4Lとゴリラをじっくりと乗り比べてみた。
まずは4Lから乗ってみたが、遠心クラッチとシブトパターンが
ゴリラとは違うので最初は戸惑ってしまった。
特に遠心クラッチだが、ペダルを半分くらい踏んだところで
クラッチが切れるということに慣れるまでは、シフトの
度に回転が合わなくてギクシャクしていた。
慣れてくると、このマニュアルクラッチにはない操作が
面白い。
それとは別に、何かシックリと来ない感じがある。
ブレーキを踏む時に、足が窮屈な感じがするのだ。
その後ゴリラに乗り換えると、この窮屈感がない。
そこで調べてみたところ、シートの付いている位置が、
4Lの方が少し前であることが判った。
つまり、座る位置がゴリラの方が少しだけ後ろになる。
この少しで微妙な乗り味に違いがある。
明らかにゴリラの方が楽なポジションである。
ゴリラの方がペダルといい、ハンドルの位置といい、違和感なく
乗れるということだ。
デビュー当時のカタログには「チビでも本格的な走りを約束」
と書いてあるだけあり、モンキーとはコンセプトが違うのだ。
4速ミッションや大容量タンクがロングランを意識している
証拠でもある。
世間ではモンキーの方が人気があるようだが、やっぱり
ゴリラの方がいいな。