陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

皇室の政治的利用に強く反対する

2009-12-12 11:11:46 | シナ・中共関係
 シナ・中共の習近平国家副主席が12月14日(月)から来日するが、彼はウィグル民族弾圧で活躍した冷徹な男だ。胡錦濤国家主席がチベット弾圧で名を挙げて最高権力者になったように、あの国は少数民族を痛めつけて治安維持に貢献するのが権力者への近道らしい。

 そんな習近平副主席にこの国へ来て貰いたくない気持なのだが、小沢/鳩山政権が画策しての来日計画が着々と進行。国賓としての処遇なのではなく、単なる外国人招聘なのだと想像する。一方、シナ・中共政府は、頭に乗って突然に今上陛下との面会を要求、小沢一郎幹事長はこれを唯々諾々と受けて、鳩山<ピエロ>首相に実現を指示した。

 今上陛下が健康状態に優れておられないのは国民の広く知る所である。当然、宮内庁は面会を拒絶した。が、小沢/鳩山はゴリ押しを重ねて、遂に15日に異例の形で面談が行われると発表があった。私は、この面会に強く反対する。小沢は、自負する通り、人民解放軍野戦司令官の機能を遺憾なく発揮しつつある。

 
「悪しき前例」 天皇陛下面会の一カ月ルールを逸脱した官邸のごり押し
2009.12.11 21:38

 中国の胡錦濤国家主席の最有力後継者候補とされる習近平国家副主席の14日からの来日に合わせ、鳩山由紀夫首相は特例的に天皇陛下との会見ができるよう自ら動いた。中国政府のメンツに配慮した格好だが、「政治主導」という名のもとでの「天皇陛下の政治利用」だとの批判が出ている。

 中国政府が日本側に会見を要請したのは11月下旬。外務省は希望日の1カ月前までに申請する「1カ月ルール」を理由に断ったが、首相は今週初め、平野博文官房長官に「何とかならないか」と調整を指示した。

 平野氏は今月7日と10日の2度にわたって宮内庁に電話をかけ、会見実現を要請したという。その背景には、小沢氏一郎幹事長から首相への働きかけがあったとされる。首相自身は11日夜、記者団に「小沢氏から指示があったわけではない」と否定したが、関係者によると、小沢氏は8日ごろ、首相に電話で「会見はやらないとだめだ」と申し入れたという。

 首相はまた、陛下が前立腺がんの手術を受けられた後は厳格に運用されてきた「1カ月ルール」については「杓子(しゃくし)定規でダメだということで国際親善の意味で正しいのか」と疑問を示した。

 一方、宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、「心苦しい思いで陛下にお願いした。こういったことは二度とあってはほしくないというのが私の切なる願いだ」と表明。「国の間に懸案があったら陛下を打開役にということになったら、憲法上の陛下のありようから大きく狂ってしまう」と懸念を示した。

 日本には「天皇陛下の政治利用」をめぐり、苦い経験がある。

 宮沢内閣は平成4年、天皇、皇后両陛下ご訪中を決めた。当時の中国は天安門事件による国際制裁や国家イメージの悪化にあえぎ、両陛下のご訪中を度々要請しており、それに押し切られた形だ。ご訪中について、中国の銭其●(=王へんに深のつくり)元外相は回想録で「西側の制裁を打ち破る最も適切な突破口になった」と、その政治的効果を評価した。ご訪中は中国に政治利用されたのだ。

 今回の措置について、百地章・日大教授(憲法)は「明らかに陛下の政治利用そのものだ。1カ月ルールには、ご接見される陛下ご自身にも準備が必要だという理由もある。あしき先例になりかねない」と語る。

 小沢氏ら民主党議員143人の訪中など、鳩山政権は対中傾斜を強めている。しかし、中国に特例を認めたことで今後、他国からも特例を求められかねない。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091211/stt0912112141015-n1.htm


 対米交渉では、「ぶらかし」戦術を取って先延ばし回答をし、見事に日米同盟へ深い亀裂を生じさせた鳩山<ピエロ>首相だが、シナ・中共の要求には即応するこの姿勢、最早この国はシナ・中共の自治共和国に成り果てた。
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