Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

時の流れ

2013年12月10日 | Weblog

 

先週末の忘年会は六本木の「ワイン食堂ル・プティ・マルシェ」だった。場所は六
本木ヒルズの足元で、ライブドアの堀江貴文(ホリエモン)などが活躍していたマ
ネー・ゲーム全盛のころ大賑わいだったヒルズも、ミッド。タウンが出来てからは
嘗ての熱気は失ってしまったかのようで、クリスマス前だというのに静かなもの
である。

                                     

カミサンは一時ホリエモンに大いに期待するところがあったらしく、やめておけと
いうEdの忠告に逆らって、ライブドアに僅かながら投資
した。しかし案の定、その
後株価はみるみる下がり始めた。全損になるのを恐れたEdが、即売却したので、
半値だったけれど全損は免れた。^^!

あの頃はライブドアとか村上ファンドなど急成長を遂げた投資会社の若い経営者
が脚光を浴び、球団(楽天)やフジTVの株買い占めで話題をさらったけれど、老
練の財界や官憲に嫌われたか本当に法に触れたのか定かではないが、風説の
流布容疑で逮捕、有罪とされ、結局押しつぶされた格好だった。

考えてみれば、彼等若い投資家はマネー・ゲームで一晩のうちに億の金を掻き
集めるだけの優秀な頭脳は持っていたけれど、誰一人確固とした「志」とか自分
の「哲学」は持っていなっかったのではなかったろうか・・・

つまり金儲け至上主義であり、金さえあれば全て自由になると考えていたに違い
ない。それは取りも直さず、現在の経済一辺倒の日本を象徴しているようであり、
あのころから既に日本社会の崩壊が始まっていたのかも知れない。

将来を見据え、国や社会のあるべき姿を想像し、それを国民にヴィジョンとして示
すのが本来の政治家の使命であるのに、現在の日本にはそういう理想や高等な
思想を一切持たない「政治屋」衆団しか存在しない。哀しむべき時代になった。

新しいことは常に、荒廃したり混迷している「混沌」の世界から生まれてくるハズな
のだが・・・出てくるのは今の所、日本を70年前の警察国家に引き戻そうとするお
化けだけである。トホホ・・・

          



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