「こんにちわッ、テディちゃでス!
こんかいィもォ、ひゃくぱァーせんとォ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!原寸大だよ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、湿度100%の梅雨真っ只中ですが、
本日の読書タイムは、
100%視界良好!なこちらのアートブックを、
さあ、どうぞ~♪
―― クリムト原寸大美術館 100%KLIMT! ――
監修は千足伸行(せんぞく・のぶゆき)さん、
著者は新藤淳(しんふじ・あつし)さん、菅谷淳夫(すがや・あつお)さん、
2019年4月に発行されました。
クリムト展の開催を待っていたかのように、
《100%!》シリーズから新たに刊行されたのは――
「くりむとォおじさんのォ~!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:原寸図版画集!)
伊藤若冲さん、
ゴッホさん、
フェルメールさんの《100%!》に
多くのアート好きさんが大喜びしたこのシリーズ、
もちろん私ネーさも、
おお!
超至近距離で『天文学者』を見たら
こんな感じなのね!
布地の絵柄はこうなってるのね!
と感激いたしましたが、
このクリムトさん版《100%!》も
実に見応えがあります♪
なぜなら――
「かおッ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:睫毛もばっちり!)
“黄金の画家”と評される
グスタフ・クリムトさん(1862~1918)。
ですが、クリムトさんは
“肖像画家”さんでもあります。
原寸大で印刷された
モデルとなった女性たちの顔を
じ~っと見詰めて、観察して、思うことは。
巧い……!
クリムトさんの、なんたる技術の高さ。
卓越したデッサン力。
大胆な構図の中に置かれた顔の、
有無を言わせない求心力。
しかも、写真の撮り方がまた見事で、
筆(ブラシ)の痕跡、
絵の具の盛り上がり具合、
キャンバス地の肌理(きめ)の線などが、
よくもここまで!と唸ってしまうほど
はっきり分かるんです。
「しゃしんかァさんにィ、はくしゅゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:感謝です!)
御本の後半部は、
やや趣きが異なって、
肖像画や
人物像を描き込んだ作品を中心とする前半部とは対照的に
風景画が取り上げられています。
オーストリア中央部にある景勝地、
ザルツカンマーグート地方の豊かな自然――
アッター湖の揺れる水面、
ゴッホさんのそれとはまた異なるヒマワリたち、
白樺林の枝越しの光……
無造作のようでいて無造作ではない、
練達の創造力!
「ほんものォ、みてみたいィでス!」
「がるる!」(←訳:肉眼で!)
収録されている作品は、
展覧会に出展されるために来日している作品もあれば、
日本の美術館に収蔵されているもの、
今回は来日していない作品、
とさまざまです。
展覧会へ行った御方も、
これから行く予定の方々も、
行けそうにないかも~…という方々も、
まずはこの御本を覗いて
クリムトさんの“筆致”を実感してみてくださいね。
肖像画好きな方々には特におすすめですので、
ぜひ、一読を!
こんかいィもォ、ひゃくぱァーせんとォ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!原寸大だよ!)
こんにちは、ネーさです。
はい、湿度100%の梅雨真っ只中ですが、
本日の読書タイムは、
100%視界良好!なこちらのアートブックを、
さあ、どうぞ~♪
―― クリムト原寸大美術館 100%KLIMT! ――
監修は千足伸行(せんぞく・のぶゆき)さん、
著者は新藤淳(しんふじ・あつし)さん、菅谷淳夫(すがや・あつお)さん、
2019年4月に発行されました。
クリムト展の開催を待っていたかのように、
《100%!》シリーズから新たに刊行されたのは――
「くりむとォおじさんのォ~!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:原寸図版画集!)
伊藤若冲さん、
ゴッホさん、
フェルメールさんの《100%!》に
多くのアート好きさんが大喜びしたこのシリーズ、
もちろん私ネーさも、
おお!
超至近距離で『天文学者』を見たら
こんな感じなのね!
布地の絵柄はこうなってるのね!
と感激いたしましたが、
このクリムトさん版《100%!》も
実に見応えがあります♪
なぜなら――
「かおッ!」
「がるるぐっるる!」(←訳:睫毛もばっちり!)
“黄金の画家”と評される
グスタフ・クリムトさん(1862~1918)。
ですが、クリムトさんは
“肖像画家”さんでもあります。
原寸大で印刷された
モデルとなった女性たちの顔を
じ~っと見詰めて、観察して、思うことは。
巧い……!
クリムトさんの、なんたる技術の高さ。
卓越したデッサン力。
大胆な構図の中に置かれた顔の、
有無を言わせない求心力。
しかも、写真の撮り方がまた見事で、
筆(ブラシ)の痕跡、
絵の具の盛り上がり具合、
キャンバス地の肌理(きめ)の線などが、
よくもここまで!と唸ってしまうほど
はっきり分かるんです。
「しゃしんかァさんにィ、はくしゅゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:感謝です!)
御本の後半部は、
やや趣きが異なって、
肖像画や
人物像を描き込んだ作品を中心とする前半部とは対照的に
風景画が取り上げられています。
オーストリア中央部にある景勝地、
ザルツカンマーグート地方の豊かな自然――
アッター湖の揺れる水面、
ゴッホさんのそれとはまた異なるヒマワリたち、
白樺林の枝越しの光……
無造作のようでいて無造作ではない、
練達の創造力!
「ほんものォ、みてみたいィでス!」
「がるる!」(←訳:肉眼で!)
収録されている作品は、
展覧会に出展されるために来日している作品もあれば、
日本の美術館に収蔵されているもの、
今回は来日していない作品、
とさまざまです。
展覧会へ行った御方も、
これから行く予定の方々も、
行けそうにないかも~…という方々も、
まずはこの御本を覗いて
クリムトさんの“筆致”を実感してみてくださいね。
肖像画好きな方々には特におすすめですので、
ぜひ、一読を!
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