2014アカデミー賞の授賞式をTVで観た。作品賞:スティーブ・マックイーン監督
「それでも夜は明ける」、主演男優賞:マシュー・マコノヒー「ダラス・バイヤーズ・
クラブ」、主演女優賞:ケイト・ブランシェット「ブルージャスミン」、監督賞:アルフォ
ンソ・キュアロン「ゼロ・グラビティー」(ゼロ・グラビティーは視覚効果賞、録音賞、
作曲賞、編集賞、撮影賞など総嘗め)、助演女優賞:ルピタ・ニョンゴ「それでも
夜は明ける」、助演男優賞:ジャレッド・レト「ダラス・バイヤーズ・クラブ」、脚本賞:
スパイク・ジョーンズ「her世界でひとつの彼女」
最近あまり映画館に行っていないが、これらの映画は是非観てみたいと思った。
それにしても、あちらの方々の受賞の挨拶、司会者との間の受け答え、関係者
への感謝の気持、など等どれをとっても洗練されていて嫌味がなく、当に自信に
溢れた大人の世界の会話だと感心してしまった。残念ながら殆どの日本人には
真似のできないスマートさであり、人間的なレベルの違いを見せつけられた様な
気がする。
他にも、ヨーロッパにはカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際
映画祭ほか、英アカデミー賞、仏セザール賞そして日本アカデミー賞などいろい
ろあるけれど、何と言ってもアメリカのアカデミー賞はハリウッドの名前と共に日
本人には馴染みがあって華やかである。
こういう場面を観ていると、つい日本人を代表すべき為政者たちの起ち居振舞
いを比較してしまう。外国人、特に欧米人と接する時の意味不明の笑い顔は英
語が喋れないことのカモフラージュだろうか、いかにも自信なげで卑屈にみえる。
これで彼等と対等な折衝ができるのだろうか・・・甚だ心もとない。
英語なんかできなくても通訳を介して言いたいことをシッカリ伝えれば済むことな
のに、意味もなくニヤニヤしながら握手なんかしていると、交渉術に長けた欧米
人相手では、最初から呑まれてしまう。
同じ東洋人でも中国や韓国の要人の方がよっぽどドッシリ構えていて隙がない。
日本人の政治家(屋)が世界中で最も国際化に遅れているダメな種族である。
困ったもんだ・・・!
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