務づけられた20日、各地の空港や港で、指紋が採取できないなどのトラブルが相次いだ。
博多港では午前8時ごろ、韓国・釜山からの数十人の団体客が入国審査を受けた際、指紋採取にトラブルが発生したため、4人の指紋採取を断念、旅券審査などを行った上で、入国を許可した。
福岡入国管理局博多港出張所は「高齢の方で指紋が読み取りにくくなり、採取できなかった」としている。
また、富山港では5台ある指紋採取用の機器のうち1台が不調となり、使用を中止した。
法務省入国管理局によると、新たな指紋審査によって強制送還や退去命令を受けた外国人はいないという。一方、法務省前では人権団体のメンバーら約70人が新たな入国審査制度の廃止を訴えた。
(2007年11月20日21時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071120i214.htm
何事も、最初はトラブルに見舞われる。だが、それは克服可能だ。加えて偽札発見器で日本は世界一の技術を持っているように、指紋採取器も短期間でどんどん進歩させると想像する。同時に、入管ソフトウエア技術も向上させて欲しい。
911事件の後、米国では訪米回数に係わらず、外国人全てに対し指紋採取とチエックを行っているが、入管手続き時間が長くなるだけで特にトラブルは起きていなかった。私も4回程、人差し指の指紋採取をされ、写真撮影された経験がある。
虹彩識別による方法は、指紋識別よりも精度が高いが、識別器の準備やデータ蓄積になお時間を要すると思う。
今回の入管方式変更で、早速問題外国人が見つかったようだ。
入管指紋採取でブラックリストと一致、5人の入国認めず
改正出入国管理・難民認定法の施行初日の20日、来日外国人に義務づけられた指紋採取の結果、5人について、入国が認められない「ブラックリスト」の人物の指紋と一致したことが明らかになった。
過去に日本から強制送還となり、偽造パスポートなどで入国しようとした人物が大半と見られる。法務省入国管理局は1人を強制送還とし、4人に退去命令などを出す方向だ。
リストは、〈1〉国際刑事警察機構(ICPO)と日本の警察が指名手配した約1万4000人〈2〉不法滞在するなどして強制送還となった約80万人――らの指紋のデータが含まれている。
改正入管法の施行に伴い、成田、関空両空港や大阪港などで新たな入国管理が実施され、このうちの5人の指紋がブラックリストと一致した。
一方、各地の空港や港などで指紋が採取できないなどのトラブルが相次いだ。
博多港では、韓国・釜山からの数十人の団体客が入国審査を受けた際、指紋採取にトラブルが発生したため、4人の指紋採取を断念、旅券審査などを行った上で、入国を許可した。福岡入国管理局博多港出張所は「高齢の方で指紋が読み取りにくくなり、採取できなかった」としている。
法務省入国管理局によると、指紋が採取できなかったケースは博多港、成田空港、中部国際空港などで計21件あった。また、富山港では5台ある指紋採取用の機器のうち1台が不調となり、使用を中止した。
(2007年11月21日3時9分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071121i401.htm
「ブラックリスト」と照合して、入国を認められなかった外国人の国籍が明示されていないが、大凡どの国かは想像がつく。トラブルのある中で、最初からこうした成果を挙げることは結構な話ではないか。
(参考)
外国人の指紋採取方式導入
11月20日から新規に訪日する外国人の指紋採取と顔写真撮影が始まった。読売新聞がその様子を伝えている。
来日外国人の指紋採取義務化、初日は全国各地でトラブル
改正出入国管理・難民認定法の施行で、新たに来日する外国人が指紋採取と顔写真撮影に応じることが義務づけられた20日、各地の空港や港で、指紋が採取できないなどのトラブルが相次いだ。
博多港では午前8時ごろ、韓国・釜山からの数十人の団体客が入国審査を受けた際、指紋採取にトラブルが発生したため、4人の指紋採取を断念、旅券審査などを行った上で、入国を許可した。
福岡入国管理局博多港出張所は「高齢の方で指紋が読み取りにくくなり、採取できなかった」としている。
また、富山港では5台ある指紋採取用の機器のうち1台が不調となり、使用を中止した。
法務省入国管理局によると、新たな指紋審査によって強制送還や退去命令を受けた外国人はいないという。一方、法務省前では人権団体のメンバーら約70人が新たな入国審査制度の廃止を訴えた。
(2007年11月20日21時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071120i214.htm
何事も、最初はトラブルに見舞われる。だが、それは克服可能だ。加えて偽札発見器で日本は世界一の技術を持っているように、指紋採取器も短期間でどんどん進歩させると想像する。同時に、入管ソフトウエア技術も向上させて欲しい。
911事件の後、米国では訪米回数に係わらず、外国人全てに対し指紋採取とチエックを行っているが、入管手続き時間が長くなるだけで特にトラブルは起きていなかった。私も4回程、人差し指の指紋採取をされ、写真撮影された経験がある。
虹彩識別による方法は、指紋識別よりも精度が高いが、識別器の準備やデータ蓄積になお時間を要すると思う。
今回の入管方式変更で、早速問題外国人が見つかったようだ。
入管指紋採取でブラックリストと一致、5人の入国認めず
改正出入国管理・難民認定法の施行初日の20日、来日外国人に義務づけられた指紋採取の結果、5人について、入国が認められない「ブラックリスト」の人物の指紋と一致したことが明らかになった。
過去に日本から強制送還となり、偽造パスポートなどで入国しようとした人物が大半と見られる。法務省入国管理局は1人を強制送還とし、4人に退去命令などを出す方向だ。
リストは、〈1〉国際刑事警察機構(ICPO)と日本の警察が指名手配した約1万4000人〈2〉不法滞在するなどして強制送還となった約80万人――らの指紋のデータが含まれている。
改正入管法の施行に伴い、成田、関空両空港や大阪港などで新たな入国管理が実施され、このうちの5人の指紋がブラックリストと一致した。
一方、各地の空港や港などで指紋が採取できないなどのトラブルが相次いだ。
博多港では、韓国・釜山からの数十人の団体客が入国審査を受けた際、指紋採取にトラブルが発生したため、4人の指紋採取を断念、旅券審査などを行った上で、入国を許可した。福岡入国管理局博多港出張所は「高齢の方で指紋が読み取りにくくなり、採取できなかった」としている。
法務省入国管理局によると、指紋が採取できなかったケースは博多港、成田空港、中部国際空港などで計21件あった。また、富山港では5台ある指紋採取用の機器のうち1台が不調となり、使用を中止した。
(2007年11月21日3時9分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071121i401.htm
「ブラックリスト」と照合して、入国を認められなかった外国人の国籍が明示されていないが、大凡どの国かは想像がつく。トラブルのある中で、最初からこうした成果を挙げることは結構な話ではないか。
(参考)
外国人の指紋採取方式導入
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