東京地検特捜部による小沢民主党幹事長攻撃がここに来て激しさを増しています
(杉並からの情報発信です)(純一)より
2004年に小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が三億四千万円で購入した土地の不記載問題で、東京地検特捜部は小沢幹事長の事情聴取を視野に入れて捜査している、との12月31日付け東京新聞記事がでました。(記事1)
この記事は東京地検特捜部によるリーク情報(記事2)そのもので、小沢民主党幹事長への取材もせず彼の反論も弁明も報道しない一方的な記事なのです。しかも記事を書いた新聞記者の名前も明らかにしていません。
この記事が東京地検特捜部によるリーク情報だということを知らない「善良な国民」は間違いなく次のような印象をもたれるでしょう。
「小沢一郎という政治家は金権体質の自民党出身の政治家で、自分の資金管理団体「陸山会」を隠れ蓑にして出所不明の大金で土地を購入していた。しかもそのことを政治資金収支報告書に虚偽記載して隠していた。実にけしからん」と。
東京地検特捜部は鳩山首相の個人献金問題でも「首相の事情聴取をも視野に入れて捜査している」と大手マスコミに情報を流して報道させましたが、結局、元公設秘書は在宅起訴、元秘書は略式起訴で20万円の罰金、鳩山首相は不起訴となり、莫大な税金を使って捜査した結果は泰山鳴動してねずみ一匹でした。
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次に日刊ゲンダイ12月21日付け記事(記事3)「 小沢秘書裁判 : いま問われる検察の正義・不正義 」をお読みください。
小沢幹事長民主党の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の政治資金規正法違反事件の裁判で、東京地検特捜部は「天の声」を立証できずに敗北するだろうとの観測記事です。
東京地検特捜部は一見それいけどんどんで「巨悪追求の快進撃」を続けているように見えますが、実体は大手マスコミを使った「国策捜査」への批判が国民の前に次々と暴露され窮地に追い込まれているのです。
大々的に打ち上げた小沢民主党幹事長の公設第1秘書の政治資金規正法違反事件裁判でも、敗北する可能性が濃厚となってきており「小沢幹事長の事情聴取」で脅かすしか手がない状態に追い込まれているのです。
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次に時事通信3月25日付け記事(記事4)【亀井氏「自民党は(ダミーの)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている」】をお読みください。
当時の国民新党の亀井静香代表代行が記者会見で検察を以下のように批判した記事です。
東京地検が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことに関連し「自民党は(政治資金団体の)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている。この協会は全くダミーだ。検察はお構いなしなのか
東京地検特捜部が自民党金権政治家たちへのゼネコンの企業献金不正疑惑に目をつぶり、小沢氏や民主党ばかり捜査するのは「国策捜査」ではないかと批判したのです。
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最後に、日刊ゲンダイ11月24日付け記事(記事5) 「 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている」をお読みください。
小沢幹事長自身が「なぜ自分だけやられるのか?」と自問自答していたとの記事を読みましたが、大手マスコミに情報操作され「何も知らない善良な国民」はぜひともこの記事をじっくり読んで「小沢一郎や鳩山首相や民主党はなぜ狙われる」の本当の理由を知ってもらいたいと思います。
(以下 参考記事)
記事1) ■ 特捜部 小沢氏の聴取視野 土地購入で不記載
2009年12月31日 東京新聞
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による東京都世田谷区の土地購入をめぐる政治資金収支報告書虚偽記載問題に絡み、同会が二〇〇七年春、小沢氏にあてて四億円を支出していたことが関係者への取材で分かった。当時、同会の事務担当者だった元私設秘書は、東京地検特捜部の調べに対し「会計責任者に指示され、四億円を小沢幹事長の自宅に運んだ」と説明しているという。
土地購入時の〇四年十月に、同会の口座に振り込まれた約三億八千万円について、元私設秘書の前任の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)=民主党、北海道11区=は、特捜部に「小沢幹事長からの借入金だった」と話していることが既に判明。特捜部は、四億円の支出は小沢氏への返済金とみており、元私設秘書や石川氏の説明を裏付けるため、小沢氏から任意で事情を聴くことを視野に捜査を進めているもようだ。
陸山会が小沢氏に支出したとされる四億円は、陸山会の収支報告書に記載されていないだけでなく、小沢氏の資産報告書にも該当する記載はない。当時の同会の会計責任者は公設秘書の大久保隆規被告(48)=政治資金規正法違反罪で公判中=だった。石川氏の説明どおりなら、陸山会は小沢氏から借りた四億円を約二年半後に一括して返却したことになる。特捜部は四億円の支出についても、陸山会による政治資金規正法違反(不記載)にあたる可能性があるとみる一方、こうした経緯にも関心を寄せている。
陸山会は〇四年十月二十九日、東京都世田谷区深沢の土地を約三億四千万円で購入した。同会の口座には、その直前の数週間に数千万円単位で計三億八千数百万円が入金されており、この資金が土地代金に充てられたとみられる。
小沢氏の事務所は本紙の取材に三十日までに回答を寄せなかった。注(取材はなかった)
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(記事2) ■ 小沢幹事長、疑惑報道に不快感 土地購入で
2009年12月28日 東京新聞
民主党の小沢一郎幹事長は28日、鈴木宗男衆院外務委員長と国会内で会談した。鈴木氏によると小沢氏は、自身の資金管理団体「陸山会」が2004年、政治資金収支報告書に記載していない4億円以上の資金を土地購入費などに充てたとする疑惑報道について「何でこんな報道になるのか」と不快感を示したという。これに対し鈴木氏は「検察のリークだ」と述べた。(共同)
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(記事3) ■ 小沢秘書裁判 : いま問われる検察の正義・不正義 日刊ゲンダイ
2009 年 12 月 21 日
恐らく無罪 検察は敗北
「無罪」の可能性が強まってきた。東京地裁で初公判が開かれた民主党・小沢幹事長の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の政治資金規正法違反事件のことだ。
検察側は冒頭陳述で、資金提供者側の西松建設・国沢幹雄元社長(禁錮1年4ヶ月・執行猶予3年の有罪判決)の裁判と同様、「天の声」という言葉を多用して悪質性を強調したが、その国沢の判決で、裁判所は「天の声」を一蹴しているのだ。
この裁判の最大の争点は、大久保が献金相手の西松の「ダミー団体」と認識していたかどうかだ。それなのに、検察は「天の声」に”固執”し、30年以上も前のゼネコンの談合話まで持ち出すから意味不明だ。
「検察は大久保が談合を差配し、工事受注の対価として献金を受けていたという構図を描いている。
「天の声」という立証不可能の怪しさ
しかし、ゼネコンが談合でチャンピオン(落札者)を決める際に最も影響力があるのは発注者側のトップ。たとえ国会議員といえども秘書の一言で決まるほど簡単ではない。
検察は絶対的自信があるなら、正々堂々と証拠を示せばいいのに、今出てきているのはゼネコン関係者の供述調書ぐらい。談合罪の公訴時効(3年)が成立し、言いたい放題の彼等の供述に頼るなんて自ら立証不能を認めているようなものです」(社会部記者)
地裁は検察の主張した筋書きをハッキリ否定
検察が容疑と直接関係のない談合に時間を割くのは、その方が賄賂性があって小沢サイドの悪質さも強調されるからだ。
しかし、裁判所だってバカじゃない。国沢裁判の判決を言い渡した東京地裁の山口雅高裁判長は、「献金(の行為)は特定の工事受注の見返りではない」と、判決文で検察の主張した「工事受注の対価」という筋書きをハッキリ否定したのだ。
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東京地検特捜部検事だった郷原信郎・名城大教授はこう言う。
「全面的に罪を認めた国沢元社長の裁判でさえ、検察は『天の声』を立証できなかったのに、今回、またしても同じ表現を使って談合と寄付(献金)が対価関係にあるかのように主張しているのは理解できません。仮にメディアに事件を取り上げてもらうことだけを意図しているならば、刑事裁判の目的の逸脱です」
国沢も大久保もそろって初公判は金曜日
犯罪捜査の本体が歪曲されていたら国民生活はどうなるのか。
「翌日は土曜日で休み。世の人がゆっくり新聞を読んでくれる。その時『小沢』『天の声』が見出しに躍っていたら・・・・・・」なんて検察が考えていたとしたら、あまりにも姑息(こそく)だ。
過去のあやふやな行いだけを強調して、ささいな容疑を有罪に持ち込む捜査手法が許されたら、国民の社会生活は成り立たなくなってしまう。
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(記事4) ■ 亀井氏「自民党は(ダミーの)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている」
「自民の資金団体はダミー。 検察はお構いなしなのか?」 亀井氏
2009年03月25日 時事通信
国民新党の亀井静香代表代行は25日の記者会見で、東京地検が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことに関連し「自民党は(政治資金団体の)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている。この協会は全くダミーだ。検察はお構いなしなのか」と述べた。
同地検が起訴の理由を「特定の建設業者から長年、多額の金銭提供を受けた事実を国民の目から覆い隠した」と説明していることに疑問を呈した発言だ。亀井氏はまた、「(捜査が)これだけで終わるのであれば、検事総長以下、なぜ今やったのかを国民に説明しないと(いけない)」と語り、同地検に説明責任を果たすよう求めた。
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(記事5) ■ 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている
2009.11.24 日刊ゲンダイ
民主党の小沢一郎のカネにまつわる“スキャンダル報道”が連日、報じられている。「水谷建設からウラ金1億円」という先週の報道につづき、きのう(23日)は、共同通信が「個人献金隠しか、230万円不記載」「特捜部が捜査」と大々的に伝えている。
どれもこれも、なんの脈絡もタイミングもないなかで飛び出している。「水谷建設からウラ金1億円」などは、逮捕された水谷功元会長が、半年以上も前に検察に話していたが、「証拠がない」と相手にもしなかった案件だ。
立件する気もないのに、なぜ「小沢スキャンダル」が相次いでリークされているのか。政界の裏側では不穏な情報が流れている。ズバリ、政・官・財プラス米国の闇勢力が民主党政権潰しに動き出したというのだ。
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元NHK政治部記者でジャーナリストの川崎泰資氏がこう言う。
「小沢幹事長に関する一連の報道は、『やりすぎると火傷(やけど)するぞ』という旧体制側の小沢への牽制でしょう。自民党政権下で甘い汁を吸ってきた連中にとって、小沢ほど怖い男はいない。政治の形から利権の構造まで、すべてひっくり返そうとしている。このままでは、利権を失うだけでなく、旧悪が暴れかねない。オール霞ヶ関、大手マスコミ、さらに米国が脅威に感じているのは間違いない」
小沢幹事長は、米国の“虎の尾”を踏んだという解説も飛び交っている。
「小沢一郎が11月10日に『キリスト教文明は行き詰っている。排他的で独善的な宗教だ』と発言したことに、米国の保守派はカンカンになっています。
なにしろ、上下院とも聖書に手を置いて討論する国ですからね。ただでさえ、自民党の“対米従属外交”を批判し、“親中国”の小沢一郎に対して、
米国は快く思っていなかった。しかも、普天間基地問題を見れば分かるように、民主党は日米安保体制を根本から見直そうとしている。
国民の一票によって誕生した政権が、闇の勢力によって潰されるとしたら大問題だ。
(終わり)
(杉並からの情報発信です)(純一)より
2004年に小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が三億四千万円で購入した土地の不記載問題で、東京地検特捜部は小沢幹事長の事情聴取を視野に入れて捜査している、との12月31日付け東京新聞記事がでました。(記事1)
この記事は東京地検特捜部によるリーク情報(記事2)そのもので、小沢民主党幹事長への取材もせず彼の反論も弁明も報道しない一方的な記事なのです。しかも記事を書いた新聞記者の名前も明らかにしていません。
この記事が東京地検特捜部によるリーク情報だということを知らない「善良な国民」は間違いなく次のような印象をもたれるでしょう。
「小沢一郎という政治家は金権体質の自民党出身の政治家で、自分の資金管理団体「陸山会」を隠れ蓑にして出所不明の大金で土地を購入していた。しかもそのことを政治資金収支報告書に虚偽記載して隠していた。実にけしからん」と。
東京地検特捜部は鳩山首相の個人献金問題でも「首相の事情聴取をも視野に入れて捜査している」と大手マスコミに情報を流して報道させましたが、結局、元公設秘書は在宅起訴、元秘書は略式起訴で20万円の罰金、鳩山首相は不起訴となり、莫大な税金を使って捜査した結果は泰山鳴動してねずみ一匹でした。
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次に日刊ゲンダイ12月21日付け記事(記事3)「 小沢秘書裁判 : いま問われる検察の正義・不正義 」をお読みください。
小沢幹事長民主党の公設第1秘書大久保隆規被告(48)の政治資金規正法違反事件の裁判で、東京地検特捜部は「天の声」を立証できずに敗北するだろうとの観測記事です。
東京地検特捜部は一見それいけどんどんで「巨悪追求の快進撃」を続けているように見えますが、実体は大手マスコミを使った「国策捜査」への批判が国民の前に次々と暴露され窮地に追い込まれているのです。
大々的に打ち上げた小沢民主党幹事長の公設第1秘書の政治資金規正法違反事件裁判でも、敗北する可能性が濃厚となってきており「小沢幹事長の事情聴取」で脅かすしか手がない状態に追い込まれているのです。
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次に時事通信3月25日付け記事(記事4)【亀井氏「自民党は(ダミーの)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている」】をお読みください。
当時の国民新党の亀井静香代表代行が記者会見で検察を以下のように批判した記事です。
東京地検が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことに関連し「自民党は(政治資金団体の)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている。この協会は全くダミーだ。検察はお構いなしなのか
東京地検特捜部が自民党金権政治家たちへのゼネコンの企業献金不正疑惑に目をつぶり、小沢氏や民主党ばかり捜査するのは「国策捜査」ではないかと批判したのです。
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最後に、日刊ゲンダイ11月24日付け記事(記事5) 「 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている」をお読みください。
小沢幹事長自身が「なぜ自分だけやられるのか?」と自問自答していたとの記事を読みましたが、大手マスコミに情報操作され「何も知らない善良な国民」はぜひともこの記事をじっくり読んで「小沢一郎や鳩山首相や民主党はなぜ狙われる」の本当の理由を知ってもらいたいと思います。
(以下 参考記事)
記事1) ■ 特捜部 小沢氏の聴取視野 土地購入で不記載
2009年12月31日 東京新聞
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による東京都世田谷区の土地購入をめぐる政治資金収支報告書虚偽記載問題に絡み、同会が二〇〇七年春、小沢氏にあてて四億円を支出していたことが関係者への取材で分かった。当時、同会の事務担当者だった元私設秘書は、東京地検特捜部の調べに対し「会計責任者に指示され、四億円を小沢幹事長の自宅に運んだ」と説明しているという。
土地購入時の〇四年十月に、同会の口座に振り込まれた約三億八千万円について、元私設秘書の前任の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)=民主党、北海道11区=は、特捜部に「小沢幹事長からの借入金だった」と話していることが既に判明。特捜部は、四億円の支出は小沢氏への返済金とみており、元私設秘書や石川氏の説明を裏付けるため、小沢氏から任意で事情を聴くことを視野に捜査を進めているもようだ。
陸山会が小沢氏に支出したとされる四億円は、陸山会の収支報告書に記載されていないだけでなく、小沢氏の資産報告書にも該当する記載はない。当時の同会の会計責任者は公設秘書の大久保隆規被告(48)=政治資金規正法違反罪で公判中=だった。石川氏の説明どおりなら、陸山会は小沢氏から借りた四億円を約二年半後に一括して返却したことになる。特捜部は四億円の支出についても、陸山会による政治資金規正法違反(不記載)にあたる可能性があるとみる一方、こうした経緯にも関心を寄せている。
陸山会は〇四年十月二十九日、東京都世田谷区深沢の土地を約三億四千万円で購入した。同会の口座には、その直前の数週間に数千万円単位で計三億八千数百万円が入金されており、この資金が土地代金に充てられたとみられる。
小沢氏の事務所は本紙の取材に三十日までに回答を寄せなかった。注(取材はなかった)
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(記事2) ■ 小沢幹事長、疑惑報道に不快感 土地購入で
2009年12月28日 東京新聞
民主党の小沢一郎幹事長は28日、鈴木宗男衆院外務委員長と国会内で会談した。鈴木氏によると小沢氏は、自身の資金管理団体「陸山会」が2004年、政治資金収支報告書に記載していない4億円以上の資金を土地購入費などに充てたとする疑惑報道について「何でこんな報道になるのか」と不快感を示したという。これに対し鈴木氏は「検察のリークだ」と述べた。(共同)
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(記事3) ■ 小沢秘書裁判 : いま問われる検察の正義・不正義 日刊ゲンダイ
2009 年 12 月 21 日
恐らく無罪 検察は敗北
「無罪」の可能性が強まってきた。東京地裁で初公判が開かれた民主党・小沢幹事長の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)の政治資金規正法違反事件のことだ。
検察側は冒頭陳述で、資金提供者側の西松建設・国沢幹雄元社長(禁錮1年4ヶ月・執行猶予3年の有罪判決)の裁判と同様、「天の声」という言葉を多用して悪質性を強調したが、その国沢の判決で、裁判所は「天の声」を一蹴しているのだ。
この裁判の最大の争点は、大久保が献金相手の西松の「ダミー団体」と認識していたかどうかだ。それなのに、検察は「天の声」に”固執”し、30年以上も前のゼネコンの談合話まで持ち出すから意味不明だ。
「検察は大久保が談合を差配し、工事受注の対価として献金を受けていたという構図を描いている。
「天の声」という立証不可能の怪しさ
しかし、ゼネコンが談合でチャンピオン(落札者)を決める際に最も影響力があるのは発注者側のトップ。たとえ国会議員といえども秘書の一言で決まるほど簡単ではない。
検察は絶対的自信があるなら、正々堂々と証拠を示せばいいのに、今出てきているのはゼネコン関係者の供述調書ぐらい。談合罪の公訴時効(3年)が成立し、言いたい放題の彼等の供述に頼るなんて自ら立証不能を認めているようなものです」(社会部記者)
地裁は検察の主張した筋書きをハッキリ否定
検察が容疑と直接関係のない談合に時間を割くのは、その方が賄賂性があって小沢サイドの悪質さも強調されるからだ。
しかし、裁判所だってバカじゃない。国沢裁判の判決を言い渡した東京地裁の山口雅高裁判長は、「献金(の行為)は特定の工事受注の見返りではない」と、判決文で検察の主張した「工事受注の対価」という筋書きをハッキリ否定したのだ。
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東京地検特捜部検事だった郷原信郎・名城大教授はこう言う。
「全面的に罪を認めた国沢元社長の裁判でさえ、検察は『天の声』を立証できなかったのに、今回、またしても同じ表現を使って談合と寄付(献金)が対価関係にあるかのように主張しているのは理解できません。仮にメディアに事件を取り上げてもらうことだけを意図しているならば、刑事裁判の目的の逸脱です」
国沢も大久保もそろって初公判は金曜日
犯罪捜査の本体が歪曲されていたら国民生活はどうなるのか。
「翌日は土曜日で休み。世の人がゆっくり新聞を読んでくれる。その時『小沢』『天の声』が見出しに躍っていたら・・・・・・」なんて検察が考えていたとしたら、あまりにも姑息(こそく)だ。
過去のあやふやな行いだけを強調して、ささいな容疑を有罪に持ち込む捜査手法が許されたら、国民の社会生活は成り立たなくなってしまう。
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(記事4) ■ 亀井氏「自民党は(ダミーの)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている」
「自民の資金団体はダミー。 検察はお構いなしなのか?」 亀井氏
2009年03月25日 時事通信
国民新党の亀井静香代表代行は25日の記者会見で、東京地検が小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことに関連し「自民党は(政治資金団体の)国民政治協会を通じて、小沢氏や民主党の何十倍もゼネコンから献金をずっと受けている。この協会は全くダミーだ。検察はお構いなしなのか」と述べた。
同地検が起訴の理由を「特定の建設業者から長年、多額の金銭提供を受けた事実を国民の目から覆い隠した」と説明していることに疑問を呈した発言だ。亀井氏はまた、「(捜査が)これだけで終わるのであれば、検事総長以下、なぜ今やったのかを国民に説明しないと(いけない)」と語り、同地検に説明責任を果たすよう求めた。
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(記事5) ■ 小沢一郎はなぜ狙われる? それは安保マフィアと繋がっている
2009.11.24 日刊ゲンダイ
民主党の小沢一郎のカネにまつわる“スキャンダル報道”が連日、報じられている。「水谷建設からウラ金1億円」という先週の報道につづき、きのう(23日)は、共同通信が「個人献金隠しか、230万円不記載」「特捜部が捜査」と大々的に伝えている。
どれもこれも、なんの脈絡もタイミングもないなかで飛び出している。「水谷建設からウラ金1億円」などは、逮捕された水谷功元会長が、半年以上も前に検察に話していたが、「証拠がない」と相手にもしなかった案件だ。
立件する気もないのに、なぜ「小沢スキャンダル」が相次いでリークされているのか。政界の裏側では不穏な情報が流れている。ズバリ、政・官・財プラス米国の闇勢力が民主党政権潰しに動き出したというのだ。
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元NHK政治部記者でジャーナリストの川崎泰資氏がこう言う。
「小沢幹事長に関する一連の報道は、『やりすぎると火傷(やけど)するぞ』という旧体制側の小沢への牽制でしょう。自民党政権下で甘い汁を吸ってきた連中にとって、小沢ほど怖い男はいない。政治の形から利権の構造まで、すべてひっくり返そうとしている。このままでは、利権を失うだけでなく、旧悪が暴れかねない。オール霞ヶ関、大手マスコミ、さらに米国が脅威に感じているのは間違いない」
小沢幹事長は、米国の“虎の尾”を踏んだという解説も飛び交っている。
「小沢一郎が11月10日に『キリスト教文明は行き詰っている。排他的で独善的な宗教だ』と発言したことに、米国の保守派はカンカンになっています。
なにしろ、上下院とも聖書に手を置いて討論する国ですからね。ただでさえ、自民党の“対米従属外交”を批判し、“親中国”の小沢一郎に対して、
米国は快く思っていなかった。しかも、普天間基地問題を見れば分かるように、民主党は日米安保体制を根本から見直そうとしている。
国民の一票によって誕生した政権が、闇の勢力によって潰されるとしたら大問題だ。
(終わり)