Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

強運・・・(北の大地を行く/2009)⑦

2009年08月25日 | Weblog

旅館「二美喜」の窓を通して、激しく雨が降っているのが分かる。激しい雨は明け方まで続いた。5時ころ一旦目を覚ましたけれど、この雨では・・・と思って、また布団の中にもぐりこんだ。
暫くしてTVのスイッチをいれ、天気予報を見てみたら案外早く回復しそうなことが分かった。朝食後皆で相談の結果、出発を1時間を遅らせて9時とすることに決めた。

8時ころには雨は小雨状態となり、9時には霧雨程度になった。昨日濡れた衣類や靴はボイラー室にいれておいたお陰でスッカリ乾いている。道路はそれでもシッカリ濡れているだろうから、とカッパは上下とも付けて出た。
予定通り9時、開陽台をめざして旅館を出た。雨はやんでいて路面からのしぶき以外、もう濡れることはなさそうだ。
途中給油のために立ち寄ったスタンドで尋ねたら、開陽台はガスって見通しが利かないという。そこで急遽行き先を変更、摩周湖へ行くことにした。

摩周湖へ近づくにつれ、雲が切れて少し青空が覗きだした。11時半摩周湖到着。何という強運、霧で有名な摩周湖は全体が見通せるばかりか、この辺りだけ所々青空が見え薄日さえさしてきた。今朝方の根室の激しい雨が信じられない!

         
         
         

お昼は近くのレストラン「摩周」で漬け麺ソバなるものを食したが、これはあまり頂けなかった。やはりソバは甘辛の濃い汁でないと・・・^^;

食後は阿寒湖へ向かい、2時半湖畔のアイヌコタンの村到着。アイヌの民芸品を並べた小さな店が軒を連ねている。アリゾナ州のインディアン居留地を思い出す。どこの国でも先住民は隅のほうに追いやられて、観光客相手に土産物などで細々そ生計をたてている。うらぶれて何となく物悲しいアイヌコタンの村だ。
阿寒湖の周囲はホテルや旅館に占領されていて、建物が壁になって道路からは湖が全く見えない!湖の眺望は誰のものでもないのに、こういうかたちで一般の視界を遮るのは如何なものだろうか・・・
阿寒湖にはもう二度と来たくない!

         
         

1時間ほど散策してからアイヌの村に別れを告げ、道内最後の宿泊地帯広に向かった。4時半ホテル到着。例によって慌しくシャワーを浴びたあと、夕飯を食べに街に出た。飲み屋で軽く呑みながら腹ごしらえを済ませ、六花亭で和菓子とコーヒーのデザートを楽しんだ。

表通りが、突然いやに賑やかになったと思ったら、お祭りの御輿が!帯広は夏祭りだ。裏通りは屋台と模擬店でびっしりうずまっている。
花火の音も聞こえてきたが、酒も入って歩くのが億劫になったので、オジンさんと二人だけ屋台でもう一杯焼酎を引っ掛けてからホテルに戻った。