テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

犬のいる日。

2007-10-13 14:08:12 | ブックス
「あッ!
 ネーさ、ふじまるくんッ!
 ふじまるくんでスよ!」

 そうなんです、テディちゃ。
 これは、今や知らぬ者とてないブログ界の輝ける星、
 富士丸くんと富士丸くんのお父さんである穴澤さんの御本ですね。



          ―― ふたりと一匹 ――
         富士丸と俺のしあわせの距離


 
 著者は穴澤賢さん、’07年2月に発行された作品です。
 穴澤さん御自身が撮影した富士丸くんの写真が多数掲載されていますが、
 本作で主体となっているのは文章です。
 
 ブログ上には記されていない、
 かつての愛犬たちとの思い出も
 穴澤さんはひそやかに、丁寧に語り明かしてくれています。
 愛犬家さんは要注意の御本ですね。
 もう、ちょっと読んだだけで涙まみれになってしまいそう。

「しんみり、なのでス」

 ……さっきから不思議なんですけど、
 犬関連の御本を紹介する時はいつも『がるるゥ』とかいって
 不穏に唸ってるテディちゃが今日はやけにおとなしくありませんか?
 一体どうしたの?

「えーとォ、あのねェ、
 ふじまるくんてェ、あんまりィ、いぬぽくない、ていうかァ」

 犬っぽくない?
 ……うん、そうですねえ。
 ネーさもPCのモニターで初めて富士丸くんのお顔を拝見した時は、
 なんていう犬種なんだろう?
 図鑑でも見たことない!
 と驚いたものです。
 ハスキーでもアラスカンマラミュートでも狼でもなし、
 配色はバーニーズマウンテンを連想させるけど、
 体格が全然違うし?
 ミックスと書かれていましたが、
 実を言うと、今でもちょっと疑っています……
 ただの犬じゃないんだ、きっと!
 犬というより、犬を超越した存在……?
 富士丸くん、君ってホント不思議です!ミステリです!

「うん、うン、そなのでス♪」

 犬舎に住んで人間と別生活をしてる犬と、
 大型犬ではあっても人間とひとつ部屋に同居してる犬との違い、
 なのでしょうか?
 穴澤さんから注がれる深い愛情ゆえなのでしょうか?
 富士丸くんの周りには尖った空気がないんですね。

 生きものと一緒に暮らすということの喜びも危うさも、
 まるごとひっくるめて、穴澤さんの文は続きます。
 
 今日の富士丸くんとお父さんはどうしてるかな?と
 私たちは『ひとりと一匹』を訪ねます。
 ブログを読んで、心配して、ホッとして。
   富士丸くん、雨の中お散歩に行ったの?
   穴澤さん、お酒飲み過ぎじゃない?
   駄目じゃない富士丸くん、見てるだけじなくて
   穴澤さんのおサケ隠しちゃいなさいよ!
   あれッ週末は二人でドライブ? ステキだねー。

 そんなひと時を与えてくださる御二方に
 ただただ感謝しております。

「いつか、ふじまるくんにィ、あいたいッ!でスよ!!」

 本作は近日(11月6日予定だそうです)文庫化されるとのこと。
 加筆もあるらしい??? 
 写真は増えるかな???
 本屋さんで会える日を楽しみに待ってます。
 
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