3月23日の午前7時30分頃、福島県太平洋岸近傍で連続して2回、震度5強の強震があり、更に午後7時頃にも同じ場所近くを震源とする強震があった。1日3回も震源の近い強震が起きているのは、東北関東大地震の余震と思われるのだが、福島第一原発に影響しないことを祈るばかりである。
3・11大震災では、当地も震度5強であったが、その後震度3程度の余震は20回以上もあり、何時も揺れているような錯覚に陥る。次第に地震ボケ状態となりそうだ。
さて、3・11大地震の揺れは、首都圏にも大きく影響したが、江戸川河口に近い千葉県浦安市では、湾岸埋立地が液状化 し、上下水道とガス管が寸断されて大変な状態になっている。<東京ディズニー・シー>(現在営業停止中)に隣接するこの新興市街地には、JR京葉線の「新浦安駅」が設置され、順天堂大付属病院もあったはずだ。都市計画地域だけに、道は広々とし、豪華な高層マンションが幾つも建てられている。
読売新聞によると、
湾岸の人気タウン・浦安、液状化の三重苦
東日本巨大地震で液状化被害を受けた千葉県浦安市では、埋め立て地の中町、新町地区でライフラインの途絶が続き、震災発生11日の今も、断水と下水道使用制限、ガス供給停止の「三重苦」を抱える地域がある。
市は、上下水道や道路などの被害額を約734億円と推計。高級住宅地として人気を集めてきた街は、波打つ道路、傾いた住宅と電柱、数え切れない地割れや陥没と、痛々しい姿をさらけ出している。
◆給水所に行列◆
断水と下水道の使用制限があった高洲地区では連日、給水所に長蛇の列が作られた。同地区のマンション6階に住む児玉恭子さん(44)はポリタンクを手に、「給水所を往復するのは重労働。夜間に仮設トイレへ行くのも怖いし、寒い。毎日、水と食料の心配ばかり」とこぼした。
東京湾埋め立てで市域を4倍に広げた市では、液状化被害は予測されていた。今回、被害範囲は想定より小さかったものの、市面積の4分の3に及んだ。市によると、21日現在、液状化により水道は約4000戸で断水、下水道は約1万1900世帯で使用を制限、ガス供給の停止は約5800件に上っている。
下水道の復旧が特に難航している。市によると、損傷箇所には、余震によって新たに泥土や水が流れ込むため、いまだに被害の全容がつかめないという。すべての下水管をチェックした上での完全復旧には長期化が予想されている。
◆各地に泥の山◆
街中に積み上げられている泥土の山も、「重く、硬く、粘る。際限がない」(34歳男性)と頭の痛い問題。21日は雨となり、ボランティアらによる撤去活動は中止となった。入船地区の吉田朝子さん(53)は「水分を含むとヘドロ臭く、乾くと黄砂のように飛び、室内にも入り込む。マスクがないと生活できない」と顔をしかめた。
市によると、市内の幹線道路上の泥土は21日までにほぼ撤去され、残っているのは住宅地の生活道路周辺だけとなった。しかし、各所の集積所で回収した後の処理はめどが立っていない。県廃棄物指導課によると、民間事業者にコンクリートやアスファルトの材料として引き取ってもらうか、廃棄物として最終処分場に引き渡すことが想定されているという。
◆治安に不安も◆
生活環境の悪化で、親類宅などに避難する住民が増え、留守中の空き巣対策など治安の維持も重要課題となってきた。市によると、21日現在では2件にとどまっているが、今後、帰宅した住民による発見で被害件数は増加するとみられている。市は24時間体制で防犯車両を巡回させ、ボランティアも拡声機やチラシ配布で注意を呼びかけている。
今川地区の会社経営男性(58)は、14年前に9000万円で購入した約50坪の洋風住宅について、専門業者に被害調査を依頼することにした。「自慢じゃないが、千葉リーヒルズと言われた高級住宅街。それが今では廃虚の街並み。地価の暴落は避けられない」と肩を落としていた。
この苦境に、被害の少なかった元町地区の住民もボランティア参加などで支援に乗り出し始めた。堀江地区の阿部勉さん(48)は言う。「新住民と旧漁師町という色分けをされるが、同じ浦安市民。一緒に乗り切れば一つになれる」(大須賀軒一)
(2011年3月22日09時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00122.htm
上水道は比較的早く元に戻るのだろうが、下水道修復には、長い期間を要するだろう。年寄りには大変な生活負荷が掛かる。東北被災地域に負けないで、こちらの住民もどうか頑張って欲しい。
3・11大震災では、当地も震度5強であったが、その後震度3程度の余震は20回以上もあり、何時も揺れているような錯覚に陥る。次第に地震ボケ状態となりそうだ。
さて、3・11大地震の揺れは、首都圏にも大きく影響したが、江戸川河口に近い千葉県浦安市では、湾岸埋立地が液状化 し、上下水道とガス管が寸断されて大変な状態になっている。<東京ディズニー・シー>(現在営業停止中)に隣接するこの新興市街地には、JR京葉線の「新浦安駅」が設置され、順天堂大付属病院もあったはずだ。都市計画地域だけに、道は広々とし、豪華な高層マンションが幾つも建てられている。
読売新聞によると、
湾岸の人気タウン・浦安、液状化の三重苦
東日本巨大地震で液状化被害を受けた千葉県浦安市では、埋め立て地の中町、新町地区でライフラインの途絶が続き、震災発生11日の今も、断水と下水道使用制限、ガス供給停止の「三重苦」を抱える地域がある。
市は、上下水道や道路などの被害額を約734億円と推計。高級住宅地として人気を集めてきた街は、波打つ道路、傾いた住宅と電柱、数え切れない地割れや陥没と、痛々しい姿をさらけ出している。
◆給水所に行列◆
断水と下水道の使用制限があった高洲地区では連日、給水所に長蛇の列が作られた。同地区のマンション6階に住む児玉恭子さん(44)はポリタンクを手に、「給水所を往復するのは重労働。夜間に仮設トイレへ行くのも怖いし、寒い。毎日、水と食料の心配ばかり」とこぼした。
東京湾埋め立てで市域を4倍に広げた市では、液状化被害は予測されていた。今回、被害範囲は想定より小さかったものの、市面積の4分の3に及んだ。市によると、21日現在、液状化により水道は約4000戸で断水、下水道は約1万1900世帯で使用を制限、ガス供給の停止は約5800件に上っている。
下水道の復旧が特に難航している。市によると、損傷箇所には、余震によって新たに泥土や水が流れ込むため、いまだに被害の全容がつかめないという。すべての下水管をチェックした上での完全復旧には長期化が予想されている。
◆各地に泥の山◆
街中に積み上げられている泥土の山も、「重く、硬く、粘る。際限がない」(34歳男性)と頭の痛い問題。21日は雨となり、ボランティアらによる撤去活動は中止となった。入船地区の吉田朝子さん(53)は「水分を含むとヘドロ臭く、乾くと黄砂のように飛び、室内にも入り込む。マスクがないと生活できない」と顔をしかめた。
市によると、市内の幹線道路上の泥土は21日までにほぼ撤去され、残っているのは住宅地の生活道路周辺だけとなった。しかし、各所の集積所で回収した後の処理はめどが立っていない。県廃棄物指導課によると、民間事業者にコンクリートやアスファルトの材料として引き取ってもらうか、廃棄物として最終処分場に引き渡すことが想定されているという。
◆治安に不安も◆
生活環境の悪化で、親類宅などに避難する住民が増え、留守中の空き巣対策など治安の維持も重要課題となってきた。市によると、21日現在では2件にとどまっているが、今後、帰宅した住民による発見で被害件数は増加するとみられている。市は24時間体制で防犯車両を巡回させ、ボランティアも拡声機やチラシ配布で注意を呼びかけている。
今川地区の会社経営男性(58)は、14年前に9000万円で購入した約50坪の洋風住宅について、専門業者に被害調査を依頼することにした。「自慢じゃないが、千葉リーヒルズと言われた高級住宅街。それが今では廃虚の街並み。地価の暴落は避けられない」と肩を落としていた。
この苦境に、被害の少なかった元町地区の住民もボランティア参加などで支援に乗り出し始めた。堀江地区の阿部勉さん(48)は言う。「新住民と旧漁師町という色分けをされるが、同じ浦安市民。一緒に乗り切れば一つになれる」(大須賀軒一)
(2011年3月22日09時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00122.htm
上水道は比較的早く元に戻るのだろうが、下水道修復には、長い期間を要するだろう。年寄りには大変な生活負荷が掛かる。東北被災地域に負けないで、こちらの住民もどうか頑張って欲しい。
建築許可を出し、宅地土質調査までして高額な宅地用固定資産税まで徴収して、地質不良個所を販売許可を出したり、役所と業者の詐欺ではないか、勝手に土地を購入し、固定資産税もいらないのなら良いが、こんなことが世に許されるなのか、役所の者どもこの土地に皆で住みなさい!