Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

逸材

2014年10月07日 | Weblog

                  

テニスの錦織圭選手が素晴らしい。二週連続でマレーシア・オープンと楽天ジャ
パン・オープンで優勝してしまった。・・・してしまった、という云い方も変だけれど、
日本人男子プレーヤーが世界の選手を相手に優勝するというのは、テニスとは
まるで縁がない我々にも信じ難いような快挙と映る。


これ以前に行われた全米オープンでも優勝一歩手前(準優勝)まで行っているか
ら、彼の実力は確かなものなのであろう。体格に劣る日本人でも世界に通用する
のだから、大したものである。


                                             

そんな折、5日・日曜日放送のNHK総合「めざせ!2020オリンピアン」は13才
の女子テニスの逸材、宮本愛弓さん(千葉県)だったから、つい最後まで観てしま
った。^^!


彼女はトップ・プレーヤーへの登竜門と云われる、全国選抜ジュニア選手権の女
子シングルス14才以下で今年優勝した逸材なのだという。彼女の練習風景は最
初チョッと変わっていて、野球のキャッチ・ボールから始まる。次はリフティングな
ど父親の考えたメニューに従って、体の基本的な筋肉を鍛え、それらが終わって
から初めてラケットを持つ。テニスの練習相手は元中学チャンピオンの兄で、彼女
より上背も体力も一回り大きい。


その宮本さんを女子プロの杉山愛選手が観にきてくれた。普通に練習する宮木
さんの動きをジッと観察していた杉山選手が指摘した気になる点は、良い時と悪
い時の差が大きい、つまりショットが安定していないということ。その原因はテイク
・バックが遅いからだと云う。

流石プロである、素人目には分らないけれど、スローモーション・カメラで動きを
追ってみると、確かに打ち返す前の腕の位置、構えにタメがないので、その分打
ったボールに威力がなく、相手に簡単に拾われてしまったり、相手が打ち返しや
すい所に行ってしまったりする。


しかし宮本さんもなるほど逸材である。弱点は自分でも既に認識していて、杉山
選手の指摘で自分の動きの修正に入ると、みるみるショットが良くなり、ボール
の打音が力強く変化してくる。


2時間ほど指導をした後、杉山選手はもう一つ気になる点を指摘した。それは積
極的に前に出ることをしないから、みすみす相手を打ち負かす折角のチャンスを
見逃しているのだと云う。世界のトップ・プレーヤーは相手のホンの僅かなミスや
油断を鋭く突いてくる。だから相手のボールが返ってくるの待っているのではなく、
常に積極的に前に出て自分を有利に導かなければならないという。


うーむ、逸材と言えども、世界に通用するようになるには、まだまだ厳しい試練が
待っているようである。^^!


                     



最新の画像もっと見る

コメントを投稿