テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《音》の申し子 ~

2022-09-14 21:30:55 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はたけやまどのォ~ッ!」

「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!重忠さ~ん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で

 中川大志さん演じる畠山次郎重忠さんが、

 つい次回の放送で……!?!

 不吉な予感に怯えつつも、

 読書タイムで心の平静を保つべく、

 さあ、本日は、こちら御本を、どうぞ~♪

  

 

 

   ―― 音楽家である前に、人間であれ! ――

 

 

 著者は石田泰尚(いしだ・やすなお)さん、

 2022年6月に発行されました。

 

 ↑上の画像の表紙写真からもお分かりのように、

 ヘアスタイル、眼鏡、私服、と

 とてもスタイリッシュな著者・石田さん。

 その職業は、と申しますと。

 

「ばいおりんッ!」

「ぐるるがぅるるるるるるぐる!」(←訳:最高のヴァイオリニストさん!)

 

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団の

 コンサートマスターにして、

 京都市交響楽団特別客演コンサートマスター、

 さらには弦楽四重奏団 Yamato String Quartetなど、

 オケでもユニットでもソロでも

 大活躍中の人気ヴァイオリニスト――

 それが、石田さんです。

 

 この御方が奏でる《音》たるや、

 本当に本当に、もう!

 

「すごすぎてェ~…!」

「がるぐるがる!」(←訳:茫然自失です!)

 

 白状します。

 石田さんの演奏を最初に(TV番組でしたが)聴いたとき、

 私ネーさ、まったく動けなくなりました。

 文字通り、息をするのも忘れるほど、

 見入り、聴き入ってしまいました。

 

 このひと、いったい何者?!?

 

 驚きに打たれ、調べてみましたら、

 ああ、やはりスゴイ御方だったのです。

 

 国立音楽大学を首席で卒業し、

 新星日本交響楽団にアシスタントコンサートマスターに。

 1997年に同団のコンサートマスターに就任、

 2001年からは神奈川フィルの

 ソロ・コンサートマスターに

 (現在は首席ソロ・コンサートマスター)。

 

「ふゥ! ためいきィ~!」

「ぐるがぅるるっる!」(←訳:只者じゃなかった!)

 

 この御本では、

 石田さんの少年時代の思い出、

 学校時代の出来事などが語られているだけでなく。

 

 コンサートの写真、

 横浜や京都を背景に撮影した写真、

 愛用のヴァイオリンや

 バッグの中の私物も公開?と、

 石田さんのファンの方々には

 楽しくも嬉しい内容となっています。

 

 ふむふむ、

 モーツァルトを弾く時は

 《ゴフリラ(M.Goffriller 1726)》、

 ピアソラのような個性的な曲に合うのは

 《トノ―ニ(G.Tononi 1690)》、

 ですって。

 

「いまこそォ、みみをォ~かたむけましょゥ!」

「がるるるるぐる!」(←訳:石田さんの演奏に!)

 

 ゆるぎない、その音色。

 ホールに響く、弦の声。

 

 コロナ禍の中、

 様々な制約を課せられた音楽の世界で、

 オーケストラを引っ張り、

 音楽を愛する大勢の人々をも

 引っ張ってゆく石田さん。

 

 クラシック音楽界には

 あまり詳しくなくて……という活字マニアさんに、

 音楽大好き!な方々にも、

 激おすすめの一冊ですよ。

 

 また、You Tubeには

 石田さんのオフィシャルチャンネル、

 神奈川フィルの公式チャンネルもありますから、

 そちらもぜひ、覗いてみてくださいね~♫

 

 

 

コメント
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