キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

楽器購入計画 その2

2009年06月29日 13時11分58秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード ゴミ分別



「楽器選定の予約」

うぉーーーっ!!、、、って、すごーいハイテンション!

、、、というか、やっと長年夢見てきた楽器購入まであと少し~。(って、おおげさな?笑)

ともかく今月、やっとこさ楽器の購入見込みが付き、そしてどうせアルトサックス買うならプロの選定品が欲しいー!、、、ということで、さっそく先日のアルトのレッスン時に、先生に選定について相談した。
そしたら快く引き受けてくれたので、すぐに選定日の予約をした。(日取りは内緒。笑)

それで、事前に候補に挙がっていた機種は2つで、、ヤマハの82ZUL WOF かセルマーのシリーズ2だった。ところが先生に相談したところ、ある事情でヤマハは却下になったので、機種はセルマーに絞られた。
で、最初、セルマーのシリーズ2を、、、と思ったのだけど、いろいろと話を聞いていたら、ふとリファレンスを試奏して吹きやすかったのを思い出し、、。そしたら、先生がシリーズ3も良い楽器だよ~、、、な~んて仰るので、、。(笑)
結局、メーカーだけ決めて、あと機種については、試奏してから決めることした。

それで、メーカーはセルマーに決定!(わーい。笑)



で、新品のセルマーを購入する場合なんだけど、、、。

そのステップは、

1.まず、総輸入元の会社「ノナカ」→その正規代理店「アクタス」で選定。
2.さらに楽器の基本的な選定は、もちろんプロサックス奏者にまかせる。
3.そして選んでもらった楽器の中から、今度は自分が最終選定する。
、、、という具合で、どうせ新品のセルマーを買うなら全力で選ばなければならない。
そう決意した。

それで選定について先生に伺ったところ~。

先生は、そこでのセルマーの選定は、かなりの数をこなしているらしい。経験は豊富なので信頼はできそう。
それから選定の楽器の数は、納得するまで在庫は出してくれるらしい。(噂では何十本~。爆)
最悪の場合、気に入るものがなければ買わなくてもいいらしいけど、私のことだから舞い上がってしまい、絶対に買ってしまいそう~。(おぃ!笑)
それに、そんなにたくさんの新品のセルマーを吹いたのを、一度も聴いたことないし、先生のことだから片っ端から吹きまくり~だろうし、、。
私からしてみれば、それを聴くだけでも価値はありそう~と思ったりした。(爆)

一応、まずは、各機種、(シリーズ2、シリーズ3、リファレンス、限定機種って、たぶん鳥彫刻のシリーズ2と3、を数本出してきて、まず先生が試奏して、それから私が試奏して機種を絞り、決まったら、その決まった機種からお店の在庫を全部出して貰って試奏して決めるつもり。
、、、という話だったけど、私に言わせれば、たぶん、セルマーの新品の楽器というだけで目移りしてしまい、どれも同じに感じてしまいそうな予感、、。(汗)

でも一生に一度の買い物だし、どうせ選ぶのなら多いほうがいいに決まっている。
そう考えて、今は覚悟を決めた。(笑)

ただ、、。

うーん、本当に違いが分かるのだろうか?

いや、それよりも自分の欲しい音ってなんだろう??

それを考えるとちょっと自信がなくなってきた。
なにしろ上手い人が吹いたセルマーの音って、全部憧れだし、、。(汗)

でも、さっきもいったけど、私にとっては一生に一度の大きな買い物だし、、、失敗はしたくない。もう元気にサックスを吹けるのも、あと何年かもわからない。
でも長持ちするものが欲しいし、吹きながら音が成長する楽しみも欲しい。

「なんだかんだといっても、セルマーほど面白い楽器はない。」
そう仰ってくれた先生に感謝している。

、、、というのも、実は、私は最初からアルトはセルマーが欲しかった。
中古のアルトサックスを偶然にせよ手に入れて、思い入れたっぷりで練習してきた日々~。で、でも、ふと脳裏を過ぎるセルマーというメーカーのアルトサックス。
ただ、始めて間もない頃から欲しかったとはいえ、これから何年サックスを続けるかわからないし、上達の見込みもないし、お金も無い。

でも、私にはセルマーのアルトサックスについては、サックスを始める前、始めた時から、ある音に関しては憧れがあった。
それは、やっぱり自分の好きなプレイヤーが吹いていたから。

つづく。

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サックスをはじめて吹いた日、の続きは、楽器購入計画 その1

2009年06月27日 00時02分35秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード エコバック


今回から続き、、、というより、本題にはいります。



今まで、長々とサックスをはじめた頃のことを書いたのも、実は自分に向けてのメッセージ。

つまり、これについては一度も日記に書いたことがないけど、私はサックスを始めた時から欲しい楽器があった。
もしくは、欲しい”音”があったと言ってもいい。
しかし、現実にはサックスという未知の楽器で、どれくらい自分が情熱を傾けられるか分からなかった。どれくらい続けられるかも分からなかった。
幸い、最初から良い楽器、良い練習場所、良い指導者に恵まれたといはいえ、上達する保障もなかったし、、。

それでも、サックスを始めて4年以上が経過した今年。

ある決断をした。

それは、、。

メイン楽器になる新しい楽器を買うことだった。

もちろん今まで使ってきた楽器も、素晴らしい楽器。
良い楽器ばかりだし、、、。

でも何かが物足りない。

最終的には楽器ではなく腕だと分かっている。

しかし、、。

何かが足りない。

その物足りなさ、サックスを始めた頃から欲しかった楽器への思いが、いつしか交差し、その思いが新しい楽器購入への原動力になっていた。

当初の予定だと新しい楽器の購入は、今年の秋、もしくは冬の予定だった。

がしかし、、。

なぜか最近、すぐに欲しくなった。

だから、すぐに買うことにした。(おぃ!笑)

、、、ということで、新しいアルトサックスを買うことにっ!!(爆)


つづく。

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「Jazz Conception」から「「Intermediate ・・・」へ

2009年06月26日 00時55分36秒 | サックスレッスン
グリムスキーワード エコバッグ



ようやく、先日のアルトのレッスンで苦戦しいた「ジャズコンセプション」の最後の曲が合格、、、終わったー。

それに伴い、このエチュードのシリーズの最後の本も、次回からやることになった。


「Jazz Conception」から「Intermediate Jazz Conception」へ!



、、、って、順序が逆っていわないで~。(笑)

こ、これってわけ(理由)があるのです。(汗)

それは、、、。

このエチュードのシリーズのレベル的には、「イージージャズ」→「インターミディエイト」→「ジャズコンセプション」となっていますが、私がレッスンで、「イージージャズ」を修了した当初、次の「インターミディエイト」は、発刊されたばかり。
そのせいか先生がその本の存在をご存じなく、次は、「ジャズコンセプション」でしょ?、、、という話になって、次は「ジャズコンセプション」を、練習することにした。(それに先生ご自身も、過去の練習でやったのは2冊だけだったみたい。笑)

ところが、その「ジャズコンセプション」意外と難しかった。
レベル的には前半が初級、中級で、後半の6曲が上級編になっていて、初級から中級になったばかりに自分にとっては試練の連続。
それでも諦めず、なんとか全曲練習して終わったときは、すでに2年以上が経過、、、その間に他の人はどんどん、「イージージャズ」→「インターミディエイト」と移行したため、すっかり自分は追い越された形になっていた。

、、、とは、いっても他の人よりも多く曲を練習しているのは事実で、これって結果的には、回り道した分、経験が豊富になり得を取ったといえるかもしれない。(という有難いアドバイスを頂いた。笑)
(そういえば、ニーハウスのジャズコンセプションというエチュードも、他の人よりも一冊多く練習していたり、、。爆)

そんな感じで、来月の次回のレッスンから2年間ずっと楽しみにしていた「インターミディエイト・ジャズコンセプション」を開始します!

、、、といいつつ、次回は一ヵ月後っ!

すでに一曲目は吹けるので、他の曲も練習中です。(笑)

がんばろ~。


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120回目のレッスン

2009年06月25日 14時50分46秒 | サックスレッスン
グリムスキーワード エコバッグ



昨日は、120回目のアルトのレッスンでした。

おもな内容は、いろいろな相談と雑談、ロングトーンレッスン、スケール練習について、ジャズエチュードを3つ。

まずは、次のレッスンの予約と、ある楽器購入の相談。(これは後日、話します。笑)
それからとある事情で、取替えっこしたリガチャーを受け取り、、。
そして、次は実技で、ロングトーンのレッスンを久しぶりに濃厚に、、。
次に、スケール練習のやり方についての再確認をしつつ、これからやらなければならないスケール練習の課題を頂き、さらにその際、問題になっている手の指使いについての指導も、、。
それからジャズエチュードは、まずニーハウス「インターミディエイト」から♯16をやり、次にジムスナイデロの「ジャズコンセプション」の最後の曲「PASSAGE」、そして一番最後は、ジェイミーVol.3の2-5-1の練習パターン集からパターン5番を吹いて、、。

結果、今回のエチュードは全部、合格!

、、、って、合格ですっ!!

、、つうことは、、、なんと、あの「PASSAGE」が合格しましたー。(うれしい~♪)

曲の練習を始めてから、早7ヶ月目。
レッスン回数は、なんと16回目っ!!(爆)

さらにうれしかったのが、吹いたのはたったの2回。
先生と一緒に吹いて、「いいじゃないの?!」「たいへんよくできました。」と、うれしいお言葉~。

そして、それを意味するもの。
それは、、、その曲が載っている本、「「ジャズコンセプション」の修了を意味します。



この本は、練習を始めたのが2007年4月からなので、今月で始めてからちょうど2年2ヶ月経ちます。本当は約一年半くらいで終わらせるつもりでした。
、、、けど、最後の6曲がえらく難しくてそれだけで一年半くらい掛かりました。
で、調べてたら、この最後の6曲は中級レベルというより上級レベルに設定してある楽曲らしく、よほど真剣に練習しないとできなようでした。
幸い、私はレッスンで先生に諦めないで練習し続けるという精神を教え込まれた結果、なんとか最後まで辿り付けた状態、、、。とは、いっても完成度は、やっぱり上級レベルにはほど遠く、やっぱり中級レベルでやっという状態でした。

で、早速、先生に修了の記念にサインを頂き、記念撮影の写真もいただきました。


(ちょっと写りが悪くてすみません。ただ先生の顔写すのは、、。笑)

なので、サインだけ↓


はっきりいって、もうそれだけで今回のレッスンを成就できた感もあります。(笑)

でも冷静に考えると、それは単に区切りに過ぎない。

次から、もっと高いハードルというか、課題が目白押しなので、、。(汗)

、、、と、いうことで、昨日の夜は喜びに浸っていました。
そして、今日、目覚めてみると、、、やっぱりうれしい~。
ただ、まだ完璧にコピして吹けたわけじゃないので、これからも練習して曲のクオリティを上げたいと思った。

ちなみに、その「PASSAGE」という曲、練習した感想としては、パーカーの曲のテーマ程度の難易度なので、たぶん、同じように練習すれば、パーカーの曲のテーマくらいは吹けそうな予感が、、。
実際、コンファメーションとかオーニソロジーくらいなら、なとかなりそうなので、今後、オムニブックを見ながらコピーの練習をしようと思った。(もちろん音源もしっかり聴いて!笑)

そんな感じで楽しいレッスンでした。
、、、って、端折り気味なので、詳しい内容は、後日、もう一度、頭の中を整理して、このブログに書きます。
なにしろ一回のレッスンでの情報量の多さは半端じゃないので、、。

つづく。

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サックスをはじめて吹いた日 その6

2009年06月23日 12時56分21秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード 食物連鎖


つづきです。



そう引越しだった。

それも40年以上も住み慣れた千葉県千葉市から、一度も行ったことの無い埼玉県のある町へ。
はっきりいって行きたくなかった。

せっかくフロントに可愛い女性のいるカラオケボックスに慣れていたのに、それに隣町のジャズのお店のセッションにもようやく慣れてきたのに、、。

でも引越しはやらなければならない。
私は、ちょっぴり反対しながらも、引っ越すことに同意した。

そして行った町でカラオケボックスで練習できるかどうかわからないので防音室を買うことにした。
もともと防音室は欲しかったので一石二鳥。
でも一番の問題は費用だったけど、それまで楽器を練習するためにスタジオを借りて、もしくはカラオケを借りて、一ヶ月平均、2、3万くらい練習のために使っていた。
つまり借り捨ての費用。ちょっともったいないと思った。
でも防音室を買えば、毎日練習しても5年くらいで採算が取れる計算だった。

そして、引越し。
今度は、同じ賃貸でも公団ではなく、一般の賃貸マンションだった。

そして、その防音室を買ったときから、ここのブログを始めた。

ちなみに防音室は、購入する2ヶ月前に、ヤマハの展示会場まで観に行って決めた。
「行くときは、楽器を持っていくといいよ!」と、ある人にアドバイスを頂いたので、サックスを持って行ったら、楽器を持っている人は私ひとりだった。(笑)
展示会は、約20名くらいの人が訪れていた。
実際にある防音室を観たり、振動や消音についての説明会とかあり、それらを貰った資料を見ながら聞いた。
安い買い物ではないので真剣だった。



それで、結局、箱型の防音室の一番中庸のものにした。
(値段は、ある筋の口ぞえでかなり安くしてもらった。笑)
タイプは、セフィーネの1.2畳、-35、このサイズだとエアコンが入れられた。
どこかのHPで箱型の防音室は、エアコンは必要だと書いてあったので、絶対に欲しかった。
それと天井も高いほうにした。そうすれば中の容量が増えるので、少しは中の空気が減るのをおさえられそうな気がしたから。
で、付属のエアコンやライトもあったのけど値段が高かったので、そのふたつは、自分たちで近所のホームセンターに行き、一番安いものを購入した。
それで実際に使ってみた感想は、やっぱりエアコンは有難い。
もし無いと夏や冬の練習では、一時間入っているのがやっと、もしくは30分で中にいるのが辛くなる日もあった。



それと音に関しては、かなりデッドにしているけど、それでも部屋が小さいのでかなり反響がある。
なぜか防音室の中からでも、多少、家の中の音が聞こえる。
逆にリビングに置いてある防音室からは、中の音ははっきりと聞こえるけど、音量的にはテレビ大くらいの音量なので、家族の理解があれば大丈夫みたいだった。
ちなみに防音室には、小さなギターアンプも置いてあって、それでエレキギターを鳴らしても、サックスほど音は大きく聞こえない。
つまり、それほどサックスの音って大きいと思ったり、、。
それからというもの、防音室で毎日練習することができて、サックスの練習もはかどるかのように思えた。
ところが、、、。

練習というものは、練習場所も大切だけど、練習の内容も大切だと知る。

だから、良い楽器、そしてモチベーションを維持するための指導者が必要だと感じていた。




で、楽器。

中古で一目惚れで買ったアルトだったが、買った当日、調整を見てもらった楽器屋さんでは、特に調整はしてもらわなかった。
なので、結局、買ってからの練習は、買った当初のままの楽器の状態だった。

そのまま家で鏡に前で構えてみたり、新規開拓したカラオケボックスで吹いたりすること一週間。
やっぱり楽器の状態が気になる。

このままでいいのだろうか?

調整もろくしてない楽器で練習していいのだろうか?

第一、楽器の状態が完璧じゃなくて、それで練習が捗るのだろうか?

疑問が1日ごとに膨らんでいった。

さらに、よくネットで、「調整されていない楽器、修理が完璧でない楽器で練習すると上達しない。」と書いてあるのを目にするといてもたってもいられなくなった。
それなので、一度、ちゃんと調整を見てもらうと思い、リペア屋さんをネットで探した。
その時、候補が何件かあったが、ネットの掲示板やHPの口コミで、なるべく良心的で低価格のお店を見つけた。
特に、良心的でそこを利用した人の感想が日記や掲示板にも掲載、数人の人がよかったと答えていたので、あるお店にターゲットを絞った。
それが東京、高田馬場にある個人営業のリペア専門店だった。



私は、さっそくHPを見て電話をした。
そしたら明るい声で、すぐに持ってきて下さい。というお返事。
なので、次の日、そそこくさと持っていった。

そのお店は、HPの写真で見るより小さかった。
入り口に入ると小さなテーブル、売り物の中古楽器が少し陳列してあって、横に小さなスタジオが2つ。奥がリペアルームだった。

私は、行くとさっそく持っていった楽器のケースをテーブルに置いた。
すると、またケースを見ただけで、A-50ですね、といわれた。
それから楽器をみてもらい、「状態はそんなに悪くないけど、古いのでタンポが硬くなっている。」といわれた。
そして、「どうします?」と聞かれたので、「オーバーホールをお願いします。」と、答えた。
そしたら、リペアの人が、「この楽器は古いけど、あまり吹き込んだ痕跡がないので、新品と同じくらい抜けていない楽器。だから修理すれば、新品同様の楽器になります。」といわれた。
そしてリペア代は最低価格で、全部込みでやってもらえることになった。
うれしかった。

そして入院すること、2週間。
たった一週間した手にしてないサックスだったけど、無いと寂しい時間が過ぎた。

そして、やっと約束の日。
朝から電車に飛び乗り、、、高田馬場のお店に向かった。

私、「あの~、楽器の修理終わってますか?」と、私は到着するなり尋ねた。
すると、

リペアの人、「はい、できてますよ~。そこの小さいほうのスタジオの中にあるので、みてたしかめて下さい。」というお返事だった。

私は、すぐにふたつあるスタジオの小さな部屋のドアを開け、中を覗いた。
ところが、、、無い?!、、、と、思った。

私はすぐに、「どこにあるのですか?」と、尋ねた。
そしたら、、、

リペアの人、「あれ、あるはずですが、、。」と、こっちにきて一緒に中を覗いて、指をさした。
そして、指された先にあったもの。
それは、、。

金色に輝くアルトサックスだった。

「うそでしょ~。」、、、心の中で叫んだ。

なぜなら、あまりに綺麗だったから。
なにしろ、楽器を買ったとき、埃にまみれて真っ白だった管体。
おまけに管の中は真っ黒、目立つシミもあったのに、、。

ところが、見渡す限り管はどこにも埃もなく、部品のひとつひとつが輝いていた。
目立っていたシミも、かなり磨いた後があり、目立たなくなっていた。

そして、これを見て気付いた。
「この楽器って、表面に傷がまったく無い新品みたいな楽器だった。」のだと、、。

そしたら、リペアの人が仰った。

「もう、これでこの楽器は新品同様です。」

私もそんな気がした。

そして、こう付け加えてくれた。

「この楽器は、僕が一生面倒をみます。」

私は素直にうれしかった。


つづく。
(、、、といいたいけど、とりあえず一旦、締めます。)

ご愛読ありがとうございました。m(_ _)m

次回から本題に入ります。(笑)


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サックスをはじめて吹いた日 その5

2009年06月22日 13時25分48秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード 酸性雨


つづきです。



それはサックスの練習場所についてだった。

当時、私は、賃貸公団住宅の団地住まい。

さすがにサックスは音が大きすぎて、家では吹けない。
それで、雑誌の広告に掲載されていたサックス消音機を、サックスを買う前から計画として買おうと思っていた。
(当時は、まだ高性能のe-saxは発売されていなかった。)

私が広告でみたのは、違うメーカーの消音機で外国製のもの。
「サックスもサイレントに」というキャッチコピーが気に入って、すぐに渋谷のサックス専門店に買いに行った。

そう急いで、今度は渋谷のあるお店に、、。

初めて入る店内、ガラスケースに収まっている金色のサックスが眩しかった。
そしてすぐに優しそうな店員に声を掛ける。

私 「あの、、、サックスの消音機が欲しいんですけど、ありますか?」

ところが、そのお答えは意外なものだった。

店員 「いや、ないこともないけど、、、やめたほうがいいですよ。」

「あまり実用的じゃないし、買ってもあまり使い物にならないし、、。」

私 「ほんとですか?」(汗)

さすがに困った。
なぜなら、サックスを始めようと思ったとき、その消音機があるから楽器を買おうと思っていたから。
家で普通に音出して練習できないけど、消音機があるから練習に困らないと思っていた。
ところが、それが駄目だなんて、、。

一瞬、途方にくれた。

ところが、店員の方が親切にアドバイスをくれた。

店員 「サックスを練習したいなら、カラオケボックスとか、どうですか?」

私は、ドラムの練習でスタジオを借りたことはあっても、カラオケボックスは、練習では一度も行ったことがなかった。
でもカラオケで楽器が練習できるとは思ってもみなかった。
で、その時は、とりあえず消音機を諦め、しょんぼりとして家に帰ることにした。

そして次の日。

せっかく買ったサックスをどうしても吹きたくて、いつもドラムの個人練習用のスタジオにサックスも持っていった。
スタジオは午前10時から2時間。最初はドラムを練習して、それからサックスを吹いてみた。
まだ何も吹けないけど、この前、大楽器祭の楽器体験教室で吹きそこなった曲、「メリーさんの羊」を吹いたら胸に熱いものが込み上げてきた。
やっぱりサックスっていいな~。(笑)

そして、、、あっという間に2時間が過ぎた。
で、やっぱりドラムならいいけど、普通のスタジオを借りるには、スタジオ代は高いなと感じた。そして、ふと、昨日いわれたカラオケボックスのことが脳裏を過ぎった。

それからカラオケボックスの料金を調べたら、スタジオ代よりずっと安かった。
で、家から一番近いカラオケボックスは、車で10分くらい、最寄駅前に2件ほどあった。そのうちの値段の安いお店に方に声を掛けてみることにした。

でも、、、断られたらどうしよう?

そんな面持ちがあり、お店の玄関の前で10分くらい躊躇したあと、勇気を振り絞り、、、ドアを開けた。
さっそくフロントにいた若い女性に声を掛けた。

私「あの~、楽器を練習したいのですが、よろしいでしょうか?」

すると、お返事がすぐに返ってきて、

フロントの人「いいですよ。」

ふたつ返事だった。

でもこの時、楽器は持ってい来なかったので、すぐに会員証を作って、部屋を一時間借りて歌うことにした。

そして、次の日。

まず、予約してあったドラム個人練習用のスタジオで午前に2時間練習したあと、お昼を食べて、すぐにサックスを持ってカラオケボックスに向かった。
ところが、午後2時頃行くと平日でも混んでいて、一時間待たなければだめだった。
それでフロントの人に、「この時間でも混んでいますね~。」と告げると、
フロントの人が、「開店時間に来れば、待たなくて済みますよ~。」と、教えてくれた。
そうか、、、開店時間か、、。

それから次の日。
私は、、、開店時間に行った。

そして、時間を気にせずに練習したかったので、フリータイムで部屋を借りた。
で、ここのカラオケボックスは、当時、一時間、200円くらい。2時間で400円だけど、フリータイムで7時間借りても630円だったので、3時間以上借りるなら得だと思った。
さらにフリードリングが無料で何杯飲んでもタダ、、。(笑)
私は、とにかく早く上手くなりたかった。そのためにはロングトーンだけでもなるべく長い時間練習したいと思っていた。

それからというもの、ドラムでの個人練習はやめた。
朝、家事を片付けて、昼から夕方まで7時間、カラオケでサックスを練習~。
帰りがけにスーパーで買い物をして夕ご飯の支度。
それを週に4、5回続けた。

ところが、カラオケボックスでの練習回数が100回を超えた頃、ある転機を迎えた。

それは引越し。

つづく。

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サックスをはじめて吹いた日 その4

2009年06月21日 12時01分24秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード カーボンオフセット

つづきです。



そして、家路に着いたものの、、、。

もう頭の中はさっきのサックスのことで頭が一杯だった。
もうご飯も喉を通らないし、お風呂に入ってものぼせてしまうし、、、。
ただ、気がかりだったのが資金。やっぱり今後のことを考えると少し足りない気がしたので、、。

自分の持っている楽器を少し売って、新しい楽器の資金に当てることにした。それは、ドラムでもめったに使わないシンバルだった。そして使っていない新品同様のパイステのクラッシュとセイビアンのチャイナを下取りに出すことにした。

で、そこお店は中古の楽器なら、なんでも買い取ってくれるのが有難いと思った。
しかし、お店の人に楽器を演奏できる人はいなかった。
当然、サックスも吹けない。
さらに小物もあまり揃ってない。

次の日、朝一番でサックスを買いに行った。

、、、と言いたいけど、まずは、ドラムの個人練習でスタジオを予約していたので、ついでにドラムを叩いた。でも、その間も、頭の中は買うと決めたサックスのことばかり。
一応、お店に行き、練習の前に受付で、昨日見たサックスを買いたいと告げていた。
だから、なおさらサックスが欲しくてしょうがなかった。

それから2時間、ドラムを練習して、、、って、練習になっていない!(笑)
練習が終わって、すぐにサックスを見に行った。

お店に人はすぐに楽器を用意してくれたので、私もすぐに用意したお金を払った。
そしてお店の人が言うには、付属品は、コルクグリスとマウスピースだけで、リードとストラップは無いので、他のお店で調達して欲しいということだった。
でも私にとってはそんなこと、どうでもいいことだった。
もう憧れのサックスが手に入っただけで気分はうきうきしていて、すぐに吹きたかった。

でもリードとストラップが無い!

、、、と、悩む暇も惜しんで、楽器を購入した直後、すぐに電車に乗るために、まず家の前からバスに乗り駅を目指した。

目指すは、、、新大久保っ!!

さっそく買ったばかりの楽器のハードケースを抱えて、電車を乗り継ぎ、JR新大久保駅に到着。それから徒歩で大久保の老舗I管楽器店を目指した。
なぜそのお店かというと、ネットや雑誌の情報で管楽器のリペアは定評があったから。
なにしろ管楽器なんて、今回が初体験。
なにも知らないし、どこのもツテは無い。
だからこそ評判の良い専門店に行きたかった。

そして午後3時頃、お店に訪れ、フロントのスタッフの方に楽器初心者で中古で楽器を買い、そして小物やリードも欲しいと告げると、あいにくリペア担当の人が留守で、一時間くらい戻らないという返事。でもせっかく遠路遥々来たのだし、せっかくなので、お店を見ながら待つことにした。

そして一時間が経過。
約束どおりリペアの方がお店に戻ってきて、やっと楽器をみてくれることになった。

で、私の楽器のケースを見るなり、、、
「おっ、ヤナギサワのA-50ですね。」と仰った。
なんで分かるの?と、思ったけど、今、思うとケース自体が専用のケースだったので、分かって同然だと後になって知った。

それから楽器を出して、調子を軽くみてもらった。
そしたら、、、。

リペアの人「この楽器、質屋や古道具屋さんで買ったの?」と、聞かれた。

私「いえ、一応、中古楽器屋さんなんですが、。」と、答えると、

リペアの人「調整もメンテも何もしてないですね。こういう状態だとお店もなにもしていない証拠。」、、、と。

さらに、「かなり古い楽器で、タンポが古くなって硬くなっている」と言われた。

ほら、(と、キーを押さえて、)「こうやって強く押さえないとしまらないですよ~。」と。
「でも、このままでも使えないこともないので、このまま使って3ヶ月くらい経って、修理するか考えても大丈夫です。」と、こちらもお金が無いのを見越してか、優しく対処してくれた。

それで修理費を参考までに聞くと、7、8万だといわれた。(うーん。買った金額と同額!汗)
それなので修理に関しては保留にして、とりあえずリードが無いので、リードが欲しいと告げたら、リペアの人が親切に試奏させてくれて、一枚、新しいリードを持って、楽器と共に試奏室に入った。

そこで面白いことがった。
それは、リペア屋さんが私の持ってきたマウスピースと同じマウスピースを持ってきてくれて、楽器に付けて吹いてくれたこと。即席サックス教室をしてくれたことだった。

、、、というか、何にも知らない私、一応、マウスピースはメイヤーというメーカーは知っていたけど、サイズまではよく分からなかった。
なにしろ、実際に付属として付けてくれたマウスピースは同じメイヤーでも5SSという珍しいサイズ。
これは予測だけど、たぶん楽器にこのマウスピースを買ったお店の人が付けてくれたとき、メイヤーという名前だけで付属してくれたような気がする。つまり楽器本来の付属品ではない。なぜなら、そのお店のアクセサリーを尾保存してある棚をみたことあり、そこには付属用のマウスピースだけ置いてあったから。

で、結局、お店の人曰くは、「このマウスピースは、NYメイヤーではないけど、古いけど、とてもよくできた良いモノですよ~。」と、褒めてくれたのを思い出した。ただ珍しいものらしく、店頭にはあまり無いものだとも、現行品ではあるらしい。

そしてその後、そこでの楽器試奏というか、リード試奏が、私の本当の意味でのサックス初体験になった。
それでリペアの人に、「実は、先日、サックス体験教室に参加したけど、音が出なかったんです。」と告げると、、。
「いや、大丈夫です。必ず音は出ますから~。」と、まず、私の代わりにサックスを吹いてくれた。

「ぼーーーーーっ!!!」、、、野太い、野生的な音色だった。

「それじゃ、しばらく吹いてみて下さい。」と、告げられてリペアの人は、そこを後にした。

それから教わったばかりの構え、咥え方を思い出して、真似て吹いてみた。
何度か吹いたら、、、やっと音が出たっ!!
うれしかった。

それから、「ぼーーーっ!ぼっー!」と、吹くこと15分くらい。
でもお店の人が呼びに来ない。
さすがに生まれて初めて吹いたので、吹き方も分からず、ついに吹きつかれて酸欠に、、。(汗)
そしてめまいもしてきたので、楽器をそそこくさと片付けて試奏を出てフロントに向かった。
そして、、、。

私が、「このリード良いですね。これください。」と、告げると、それはそのお店のオリジナルブランドのリードだった。
で、さっそく3セット(15枚)買うとして、その後、楽器に必要なアクセサリーが必要なんですが、何が必要かわからないので、、、と、告げると、お店にあったアクセサリーを適当に選んでくれた。

買ったのは、以下のとおり。

ストラップ(オリジナルの革製)
シルキースワブ(ネック用)
ボディスワブ(本体用)
ヤマハクロス
リード(15枚)
教則本(初心者用)

全部で一万五千円くらいだった。

そしてまた電車に乗ってるんるんで帰宅っ!!

ところが、その夜、ちょっとした問題が起こる。

それは、、、。


家で小物出して、喜んで、それから楽器を出して買ってきたクロスで本体を拭いた。そしたらクロスが真っ黒になった。
さらにスワブを通したら、白いスワブも真っ黒にっ!!(汗)
あまりに埃で汚れていた楽器だった。
そして、ガチャガチャとキーをいじると、真ん中辺りの閉じたままのキーが閉じたまま。キーを押しても開かない。うーん、、、一瞬、焦る。
「もしかして、この楽器、故障している?」と、思った。

実は、昼にお店で試奏したとき、まだ指使いは分からなかったので、適当に指を動かしただけだった。それに見本で吹いてくれた人が、全部のキーを押さえて吹いていたので、真似て、私も全部のキーを押さえて吹いていた。だから、他のキーに関しては無頓着だった。

そして、、、思った。

「そうだ!返品しよう。」

それからすぐに買ったお店に電話をした。
そしたらもうお店は閉店まじかで、担当の人は留守をしていた。
代わりに電話に出た人は、用件を伝えると仰っていたけど、たぶんその人に言っても意味を理解するのに時間が掛かるだろうと判断し、とりあえず、連絡はもう一度、明後日にすることにした。

そして、明けた次の日。
朝、また楽器のキーをいじっていたら、閉じたままのキーが、単にくっついているだけだと気付き、無理矢理指で剥がしてみた。そしたら、、、取れた。
どうやら、長年、放置してあったので、タンポが硬くなりくっついていただけ。
で、返品の件はお流れになった。

今でもあのとき、電話で担当の人がいたら、今、この楽器を持っていなかったような気がする。だからこそ、今の楽器は、やはり私の所にくる運命だなと感じることがある。

それから、数日後、次の問題が勃発!
それは、、。

つづく。
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サックスをはじめて吹いた日 その3

2009年06月20日 16時10分25秒 | 楽器購入計画


つづきです。

そんな中、ある一冊の雑誌を買った。



「JAZZHORN2004-2005」いう本だった。

世界で一番有名であろうキャンディダルファーの麗しい表紙の雑誌には、これからジャズサックスを始めたい自分にとって、最高の情報が掲載されていた。
日々、悶々としていた自分にとって、少しでも本を読んで癒される部分があったらいいなと思っていた。
その記事の中で、特に目を引いたのが、「YANAGISAWA物語」という柳沢管楽器の記事だった。

実は、私はヤナギサワというサックスメーカーは知らなかった。
サックスのメーカーというと、セルマーとヤマハとオールドとかビンテージという名目のブッシャーや、大好きなチャーリーパーカーが吹いているコーンやキングくらいしか知らなかった。でも、その柳沢管楽器の社長のコメントを読んで、胸が熱くなるものがあった。

「私達は、ご覧のとおり楽器を作っています。それは、そこから出される”音”を作っているいうことに他なりません。」
「最終目標はイエローブラスという一番ノーマルなところで最高峰を作り出すことですね。」

なんて素敵なことを仰るのか、、。(感動!)

それからというものヤナギサワの楽器が欲しくなった。
でも、新品は意外にも高く、その中で新製品として注目を浴びていたブロンズ素材のサックスに目を奪われた。それがA-902という楽器だった。定価で20万くらい、売値は、最も値引きしてくれる楽器屋さんで15万くらいだった。
がんばれば買えるかもしれない。そんな夢を感じながらも手持ちの資金が10万くらいしかなくて悩んだ。

そんな折、いつもドラムの個人練習用にレンタルしていたスタジオを経営している場末の中古楽器屋さんに、今、サックスに興味があって、、、という話を何気にした。そしたら、なぜか話を聞いてくれて、なぜか奥から仕舞っていた感のあるサックスを出してきた。それは、ヤマハのアルトサックスだった。
詳しい品番は忘れたけど、中古で、たぶん一番安いモデル。
プラスティックのケースに入っていて、楽器自体は中古とはいえ、少し擦り傷はあったものの全体的にはかなり綺麗だった。楽器自体は明るい金色で、一瞬、綺麗だと思った。
でも、私はヤマハの安いモデルは買わないつもりだった。なぜなら、どこで聞いた情報かは覚えてないけど、ヤマハはラッカーが剥がれやすいという話を聞いていて、すぐにラッカーが剥がれたら嫌だなと思っていた。(今、思うと変な言い掛りかも?汗)

それで、私が「他にないですか?」、、、と、聞いたら、お店の人がもう一本出してくれた。
それが、ヤナギサワのアルトサックスだった。

私は目を疑った。

その飴色に見える管体、その落ち着いた雰囲気、持つとずっしりと重かった。
でもすごくお店での生活が長かったのか、楽器本体はすごい埃にまみれて真っ白にも見えた。ただ管体に目立った傷はなく、一箇所だけ、すごく目立つ傷、、、というより、えらく目立つ水分の諸食によるシミがあった。

私はその楽器を抱きしめたまま、一時間もそうしていた。
なにしろ楽器を吹けない以前に、お店にはリードもストラップも無かったから。

そして、一時間くらい経過したころ、私は楽器を持ってお店の人がいるレジに行ったら、、、お店の人は私に楽器を預けたのを忘れていた。(爆)
で、さっそくお値段を聞いた。

そしたら、売値は、10万弱だった。(うーむ。)
で、それはお店の人もネットで中古価格の相場を調べて、その値段を想定したらしかった。

さらにモデル名を尋ねた。

そしたら、「YANAGISAWA A-500」という返事だった。

私 「本当ですか?」

しくこく聞くので、お店の人が、大きな楽器の業務用の価格表を開いて、もう一度、そう言った。
もう私にとっては、品番なんて関係なかった。
ただ、値段が気になった。なぜなら、サックスは本体だけでなく、付属のアクセサリーもお金が掛かるので資金が足りないと思った。
だから、少し価格交渉をしてみた。

最初にお店の人が出してきたヤマハのサックスが、言い値で7万5千円だった。
たぶん新品の定価の半額くらいを想定したと推測がつく。
そして、もう一本のヤナギサワの方も定価の半額だったのかもしれない。

私は、何度もお金が今無いので、もう少し安くしてもらえませんか?と頼んでみた。
そしたらお店の人が、いつもドラムの練習用にスタジオをレンタルしている常連さんだから、安くしてもいいと仰ってくれた。
そして値段は、最初に薦められたヤマハのサックスと同額になった。

でも、即座に買う!、、、とは言わなかった。

やっぱり衝動買いはよくない。
そう思っていたから。
(でも内心すぐに欲しい~!笑)

つづきます。(笑)

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サックスをはじめて吹いた日 その2

2009年06月20日 00時34分09秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード カーボンオフセット



つづきです。

池袋サンシャインで行われた「大楽器祭」というイベントは、今回が一回目だった。楽器初心者を対象に、趣味で楽器をやる人を増やし、楽器がもっと売れるほうに企業が企画したものらしい。だから、私のように興味があるけど、やったとこのない人にはもってこいのイベントだった。

特に目玉は、管楽器体験教室だった。
サックス、トランペット、フルート、クラリネット、、、とうのがあった。
私は、台風の雨風でびしょ濡れになりながらも、現地に到着。
すぐにサックス体験教室に申し込んだ。
そして、時間になるまで、ブースのサックスを眺めていた。

サックスのブースは小さかった。
たしか、全部で6、7本しかなかったと思う。
あったメーカーはあまり覚えていないけど、セルマーとヤナギサワだけは数本あったのは覚えていた。でもセルマーは興味があったけど、定価が高すぎて触りたいともいえなかった。
その中で一番安かったのが、ヤナギサワのA-902で、さらに新製品ということもあり、私も興味津々~。ブースの人に声を掛け、触らせてもらった。(当然、吹けないので、。)
で、触った感じは感触はよかった。(欲しい。素直にそう思った。)

そして、待ちに待ったサックス体験教室の時間になった。
受講者は約20名くらい。私は一番前に座り、スタッフの人に渡されたアルトサックスを手にした。メーカーはヤマハのものだった。(マークだけは読めた。笑)

そして、元気そうにインストラクターが登場!
ステージ前に置いてあったホワイトボードに模造紙に大きく、「メリーさんの羊」の譜面が書かれていた。
そして、インストラクターがまず、サックスの語源になっているアドルフサックスさんの説明と楽器本体の説明をして、いよいよ音出し、、。
私も勢いよく咥えて吹いてみた。
そしたら、、。

あれ?

音出ない??

一瞬、意味がわからなかった。

「音出ない人ー。」スタップの人が声を掛けていた。

私は手を上げた。(はい!)

それからスタップの人に、咥え方を教わり、吹いてみたけど、なぜか音が出ないー。まったく~。(汗)

そんな中、周りの人はどんどん大きな音で吹いていた。

かなりパニックになった。(滝汗)

そして、周りの人が楽しげに「メリーさんの羊」を吹奏~。
終わり頃、ちょうど教室が始まって25分が経過したところで、やっと自分のミスに気付いた。
それは、、。

どうやら深く咥えすぎ、さらに唇でリードを噛みすぎて、リードを完全に塞いでいた。

それで、口の力を抜いて、ストローで息を吹き込むように息を入れたら、、、音が出たー!!

「ぼーーーーーっ!!!」びっくりした。大きな音だった。(笑)

ただ、、、もう時間が無かった。

サックス教室は、30分だった。(汗)

私は、やっと音が出た感動もそこそこに「メリーさんの羊」を吹く事もなく、たった一音、吹いただけで、初めてのサックス体験は終了した。

そして、終わって思った。

「もっと吹きたい。」

さらにつづく。
コメント (2)
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サックスをはじめて吹いた日 その1

2009年06月19日 22時00分32秒 | 楽器購入計画
グリムスキーワード カーボンオフセット


夢にまでみたサックスを始めてから、すでに4年と6ヶ月が過ぎようとしている。

そして、最近になって、サックスを始めた頃をよく思い出す。

当時は、まだブログはやってなくて、ブログの日記も無かった。

なので、もう一度、当時を思い出しながら初心に帰り、ここまでサックスを続けられたことに感謝しながらも、次のステップに向けて歩みたいと考えた。

、、、ということで、少しだけ想い出話でも。(笑)



「初めてサックスを吹いた日」



2004年の秋。

この日は、関東は台風直撃!

雨風が吹き荒れる最悪なお天気だった。

立っているのもやっという嵐の中、電車だっていつ止まるかもわからない。そんな日にも関わらず、私はわざわざ千葉から東京の池袋まで朝から電車で出掛けた。
目的の場所は、サンシャインシティ内のイベントを観に行くため。
タイトルは、「大楽器祭」というものだった。

事前にHPのアンケートでゲットしたチケットを手にして、ずっと前から楽しみにしていた。ところが開催日初日の土曜日は、嵐だった。それでもなんとしても、、、死んでも行きたかった。それはひとつの目的があったから。

目的、、、。

それは、サックスを吹くこと。

そのイベントの趣旨である楽器初心者の祭典というのが気に入ってた。
イベントの一番の目玉は、初心者のための楽器体験だった。
だから、私はサックスを吹けると信じていた。

実は、以前、ジャズのお店のセッションで、そこで知り合ったサックス吹きの方にサックスを触らせてもらったことがある。

その時、衝撃が走った。

なぜなら、それまではサックスって見たことしかなく、触ったことすらなかった。
ところが、実際に触ったら指が届くではないか!(これにはびっくり。笑)
、、というか、自分にはサックスはとても大きな楽器に感じられて、指も手が小さいし、キーには届かないと思っていた。ところが実際には、自分でも楽器はそれほど大きく感じられず、ちょうどよく感じられた。でも、吹いたことないし、口を直接当てるものなので、吹いてみたいけど、人の楽器を借りて吹くまでには至らず、、。

それからというもの、悶々とした日々が続いた。
毎日、毎日、ネットのHPでサックスの広告を見てはため息をついていた。それでも、これまでやってきたドラムの個人練習は毎日欠かさずやっていたので、上の空になりながらもドラムは練習していた。でも頭の中はサックスのことばかり。とりあえず楽器が無いと練習はできない。

でも音が大きい。

でも、その前に楽器、、、。

さらに楽器を買っても続ける自信もなし、第一、吹けるのか?

でも、、、その前に楽器が無いと、、。

でもネットのHPを調べると価格が高い。
ドラムよりも高いのが多い。
中古もたくさんあったけど、ネットの質問箱をみると危ないと書いてある。

でも実際にお店に行きたくても遠い。

で、でも、新品でも安いのがあった。

それは、、、中国製、台湾製だった。

、、、一瞬、欲しいと思った。

つづく。

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