カミサンが親しくしていた友人の一人が日曜日に亡くなった。肝臓癌を患って2年
ほど経つらしい。あまりくよくよしないタイプの人だったから、動けるうちは病を忘
れて旅行や食事会に積極的に出掛けていた。
去年の夏は、もうこれが最後かも知れないと、カミサンと二人で北海道を車で旅
してきた。その後も割と普通に過ごされていたようだったけれど、ついこの1、2
週間は元気をなくしたようで先週末急変し、救急車で病院へ運ばれて翌日亡くな
った。
彼女はどこかで覚悟を決めていたらしく、他人から同情されるのを嫌って友人か
らの電話やメールにも出たがらなっていた。カミサンは亡くなる数日前にメール
したが返事が来なかったと気にしていたけれど、彼女の心の中までは誰にもわ
からない。
この歳になれば親はとうの昔に亡くなり、親類縁者の死はごく当たり前の如く受
け入れられるようになったけれど、友人の死というのは心にポッカリ穴が開いた
ようでどうにも寂しくて敵わない。それも普段から着かず離れず付き合っていた
人が亡くなるとカラ元気も失せてしまう。
こんなに歳をとっても新しい友達はできるのだろうか・・・?自分次第なのかも知
れないけれど、若い時に知り合った仲間ほどお互いに心を開けるかどうかが問
題だ。
例えば地域の自治会の活動などを通じて知り合った人たちとは、ともだちとまで
は行かなくても知人としての付き合いはする。けれども「一杯やるか!」と云える
”友達”関係にはなかなかなり難い。そのような関係では、段々会う機会が間遠
になるにつれて会っても挨拶だけになり、偶に忘年会などの声が掛かっても参
加する人は極少数限られてしまう。そうなると音頭とりも力が入らずついにバラけ
て解散同然となる。
やはり年寄は、新しい友人を求めるのもいいが旧くからの友人を大切にすること
の方が肝心。歳をとるということは次第に寂しくなってゆくということでもあるのだ。
嗚呼・・・
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覚えていますか?昔しゴン太さんの会社の別荘に泊まりのツーリングをしたとき、大きな体をかがめて料理を作ってくれたべべパパさん。彼が最近愛猫を亡くして塞ぎこんでいます。動物でさえこの状態ですから、友人が亡くなれば相当の心の痛手です。しかしもう何人も知り合いが亡くなっていて、最近はしょうがないことと諦めています。
*べべパパさんのプログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/bbpapajp/MYBLOG/yblog.html