暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

組み立てて見るとするか

2015-01-27 23:15:12 | オイル臭い部屋
いよいよ組み立てというところまで来た。
はたしてスラップ音が消えるかどうかは分から
ないが、一応できることはやってある。

あとは、ピストンとシリンダーのセンター出し
の障害となりそうなところを修正して組み上げ
るだけだ。



クランクケースの接合部に若干の段ずれがある。

ここにスリーブが入るわけだから、余計な段差
は無いほうが良いはずである。
実際にこれが邪魔になっていたのかどうかは
ハッキリとは分からないが・・・



それでも修正しておくのが無難なので段ずれを
直した。

次に、シリンダーガスケットだが、これがまた
少しはみ出している部分があるので、スリーブ
の位置決めの障害になる可能性がある。
ここもはみ出した部分を切除した。



あとはシリンダー、ヘッド、カムチェーンを仮
組して、クランクを回しながらヘッドのナット
を少しづつ締めてゆく。

センター出しが必要なほどの遊びは無いので
これで直るのかどうかは不明であるが、こういう
小さなことが重要だったりもするので、できる
ことはやっておく必要があるのだ。

あとは祈るだけ。。。
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鏡面加工

2015-01-21 22:02:49 | オイル臭い部屋
ガスケットも届いたことだし、いよいよ組立ての
準備に入ることにしようか

準備? そのまま組めば良いではないかと思われ
かもしれないが、色々と気になる部分があるので
手を加えてみようということである。



ピストンヘッドの表面が鋳肌そのままという感じ
なので、ここを鏡面加工することにした。

ピストンヘッドを鏡面加工する狙いは、熱効率を
アップさせること。
表面がツルツルになることで表面積が少なくなり
熱損失が減るということである。

次にカーボンが付き難くなることで、異常燃焼の
核となる部分を無くすこと。

しかしこれで、どれだけパワーが上がるかと言え
ば、体感できるようなものでは無いかもしれない

もっとも期待できる効果は、「自己満足」という
効果だけかもしれない。



鏡面とまではいかないが、かなり綺麗になった。
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ピストン打音との戦い

2015-01-17 21:41:57 | オイル臭い部屋
ピストンにスカッフが入っていることと、
シリンダーのクロスハッチが消えていることから
ピストンの首振りでスカートが叩かれているのは
間違いないだろう。



ノーマルピストンと比べるとかなりスカートが
短い。



レスポンスを考えると当然こうなるのだが、
このエンジンの場合横向きなので、自然の法則に
従えば、ピストンピンより上が重いのだから首を
振ろうとするのも当然であるわけだ。



しかし、完全に油膜が保持されていればスカッフ
は入らないはずだ。
そこで気になるのが、オイル系統である。
強化ポンプとオリフィスの拡大がされているよう
だが、このエンジンは圧送飛沫併用式である。



ヘッド部へは圧送されるが、シリンダーへは飛沫
されるということか。
ということは、オリフィス拡大で圧送量が増えた
らオイルレベルが下がってシリンダーを潤滑する
分が足りなくなるのではという疑問が湧いてきた。
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Z50J 異音との戦いがつづく

2015-01-05 05:48:45 | オイル臭い部屋
BV製のシリンダー、やはり加工精度に疑問を感じ
る事案を発見。



シリンダの横とクランクケースをとめるボルト
穴の位置が微妙にずれている。
ボルトが入らないほどではないが、締めこんで
いくと途中から抵抗が出てくるので、この状態
では、シリンダーの位置がこのボルトによって
規制されてしまうことになるだろう。

あと、シリンダーガスケットのふちが少しはみ
出て押し付けられた状態になっているところも
あるので、これもセンター出しの障害になって
いた可能性がある。

そしてもっとすごいのが



ピストンが曲がっているように見えるのは気の
せいか?
バルブリセスの切り方が曲がっているだけなの
かどうかは不明であるが、これって酷いです。
まあ、バルブが干渉しなければそれほど問題は
ないのかもしれないけど、こんなもんなのかね。
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Z50J 異音との戦い

2015-01-03 19:47:36 | オイル臭い部屋
いよいよ分解してみることとなるが、その前に
ここまでで状況確認したことをまとめてみた。

1)フライホイールを手で回したときの遊びの
 ようなガタ

   ↓
 
 カムチェーンの緩み

 ※異音の直接原因ではなかった。

2)バルブクリアランス

   ↓

 問題となりそうな状態ではなかった。

 ※それでも一応調整してみたがやはり改善
  はされなかった。

という訳でいよいよ分解するわけだが、気になる
ことがひとつある。
貫通ドライバーで音の出所を探ると、どうも腰下
あたりから音がでているような気がするのだ。

クランクベアリングのガタか?
もしそうならフルオーバーホールするようなもの
だから、それだけは絶対に避けたい。

そしていよいよ分解開始!
ヘッドを外しで、シリンダーを抜くときに
”?!”今までとは違った感触を覚えた。
なんだか普通よりキツイ感じだ。

ピストンクリアランスが小さ目の設定なのか?



ピストンに何かが当たった後はない。

コンロッドをゆすってみても、大きなガタはない
クランクベアリングもOKみたいだ。

外したヘッドを見ても、カムやロッカーアーム
まわりにもガタは無い。

となると音はどこから出ているの?

そして、抜いたシリンダーを見ると、またもや
気になることが・・・



シリンダー下部の一部でクロスハッチが無く
なっている!
ボアアップキットを組んでから幾らも走ってない
はずなのに・・・

横向きエンジンなのでピストンにかかるスラスト
方向の圧力は縦型エンジンより大きいのは当然の
ことだけど、それにしても減るのが早過ぎでは
ないかという感じがする。

やはり腰下あたりから音が出ている感じがした
のは、ピストンスカートが当たっていた音だった
のかもしれない。

そしてシリンダーを抜くときの抵抗も、センター
が合っていなかったということも考えられる。

心配なのが、このシリンダーが国産ではないと
いうことである。
BV製のようなので、加工精度は大丈夫か・・・

短期間で一部分だけクロスハッチが減るという
ことは、この状態で使用を続けるといずれ油膜
切れでピストンがカジリつきを起こすだろう。

できれば使いたくないシリンダーではあるが、
捨てるわけにもいかないだろうから、なんとか
するしか無い訳だが、どうしよう・・・(- -;)











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Z50J エンジン異音やはり分解か

2015-01-02 19:28:47 | オイル臭い部屋
カムチェーンテンショナーからの音ではなく
あきらかに打音が出ている。
現段階で出来る事といえば、バルブクリアランス
の調整くらいなもの。
しかし、音が出そうなほどクリアランスが広いと
は思えない。

まあ、とりあえず狭目に調整してエンジンを始動
させてみたが、やはり音は消えない。

やはり分解してみるしかないか・・・

正月ということもあるので、餅でも食いながら
のんびりとやるか。と言いながらも休みは明日で
終わりか。
あっという間だった。



始動させるたびに載せかえるのは面倒なので、
なんとかスタンドに載せたまま始動チェックを
したい。
必要な部品を探してみたら、C50用のIGコイルが
出てきた。
早速、バラックで配線してクランキングしてみる



ちゃんと火花が出る。
あとは適当なキャブがあればOKだが、マフラー
ない無しではうるさ過ぎるので、マフラーになる
ものを用意すれば、スタンド上での始動が可能と
となる。

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Z50J エンジン異音振り出しにもどる

2015-01-01 22:04:35 | オイル臭い部屋
カムチェーンに緩みがあるので、これが異音の
原因かと思い、テンショナーを調整してみた。

調整基準値はサービスマニュアルにも出ていない
ので、ネットから情報を得て調整してみた。

調整方法はといっても自動調整なので、簡単な
作業で終わるようである。
その方法とはクランクケース横にでているロック
ナットを緩め、マイナスのネジを一度緩める。
その状態で何度かキックしてクランキングさせる。
そしてロックを締めることでOKらしいが、これで
うまく調整が出来ない場合には、手動でも調整が
できるとのことなので、やってみた。
まずは横のロックナットおよびマイナスのネジを
緩めるのは同じ。
そしてクランクケース下にある14mmのドレンボル
トみたいなやつを外すと、調整のマイナスネジが
中に入っている。
これを、締めてゆき、固くなったところで横の
ロックを締めるというだけのことみたいだ。



確かに最初のようなガタは無くなったので、エン
ジンをかけてみることにしたが、スタンド上では
始動ができないので、ウチのゴリラのエンジンを
降ろして載せかえることにした。

面倒ではあるが、ボルト2本と配線カプラが1個
マフラーとキャブを外せば簡単に降ろせるので
10分もあれば終わる作業だ。

そして載せ換え完了で始動させると、カタカタ音が
出るではないか。
カムチェーンのせいではないということか・・・

試しに、エンジンをかけた状態でカムチャーン
の調整をいじってみると、緩いときには確かに音が
でるが、ザラザラというかガーガーというか所謂
連続音である。
この音とは違う打音と言える音がするのだ。

音は確認したので、打音の原因となりそうなとこ
ろを探らなければならない。

完全に振り出しに戻ってしまった。

打音といえば基本的なところで、バルブクリアラ
ンスから見て行くことになるが、それで終わって
欲しいものだ。
でも手でロッカーアームを触った感じではクリア
ランスが大きいような感じもしないのでやっぱり
分解しかないかも・・・


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