Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

深大寺

2008年07月02日 | Weblog

東京・多摩地区の住人にとっては馴染みのある有名なお寺である。門前町のあちこちでたべさせる深大寺蕎麦も有名で、なんでも350年からの歴史があるとか。

週末の梅雨の晴れ間を利用して何十年ぶりかで出かけてみた。何しろ前回来たのは若いころで、もう忘れるくらいの大昔だから周囲はすっかり様変わりしてい、かろうじて寺の周囲の鬱蒼とした緑だけが昔の記憶を少しだけ呼び覚ましてくれる。
バス停から山門までの150mほどを行く間にも、やたら「そば」の看板が目に付く。山門近くの土産物屋では七夕の飾りつけが始まっており、静かな中でそこだけ華やかな雰囲気になっているが、浅草のようなけばけばしさがないのがいい。

山門をくぐって広々とした本堂の前にでると左手にナンジャモンジャの木があり、その脇の階段を上がると本堂より更に立派な元三大師堂がある。東京では浅草寺に次いで古いというだけあって、いかにも存在感がある。堂の周り廊下の下で猫が一匹死んだように眠りこけていた。平和そのものだ・・・
元三大師堂の左手やや下がったところに重要文化財「釈迦如来椅像」があり、ガラス張りの建物の中に収まっている。像の前でオジサンがひとり手を合わせて長いこと動かない。一体なにを拝んでいるのだろうか。
昔だったらそんな人を見ても何とも思わなかったに違いないのに、何となく奇異に感じる。日本ではもう信心の時代じゃあないんだなあと、つくづく思う。

寺の敷地は「はけ(崖線)」下にあり、裏手は一段高くなった平地になっていて広大な神代植物園と接している。深大寺を訪ねたらその足で必ずここも訪ねてみたい。
(つづく)

     

     

     

     

     

     

     

     


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