Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

尊厳死

2014年11月10日 | Weblog

              

”自分が、もし不治の病に罹り医者から「あと余命いくばくも無い」と診断されたら、
あなたならどうしますか?”・・・と問われて即答できる人は殆どいない。


日本では一旦延命治療が為されてしまうと植物人間状態になっても装置を取り外
せば殺人罪に問われるので、患者が死を迎えるまで何年でもづっとそのままにし
て置かなければならない。まして医者が、家族や患者の希望に従ってその死期を
早めるような投薬や処置をすれば殺人罪になる。


尊厳死協会という組織がある。会員になっても、万一の場合医者に延命の為だけ
の治療をしないよう明確に意志表示ができる、というだけのことで、先日の米国人
女性のように医師の協力を得て自分で死を選ぶことまでは出来ない。


この先、生きていても治る見込みはなく、苦痛しか残らないという状態になったら、
Edは多分痛みを和らげるための治療以外はすべて断わり、自然にその時が訪れ
るのを待ちたい。


                                              

最近は(医師によっては)延命治療をするかどうか、予め本人と家族に相談するよ
うになってきているらしいから、日本の治療方針も少しは捌けてきたのかもしれな
い。そういえば、癌で亡くなったJinさんも、後で
奥さんから伺った話では、既に手
の施しようがないので、このまま何もしない方が良いと医者から云われたとのこと
だった。


死は自分だけの事ではなく、一緒に生きてきた家族や友人とも深く係わっている
のだから、どれほど苦しくても辛くても、死を選択するようなことは良くない、とある
人は云う。


それはしかし元気な今だから云えることで、自らが命の終末で酷い苦痛に四六時
中苛まれたら、誰でも”もう死にたい”と思うのではないだろうか・・・


つい先だって、義兄がウォーキング・クラブで出かけた2泊3日の旅先で、メンバー
の一人が寝てる間に突然死で亡くなったという話を聞いた。思わず”理想的な死
に方だ!”と云ったのだけれど、亡くなった方は未だ50代だったと云うからチョッと
早すぎたか・・・^^!


いずれその時は来るのだけれど、やはり出来る限り最後まで健康を保って、自然
なかたちでお迎えがくるのを待つというのが理想的であろう。


                     



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