汚れの酷いタンクをサンポールに漬け置きして汚れを落とす作戦
に出たが、タンクに穴が開くことが心配だった。
結果的には、汚れはかなり綺麗に落ち、新たな穴があくというこ
ともなかった。やはり汚れがが付いていただけで、錆が深く浸透
しているところは無かったようだ。
しかし、一度サンポールを入れたタンクはあっという間に錆が出
はじめる。
表面にでた薄い錆落としと、トリートメントを兼ねて「花咲かG」
でもう一度クリーニングを実施した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/d7/91af406b6e5c76c9586a8982ff8a1ae8.jpg)
花咲かGの洗浄液は何度でも使用できるということなので、汚れ
の部分を濾して保存することにした。
タンクの処理が終わったので、車体に取り付けて新しい燃料を
少し入れて、漏れがないかをチェック。
タンクに穴は無いようである。そして燃料コックからの漏れも
ない。
キャブからのオーバーフローも無いので、いよいよエンジンに
火を入れる。
無事にエンジンがかかったので、キャブ調整に入ろうとしたと
ころで、オーバーフローしはじめたのだ。
燃料の流入口付近に振動を与えたりしながら様子をみていたが
止まる気配が無かったので、再度キャブを外すことに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/97/eddc00be2707231ec838f4cec8644d75.jpg)
ところが、キャブを留めている六角ボルトの位置があまりよろ
しくなく、L型の六角レンチではとても作業がやりにくかった
ので、急遽六角レンチを短く切断して、5mmの平スパナで
回すことができるように加工した。
もう一度ニードルバルブ付近の清掃と、念のためフロートの
高さもチェックしておいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/70/5a6be762d2d2e4788462ac564d45962b.jpg)
特にゴミも見当たらず、フロートレベルも基準値だったので
オーバーフローの原因となるものは見つからなかった。
少々不安が残る中、もう一度組み上げて車体に取り付けて、
燃料コックをONのまましばらく様子を見ていたが、オーバー
フローの兆候は現れなかった。
多分、燃料タンクに残っていた小さな汚れカスが流れ込んで
ニードルバルブに引っかかっていたのだろうと、勝手に推測
している。
再発を防ぐため、燃料フィルターを付けることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ea/3fa46dcb9acd14564707e4bd0cf23145.jpg)
あとはキャブの調整が残っているが、外は猛暑なので窓を
開けている家も多い。
この状態で、2スト車のエンジン調整は近所迷惑以外の何
ものでもない。
そんなとき活躍するのが、蛇腹の排気筒だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d6/9aff4275467e11d1e46d988d5406a552.jpg)
2スト車のエンジン調整には必須アイテムとなっている。
ただ、スクーターのように出口が細くで短い車種にはうまく
挿すことができないという弱点もあるが、スクーター系は
排気音がスポーツモデルに比較すると静かなので、屋外での
調整でもなんとかなると、勝手に思っているのでした。