陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

台湾高速鉄道(台湾新幹線)が全面開通

2007-03-03 14:54:14 | 台湾関係
 今年1月5日に開業した台湾高速鉄道(台湾新幹線)の残り部分が運転開始となった。旧来の特急「自強号」では4時間掛かっていたのが、1時間半で行けるから、台北ム高雄間は日帰り出来ると言う。

----------(引用開始)

台湾新幹線が全面開通
3月2日16時12分配信 産経新聞

 【台北=長谷川周人】台湾高速鉄道(台湾新幹線)の遅れていた台北-板橋(台北県)間(約7キロ)が2日開通し、台北-左営(高雄市)間(345キロ)の全線で営業運転に入った。

 日本の新幹線技術が海外で初採用された高速鉄道は南北の大動脈を最短90分で結び、台湾の交通地図を大きく塗り替えた。

 台北の隣駅の板橋(台北県)から左営までは1月に開通している。安全性への危惧(きぐ)が指摘されたが、運転本数を当初計画の4分の1程度に抑えるなどして、人の移動が急増する春節(旧正月)の大型連休も乗り切り、安全面でいまのところ大きな混乱は起きていない。

最終更新:3月2日16時12分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000033-san-int

---------(引用終り)

 ウィキペディアには、路線図などが示されているが、台北よりも東に伸びて「南港」まで、また左営から少し南の高雄まで伸ばす予定のようだが、開業日は未定。更に、車輛情報もある。

 陳水扁総統は、年初に台湾高速鉄道に試乗し、率直に日本の新幹線技術輸出の成功を褒め称えた。

 中共でも、今年1月下旬から<はやて>型CR2H高速車輛(川崎車輛より導入)を上海南駅ム杭州駅(171km)及び上海駅-南京駅(303km)で走らせているが、こちらは160km/毎時で運転中。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070128/chn070128001.htm

 例によって、自国で開発した車輛と言っているのが笑止である。兎に角、中共は様々な技術導入、ODA資金供与を受けているのに、日本のおかげとか、日本の技術の良さを述べる事が全く無い。技術流出させたJR東日本も、馬鹿な事をしたものだ。

 韓国は、2004年4月からフランスTGV技術(アルストム社)を導入して、「京釡高速鉄道(KTX)」を暫定的に走らせている。ソウルー釡山間223.6kmを2時間40分で繋ぐが、専用路線は一部のみで平均時速は90km/毎時以下である。在来線に高速鉄道を走らせるから、当然無理が生じる。

 定時運行率は91%で、部品補給率が悪く故障も多いとの事。アルストム社のサポートは、2006年3月で終了しているから、部品を自己調達しなければならず、他編成の列車から部品を外して利用しているとの話がある。運行をしている韓国鉄道公社の赤字は、1兆6770億円に達すると言う。以上はウィキペディアを参照した。

 もし、日本の新幹線技術を韓国が総合的に導入していたら、1時間半も掛からないで同区間を走らせる事が出来たであろう。だが、導入しても自国技術だと言い張るはずだし、万一事故が起きたら、「謝罪と弁償」を強く求められるので、あの国へは輸出しない方が良いと思う。時間が経つと、コピー技術輸出されて、気分を害するだけだ。
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