Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

玄鳥

2011年08月09日 | Weblog

藤沢周平の「玄鳥」を読んだ。山本周五郎に次いで大好きな作家である。時代小説はやはりその当時の人々の考え方、言葉使い、時代背景や慣習などを彷彿とさせるようなものでなければ面白くない。

こういう作品を読んでいると、NHKの大河ドラマ「江~姫たちの戦国」なんてバカバカしくて観てられない。着物を着た戦国の世に生きる人達が現代語を喋り、女性たちが面と向かって最高権力者にたてつくような言葉を吐くなんて・・・あり得ない! Edにはナンセンス映画そのもので、TVは一回目のサワリを観ただけで以後一度も観ていない。

「玄鳥」はツバメの巣の扱いをめぐる些細な日常の変化を象徴的に捉え、主人公「路」の身の回りに起こる様々な出来事を通して無情な時の流れを描いた短編で、何事もなく過ごしている今の我々の日常も二度と戻ることはない時の流れの中にあることを思い起こさせてくれる。藤沢作品も読んでいない作品がまだまだ沢山あるからこれからも楽しみである。

                                

ところで昨晩帰宅したら、元同僚のMTさんが送ってくれた桃が届いていた。朝、彼女からのメールで「信州へ行ったので皆さんに桃を送った」という連絡があったから、明日辺り届くものと思っていたら嬉しい誤算だった。ダンボール箱に大きくて立派な桃が沢山詰まっている。MTさんありがとう!遠慮なくいただきま~す(笑)

           



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