キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

映画「ボルト」

2009年08月03日 18時00分33秒 | 映画

グリムスキーワード みず

先月、近所に映画館がオープンしたので、映画を映画館がで観る機会が増えた。

それで、さっそく今月の一日、ファーストディということで、一日封切りの新作映画、ディズニー作のアニメ、「ボルト」を観てきた。

この映画は、犬が主人公の物語なんだけど、テーマがちょっと面白かった。
なぜなら、そのテーマっていうのが、「思い込み」だったり。
子供の頃、観たアニメやドラマで、一途に思い込む根性モノが好きな自分にとって、その思い込みというのが、とても気になっていた。
だから、主人公の白い犬「ボルト」が、テレビ番組の主人公として本物の演技をさせるため、周りの人間が、テレビの世界を本物だと思い込ませるという設定は、嘘とはいえ、現実にもありそうな気がした。
本来は、その虚構の世界と現実の世界を理解して、それらを演じるのが本当かもしれないけど、でも実際には、そのどちらの世界も違うと思ってしまう、そんなことも実際にある感じも、、、。

それで映画は、天下のディズニー作品なので、ファミリー向けに作ってある。だからあんまり面白くないという大人もいるかもしれない。でも、音楽の作品もそうだけど、ひとつの作品を完成される労力というのは、たとえそれがその道のプロであっても容易ではないと想像できる。
私はもともとディズニーの映画作品は好きで、アニメも実写もよく観るけど、特に近年の作品の素晴らしさは本当に凄いと思った。

それで肝心の「ボルト」だけど、まず絵が綺麗。
アニメといってもコンピューターグラフィックといっても、、、動きのリアルさもさることながら、背景と動物の質感が写真みたいに美しい。よくイラストの世界でリアルアートというのがあるけど、それに近いのかもしれない。
つまり現実の写真よりもリアルなイラスト。現実には写真で写せない映像を再現する。、、、なので、私はこの映画を観て、この映画を創った人の美的感覚に凄い感動した。

で、物語の方だけど、主人公は、白い犬「ボルト」だけど、その他に2匹、常に行動を共にする友がいる。(共にするというより、道連れといったほうがいいかもしれない。)、、、その2匹、黒猫の「ミントス」とハムスターの「ライノ」が、可愛い。
最初、映画を観る前は、ハムスターだけが可愛いと思っていたけど、実際に観ると、黒猫の可愛さに惹かれた。、、、って、捨て猫なせいか、すごいスリムな体で弱力。偉そうな態度でハトを子分にしているけど、実は凄い寂しがり屋。だから嫌々ながらも付いていったのかもしれない。

そんな感じで、とっても素敵な映画だった。
ただ凄い感動はないかもしれない。
でも思い込むことの美しさ、それがパワーになることを再発見させてくれたこと。
私も、もしかしたら単に思い込んでいることだけかもしれないと思うこともあったけど、やっぱり、どうせやるかなら死ぬまで思い込んで、信じてもいい。
そういう意味で、信じることの大切さを感じさせる良い映画だと思った。

↓映画「ボルト」の紹介

ボルト - goo 映画

 

ちなみに今週末は、もうひとつのわんちゃん映画「HACHI約束の犬」を、観に行く予定~。
楽しみ~。(笑)
 

コメント (4)
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「バード」

2009年07月19日 01時01分16秒 | 映画
グリムスキーワード エコアクション




昨日の夜は、ひさしぶりにビデオで、「バード」という映画を観た。

うん、何年ぶりだろう?

、、、観るのは。(笑)

実は、私はこの映画を観てチャーリーパーカーの事を知った。
もうかれこれ10年以上前に話。深夜映画でたまたま観て、その時、流れていた音楽に釘付けになった。
もちろんジャズはそれ以前も聴いていたけど、ビバップをビバップとして認知して聴いたのは初めてだった。
映画の中でもビバップという名前が頻繁に出てくる。
当時は、新しい音楽(映画では、ニューミュージックと呼んでいた)だった。

私はこの映画を観たとき、ジャズドラムに憧れていて、特にチャーリーパーカーの音楽で流れていたドラムがお気に入りだった。
それも一番好きだったのがマックスローチ。
「ナウズザタイム」のドラムソロを聴いたとき、これだ!と思った。

その時、チャーリーパーカーの事は特別好きじゃなかった。
でも音楽が好きだった。
そしてメロディとリズムが好きだった。
だからドラムでセッションに行くと、なるべくチャーリーパーカーの曲を演奏するサックス奏者に付いていき、一緒に演奏するのが密かな楽しみだった。

そして月日が流れ、、、。
ある事件をきっかけでドラムでセッションに行くのをやめたのが、今からちょうど5年前の7月下旬。
ドラムを叩きながら大好きなチャーリーパーカーの曲を口ずさんでいたので、まさかそんなに吹くのが難しいなんて夢にも思っていなかった。
だから、自分でもすぐに吹けるようになると思ってサックスを始めた。
それがその年の冬、、。

、、、って、話を少し戻すと。

私はサックスを始めてネットでビデオを観るまで、チャーリーパーカーの本物の姿を知らなかった。
つまり映画を観たとき、それが本人だと思っていた。
でも、その後、自伝書に掲載されている写真と少なからず違うような気がしたけど、あまり興味は示さなかった。
そんなことより音楽さえ本物なら良いと思い、映画に収録されている曲のオリジナル録音のサントラとか買い、それらを愛聴していた。
もちろんベスト盤を何枚も買ったりした都合上、個々のオリジナル録音盤を買いそびれてしまったしたけど、有名な曲でカッコ良いがベストにたくさん入っていたので、それでいいような気がしていた。

で、映画についてのデータは調べれば分かるので割愛。
あくまで感想なんだけど、私はチャーリーパーカー役の人、意外と好き。似ているような似ていないような雰囲気が良い。
有名なエピソードもたくさん入っている。
やっぱり楽器はコーンなのかもしれないし、一番目立つのは白いマウスピース。
それでレコーディングの最中、火の付いたタバコを左手に挟んで演奏していて、何気に手のフォームが良いとアピールしていたり。
代理コードの発明の話、初セッションでのエピソードは、サックスについて何も知らない自分でも、サックス奏者って大変なんだと思ったりしてた。

もちろん麻薬に関することは頻繁に出てくるけど、当時はみんなやっていたので、それを音楽と直接結びつけるのは良くない気がした。
(って、まったく関係ないけど、ある音楽エッセイでテナー奏者のスタンゲッツが、実は同じような麻薬常習者だと知って、少なからずショックを受けたのは記憶に新しいけど。汗)

あと約10年くらい前に、NHKで放送したジャズの歴史という番組があって、それを録画したビデオがあった。
その番組は約5時間以上もあり、4、5回に分けて放送。100年にわたるジャズの歴史を映像で紹介していて、私はそれでジャズを知った。
その中で、ちょうどチャーリーパーカーで出てくる50年代。ビバップという音楽を紹介している部分で、やっぱり中心人物はチャーリーパーカーだった。
当時は、すでにスターで、ライヴにはあらゆる楽器の人がつめかけ、ビバップを演奏する楽器プレイヤーは全員、チャーリーパーカーの真似をした、、、というくだりがあった。
それほどジャズをやるものにとって影響力のあった偉大なるサックスプレイヤー。
そしてアメリカの象徴。うーん、深い。


私が、初めてサックスのレッスンを受けた日。

真っ先に先生にこう宣言した。

「私の目標は、ジャズのセッションで、チャーリーパーカーの曲を吹くことです。」

あれから5年が経とうとしている。

けど、、、まだ実現していない。

もちろん悔しいけど、でも、改めて、また「バード」を観て思った。

私にはまだ時間がある!
もう一度、チャレンジしてみよう、、、と。

永遠の「火の鳥」と共に。(笑)
コメント (8)
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映画「感染列島」

2009年02月02日 13時26分43秒 | 映画

 昨日は2月1日で映画の日っ!!

、、、ということで、最近は我が家ふたりとも日曜日は、映画を観に行くこと多くなったのだけど、
たまたま今日は映画の日なので、かねてより気になっていた映画を観に行ってきた。

で、今回は、場所は菖蒲にあるモラージュという名のショッピングモールの中にある
109シネマズという映画館に!
、、、って、そこ凄い広っ!とにかくたくさんの映画をやっていた。(笑)

それで観たのは、「感染列島」という映画で日本モノ。
実はあまりどんな映画か知らなかった。
単にウィルスで日本が死滅?、、、とか。

それで観てて思ったのは、すごい場面場面の描写がリアルで、
とにかく人が病気でどんどん死んでいく。その数が多すぎ!(汗)
そんな中、なぜか生理的に涙腺を刺激されているのか、
人が死ぬ度に涙が自然に流れてきてほんと困った。
そんな号泣する映画じゃない気がするんだけど、、。

とにかく最後の最後まで切羽詰った場面が続き、最後はなんとか平和になるけど、
その間、私はずっと涙してしまい、本当に泣き疲れてしまった。(滝汗)
でも映画のストーリーとか話は良く出来ていて、リアルな描写で親近感も湧く、
とても良い映画だと思った。
ただ、私のように変に涙腺の弱い人は観ないほうがいいかも?
とにかく病気で死ぬ場面が哀しすぎます。

、、、ということで、一応、アルトの練習の気分転換にはなったけど、
つい泣き疲れたので、しばらくはこういう映画は観ない方が良いと思ったり、、。

映画「感染列島」
http://kansen-rettou.jp/


ちなみにアルトの練習は、昨日は3時間ほど。
ひたすらビッグバンドの曲ばかり~。(笑)
今日はもっとやりたい。


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