Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

外川

2008年05月19日 | Weblog
前日(17日・土曜日)はサイクリングでやや疲れたので、今日(日曜日)は楽してバイクに乗って景色を見に行くことにした。 昨日は初夏のような日差しだったから、朝の予報で気温が低めだった房総の海沿いを目指した。

R295で成田空港の中を横切ると、あとは道なりに埴輪通りを行けば、わずか50キロほどで九十九里に着いてしまう。のんびり走るつもりなので、細い県道30(ビーチライン?)に出て北へ向かった。
旧道だから海岸沿いをくねくね曲がって進み、古びた町並みが所々現れる寂しいコースだ。喉が渇いたので、気の利いたコーヒー・ショップでもないかと思ってキョロキョロしながら走ったが、それは無理。
ショボクレた○○食堂やXX民宿くらいしか見当たらない。諦めてそのまま走り続けたら飯岡漁港に着いてしまった。
飯岡では知らぬ間に、漁港の一角にトイレ休憩ができる公園が出現し、岸壁では釣りを楽しむ人で賑っていた。公園にバイクを止めて小休止。嘗て子供達を遊ばせた断崖の下辺りを眺めながら、随分変わったなあ・・と暫し感慨にふける。

いつもはそこから犬吠崎に出るのだが、今日は手前の外川漁港へ下りてみた。外川は崖にへばりつくようにしてある急坂の小さな旧い町である。
乙川優三郎の小説には銚子を舞台にした時代物が多いが、遊郭や飲み屋があった外川の名前も良く出てくる。
途中に大杉神社という古びた神社があったので、急な階段を上まで登ってみた。今にも朽ち果てそうな社の隅に、場違いに新しい源俊頼の歌碑があった。町興しのために観光客でも呼び込もうとしたのだろうが、何の効果もなさそうだ。

そこから海沿いに少し走ると長崎海岸(海水浴場)にでる。手前に「水郷筑波国定公園。霞石の採取禁止」の石碑。知らなかった。
近くに地元のお年よりがいたので、訊いてみたら「今はもう石を持ち出す人なんかいねえし、何も禁止になんかなってねえだよ」とのこと。ついでに、岩場で何か採っている人がいるけれど何が採れるんですか、と訊いたら「何でも獲れるだよ」。カキは?「カキは海に潜らねば駄目だあ」・・・ごもっともです!(笑)





犬吠崎はパスして真っ直ぐいつもの君ヶ浜の駐車場へ。砂浜で、コンビニで買ったドーナツとソフト・ドリンクで軽いお昼。走っていると寒いくらいだったけれど、暫く薄日に当たっていたら暖かくなったので、早めに帰途に。たっぷり時間をかけてのんびり走った147Kmのショート・ツーでした。

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