Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

長寿

2014年05月06日 | Weblog

                

大型連休中につき、トム・ハンクス主演の旧いアメリカ映画”グリーンマイル”を
TVのプレミアム・シネマで観た。1932年ごろの米ノースカロライナ州、コールド
マウンティンの死刑囚監房が舞台。


トム・ハンクス演じるポール・エッジコムは死刑囚収監署E棟の看守主任を勤め
ている。ある日大男の黒人死刑囚ジョン・コーフィがやってくる。ジョンは二人の
幼い少女を殺害した罪で収監されてきたのであるが、実は並外れた巨体に似
合わず、人殺しなど出来ない心優しい人物だったのである。


あるときジョンは身体に触れるだけでポールの重い病気(尿路感染症)を直して
しまう。この不思議な事実からポールはジョンが神から力を授かった特別な存在
ではないかと思い、彼を「電気椅子」に送ることは間違いではないかと悩み始め
る。


署長のハル・ムーアの妻が末期癌であることを知ったポールは、看守仲間の協
力を得てジョンを一晩外へ連れ出しハルの家を訪ねる。驚くハルを説得してジョン
を家に入れ、妻の病を治してしまう。


ジョンは大人しく再び監房に戻り、やがて死刑執行の日を迎える。ポールはジョン
が無実であることを知らされるが彼を救うことが出来ずに悩みつつ電気椅子に送
ってしまう。


                                           

歳月は流れ、ポールは108歳になったけれど健康で生き続け、コーフィを処刑
した罪によって神の罰を受け、家族や友人の誰よりも長生きさせられるのだと
信じている。かつてコーフィが命を救ってやった鼠のミスター・シングルスの異常
な長寿ぶりから、ポールは自分の死は遠い先にあると考えている・・・


                                           

この映画を観て、今の日本の長寿社会を思ってしまった。高齢者と云われる
我々大多数の人間は、もう十分生きたと思いつつ未だ健康で生き続けている。
今は気力、体力とも大きく落ち込み、興味や楽しみも少なくなってしまったのに
死ぬことはできない。


いつまでも生かされるといのは、やることがない我々普通の人間にとっては、何
だか天から罰でも受けているようにも思えてくる・・・(アセ、アセ!)


                     



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