USダウ３日反落。東証も続落。 ＵＳダウ先物、時間外でＧＭの破産予測で様子見。

日経平均は9,225円の38円安。東証1部の値上がり銘柄数は582、値下り銘柄数は983。出来高は20億5,834万株。

米格付け会社スタンダード&プアーズが英国の債務はGDPの100％に迫っているので、英国債の格付け見通しを「安定的」→「ネガティブ」に引き下げました。

英フィナンシャルタイムズ紙が5月13日に米国債の「AAA」格付けが危機に瀕しているという記事を掲載し、米国の財政悪化も警戒されていたので、米国債の格下げ懸念も台頭し、NYダウは3日続落となり、ドルも売られました。

ドル円相場も一時1ドル＝93円87銭とドル売り円高に拍車がかかりましたが、米国のフィラデルフィア連銀総裁が米国は債務不履行になる可能性は小さいという考えを示したことで、ドルも落ち着きを取り戻し、1ドル＝94円台に戻り円高圧力もやや緩和しました。

ただ、米ワシントンポスト紙がオバマ政権はGMの来週の破産法申請に向けて準備を進めていると報じたことが伝わったため、後場は再び様子見気分も強い状態でした。

三洋電機(6764)は太陽電池セルで世界最高の変換効率23.0％を達成したと発表し、買われました。

日経ジャスダック平均は1,067円の0.90円高。

医学生物学研究所やタカラバイオ、LTTバイオファーマ、アンジェスMGなどのバイオ関連の値上がりが目立ちました。
　
その他、エコポイントで家電量販店の販売が伸びているので、液晶パネル検査装置のブイテクノロジーも大幅高となりました。

リチウムイオン電池の正極材を生産していることで買われていた田中化学研究所は利益確保の売りに押されました。

京で新型インフル、 一夜明け 防止策粛々

京で新型インフル、 一夜明け　防止策粛々

京都市で新型インフルエンザの感染が初めて確認されて一夜明けた２２日朝、休校した小学校の校区では、教員が児童宅を訪問して健康状態などを聞いた。市内では、感染防止のマスクを着けて通勤通学する人が目立って増えた一方、感染を恐れて人出が減り、閑散とする観光地もみられた。休園が見送られた保育園でも、保護者から「子どもを休ませるかも…」と不安の声が聞かれた。

　■学校　休校、教員が家庭訪問　　

感染者の出た京都市下京区の朱雀第三小では朝から校門が閉められ、人の出入りはほとんどなかった。

午前９時ごろから市が教室やトイレ、体育館など過去１週間に児童が行動した場所の消毒作業を行った。

京都市教委によると、朝の段階で保護者からの問い合わせはほとんどなかったという。

教員らは職員会議で今後の予定や連絡体制などを確認し、午前１０時ごろから学級担任の教員１４人が、神妙な表情で全児童の家庭訪問に向かった。

休校・休園が始まった中京・下京区の幼稚園、小中学校のすべてで教員が家庭訪問を始めた。健康観察カードを配って体温チェックなどを求め、健康状態に変化があれば、発熱相談センターと学校に相談するよう求めた。

中京区の小学校の６年女児宅では担任の女性教諭が訪れ「体が大事なので健康に気をつけて家でゆっくり過ごして下さい」と伝え、母親は「休校の分夏休みが減るのですか」などと質問していた。

母親は「休みになり子どもは喜んでいるが、予定が組めず大変。ピアノや漢字の練習をさせようと思っている」と困惑顔だった。

市教委によると、休校になった市立学校の修学旅行、校外学習はすべて中止、延期された。一方で、それ以外の学校は予定通り行う。

　■保育園　開園「助かる」「不安」

市は、保護者の仕事を考えて保育園には休園を要請しなかった。幼児１０５人が通う中京区の御池保育所では、午前７時の開園前から「今日は開いてるのか」と確認する保護者の電話が相次ぎ、職員が対応に追われた。登園した園児は、まず玄関でアルコールで手を消毒し、部屋に入って検温した。園によると、２５人が「兄姉が通う学校が休校なので、一緒に休ませる」などの理由で休園した。

３歳の双子を連れて登園した母親(33)は「急に仕事を休めないので昨夜から心配していた。すごく助かります」と話した。別の父親(34)は「預けてもいいのか不安。来週からは考えたい」と戸惑っていた。

　■発熱外来 子どもら次々受診

京都府立医科大付属病院（上京区）は２２日午前から、京都市の発熱相談センターから紹介された市民対象の発熱外来を始めた。
午前中から保護者に付き添われた子どもや、会社を休んだという会社員らが次々と受診に訪れ、医師や看護師らが診察や電話対応などに追われた。
１歳半の息子を連れてきた母親は「よく風邪をひく子だが、熱があるので大事を取った」と心配そうだったが、簡易検査での陰性の判定にほっとした様子だった。

２１日、ＵＳダウ続落。 ダウ平均129ドル安 景気敏感・エネルギー株安い、

21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落。前日比129ドル91セント安の8292ドル13セントで終えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、終値は32.59ポイント安の1695.25だった。

欧州株式相場の下落を引き継いだほか、米経済指標の下振れを受けて売りが優勢となった。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）が英国債の格付け見通しを引き下げた。これを嫌気して欧州株相場が急落し、この流れが米国株にも波及した。景気対策に伴う巨額の財政出動で米国債の格下げ懸念もくすぶる中、ドル資産に対する懸念が意識されたことも売りを誘った。

午前発表の週間の米新規失業保険申請件数は高水準で高止まりし、5月のフィラデルフィア連銀景気指数は前月から改善したものの市場予想を下回った。

米景気の先行き不透明感が広がると、幅広い銘柄に売りが出た。

ダウ平均の下げ幅は200ドルを超える場面があった。

取引終了にかけては買い戻しも入り、ダウ平均はやや下げ渋った。

ＣＭＥ日経２２５先物　９１４０円

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「冷静な行動を」市長、対応呼び掛け、京都市で男児感染　新型インフル

　◇追跡調査

市の説明では、感染した男児は３７度台の熱が出た２０日午後までは元気に登校していた。１５日は小学校の遠足で府立植物園を訪れ、１６日は地域の祭りに参加。１８日は家族と市内の銭湯に行ったという。

男児は家族５人暮らし。市は男児の家族や担任教諭ら７人を濃厚接触者と認定し、発熱症状が出ている同じ小学校の児童らを含む計１１人を対象に、簡易検査や遺伝子の詳細検査（ＰＣＲ）を実施する。

　◇休校措置

小中学校と幼稚園については市内全域ではなく、男児の通学先の朱雀第三小がある下京区と隣接する中京区に限定する。保育園の休園は行わず、市の施設も通常通り運営する。新型インフルエンザが季節性並みの弱毒性とされることを受け、強毒性のウイルスを想定していたマニュアルより、市は社会活動の制限を極力抑える措置を取った。