Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

藤沢修平

2008年04月23日 | Weblog
                            

竹光始末から始めて、時雨のあと、用心棒日月抄、冤罪、橋ものがたり、そして現在密謀(上・下)を読んでいる。面白くて、我ながらのめり込んでいるという感じ。通勤の車内、ローカル駅での待ち時間が苦にならない。これまでは日経を持ち歩いていたけれど、
今は新聞は朝トイレでチラッと目を通すだけ(笑)・・・暫く新聞取るの止めようかしらん。。。。

                          

「密謀」は、権力の座が信長から秀吉に移って天下統一の夢が実現し、やがて家康へと進む時代の流れを上杉景勝とその家臣直江兼続の目を通して生き生きと描かれている。人間の心の機微が手にとるように解り、この時代の武将たちの生き様はこのようなものであったろう素直にうなづける。
こういう本を読むと、学校で教わった歴史という教科は何とつまらない無味乾燥なものだったかと思えてしまう。年代とその時代に何があったか、といったふうなことばかり丸暗記させられた記憶があり、「歴史」にすっかり興味を失ってしまったけれど、こういう本を読んでいるとその時代の流れや背景がごく自然に理解できて面白い。改めて時代小説の作家に敬服!

                   
   
陳舜臣の三国志も息をつかせぬ面白さで読んだ。こういう長編の時代小説を書く作家さんは一体どれくらい膨大な資料を集め、勉強しているのだろうか。豊富な知識と構想力には舌を巻くばかりである。
司馬遼太郎の街道を行く(読みかけ、12巻まで)も読んでいるけれど、やはりその知識の豊富さと洞察力には唯ただ敬服するのみ。凡人の想像をはるかに越えた違う世界なのだという気はする。きっと彼らの脳ミソには我々の何百倍、何千倍もシワシワが寄っているにちがいない・・・

                    

脱帽!!

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2 コメント

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Unknown (Jin)
2008-05-02 18:25:21
陳舜臣は正調三国志でたしか道教が基本でだったよね。
関羽や張飛の武勇のくだりは少なかったのでは?

吉川英治は講談調だから面白い。
まあ、どっちもいいけど。

竜馬が行く、徳川家康 は?
ハードカバーならあるよ。
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Unknown (Ed)
2008-05-03 07:58:01
Jinさんの博識、記憶の確かさには何時も感心させられる。
先日は本を何冊もお貸しくださり、ありがとう!今はそれらを読んでます。読書に目覚めたので(・・今頃・・^^!)出かけるときは必ず単行本場バッグに入れてます。
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