キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

カーブドソプラノ

2009年08月10日 00時11分07秒 | カーブドソプラノ
グリムスキーワード エコアクション



憧れのカーブドソプラノを買ってから、今月で満3年になろうとしている。
早いものだ。

実は、カーブドソプラノを買う経緯は、あまり日記には書いていなかった。
(って、長くなるかな?、、、いや、そうでもないかも??笑)

3年前といえば、ちょうどアルトサックスを始めてから一年半くらいが経過し、やっと楽器に慣れた頃、、、といいたいけど、そうでもなかった。
、、、というのも、その頃、一年以上も一生懸命練習にしたにも関わらず、あまり楽器に慣れておらず、特に指が動かないと毎日悩んでいた。
で、それを楽器のせいにして、、、きっと吹きずらいのは自分の体に対して楽器が大きいのがいけないんだと、勝手な思い込みをしていた。だから、もっと体に合った小さな楽器ならもっと上手く演奏できると、勝手に思い込んでいた。

そんな時、何気にネットで見たカーブドソプラノに憧れを抱き、特にヤナギサワから新しく発売されたアルトにそっくりな楽器に目が止まった。
まるでアルトのミニチュアのようなソプラノサックス。
それまでソプラノサックスにはまったく興味がなく、もちろん吹いたことがなかったのに、形が同じというだけで欲しくなってしまった。

それでさっそくレッスンで相談したり、ネットで日記に欲しいと書いたら、ことごとく反対されたにも関わらず、、。もともと頑固な性格だった私は、自分の信念を押し通し、購入に至った。(おぃ!汗)

その当時、カーブドソプラノを将来のメイン楽器にするつもりだった。
だから欲しかったセルマーのアルトの代わりに、先に買うことにした。
ところが、実際に手にしたとき、、、ちょっと困った。
それは吹きやすく音色も最高だったけど、使う用途が限られていたことだった。
なぜならせっかく参加したビッグバンドは、パートがアルトだし、ソプラノの持ち替えは無い。レッスンもアルトだし、一時期、ソプラノでもレッスンを受けたけど、なぜかレッスンでソプラノを持っていくと、アルトでこれまでやっていたエチュードや課題をまた最初の一ページからやり直すことになるので、それが嫌でソプラノでのレッスンは諦めた。
それで唯一の用途は、ジャズのセッションで吹く事だけど、これもまだ曲のテーマもさることながら、アドリヴの基礎がいまいちだったので、あまり吹く事ができない。
つまりビッグバンドでもレッスンでも、セッションでも吹く事のできないカーブドソプラノは家での練習でしかできず、特に大きな目標のないままの状態になってしまった。

それでもカーブドソプラノも憧れの楽器だったし、音色もピッチもよかったので、最初は吹くのが楽しくて毎日吹いていた。
でも、一年が経過、二年が経過した頃から、なぜか楽器の鳴りに変化が出て、吹き方が悪かったのかもしれないけど、逆に鳴りをコントロールするのがだんだん難しくなっていった。

そして三年目。なぜか最初は吹きずらかったアルトがだんだん慣れてきて吹きやすくなった反面、だんだん吹きずらくなるカーブドソプラノ。そのせいか、だんだんカーブドソプラノの練習時間は減っていった。
それでも、もともと音色の良い楽器なので、たまに吹いては楽しいと感じることはできたけど、、。

で、今年の8月。アルトの複式呼吸を見直した結果、やっとカーブドソプラノの吹きずらい理由も明らかになり、、。最近は、また週に1、2度くらい練習するようになってきた。

それで、カーブドソプラノのセッティングは、マウスピースは付属のもので、リードはバンドレンの青箱の2半を最初使っていたけど、今年になってから、一度だけレッスンを受けて、先生の薦めで3番にチェンジした。
最初、リードをチェンジしたとき、とにかく抵抗に負けて音が出ない。吹きずらいと、(密かに、)騒いでいたのだけど、これは単に基礎の複式呼吸でできていないのがおもな原因だった。つまり、先生のアドバイス通り、ちゃんとした吹き方で吹けば音が出る。それができていなかっただけ。
それなのに音が出ないのはリードのせいにして、一時期、リードを柔らかいのにチェンジして吹いていたら、先生に、変な雑音と倍音が出ているといわれてしまった。つまり、それがチャルメラの正体だったのかも?

ともあれ、せっかく憧れて注文して半年も掛かって手に入れた楽器なので、やっぱり愛おしい。
これからはアルト同様に吹いてあげたい。
そう思ったりした。(笑)


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