ワシントン(CNN) メキシコ政府は4日、新型インフルエンザ(H1N1型)の感染拡大が峠を越えたとの認識を示し、学校の授業や飲食店などの営業を再開する計画を明らかにした。
世界保健機関(WHO)の統計によると、世界の感染者数は1000人を超えたが、米国土安全保障長官が楽観的な見方を口にするなど、改善の兆しが出始めている。
メキシコ政府は同日、国内の警戒水準を1段階引き下げると発表。
メキシコ市のマルセロ・エブラール市長は記者会見で「これまでの措置と対応が事態の改善につながった。ただしウイルスはまだ存在しており、引き続き警戒が必要だ」と述べている。
メキシコ市は6日から自治体の業務を再開し、飲食店も同日から営業を再開予定。7日には大学と高校で、11日には小中学校で授業を再開する。
米国土安全保障省のジャネット・ナポリターノ長官は4日、「今回のインフルエンザは通常の季節性インフルエンザに比べて深刻度が高いわけではないと、慎重ながら楽観的な見方をしている」との見方を示した。
ただしこのインフルエンザが秋になって再び流行し、毒性も強まる恐れは依然あると述べ、引き続き警戒を促している。
新型インフルエンザ感染は峠を越えたとするメキシコ当局の見方については「それが不正確だと考える理由はない」として否定しなかった。
米疾病対策センター(CDC)が4日までに確認した米国内の感染者は、前日より60人増えて279人になった。この統計には、ニューヨーク州やマサチューセッツ州など複数の州が新たに確認した十数人は含まれておらず、感染の疑いがある人は約700人に上っている。
しかし米国で初の感染者を出したニューヨーク市の私立校が4日に授業を再開するなど、明るい兆しもある。
WHOによると、日本時間5日午後3時現在の感染者数は、世界21カ国・地域で計1124人となった。最多はメキシコの590人で、次いで米国の286人となっている。WHOは当面、警戒水準を最高レベルの「フェーズ6」に引き上げる計画はないとしている。
世界保健機関(WHO)の統計によると、世界の感染者数は1000人を超えたが、米国土安全保障長官が楽観的な見方を口にするなど、改善の兆しが出始めている。
メキシコ政府は同日、国内の警戒水準を1段階引き下げると発表。
メキシコ市のマルセロ・エブラール市長は記者会見で「これまでの措置と対応が事態の改善につながった。ただしウイルスはまだ存在しており、引き続き警戒が必要だ」と述べている。
メキシコ市は6日から自治体の業務を再開し、飲食店も同日から営業を再開予定。7日には大学と高校で、11日には小中学校で授業を再開する。
米国土安全保障省のジャネット・ナポリターノ長官は4日、「今回のインフルエンザは通常の季節性インフルエンザに比べて深刻度が高いわけではないと、慎重ながら楽観的な見方をしている」との見方を示した。
ただしこのインフルエンザが秋になって再び流行し、毒性も強まる恐れは依然あると述べ、引き続き警戒を促している。
新型インフルエンザ感染は峠を越えたとするメキシコ当局の見方については「それが不正確だと考える理由はない」として否定しなかった。
米疾病対策センター(CDC)が4日までに確認した米国内の感染者は、前日より60人増えて279人になった。この統計には、ニューヨーク州やマサチューセッツ州など複数の州が新たに確認した十数人は含まれておらず、感染の疑いがある人は約700人に上っている。
しかし米国で初の感染者を出したニューヨーク市の私立校が4日に授業を再開するなど、明るい兆しもある。
WHOによると、日本時間5日午後3時現在の感染者数は、世界21カ国・地域で計1124人となった。最多はメキシコの590人で、次いで米国の286人となっている。WHOは当面、警戒水準を最高レベルの「フェーズ6」に引き上げる計画はないとしている。