悪夢がよみがえる

TY50の修理依頼が来た。
内容は燃料漏れとオーバーフローだ。
オーバーフローといえば、マメタンの
時にガソリンがクランクケースまで
溜まっていて苦労したのを思い出す。



今回は大事に至っていないことを祈り
ながら作業に取りかかる。
しかし、コックをOFFにしてもオーバー
フローするとのことなので嫌な予感だ。

燃料ホースをバイスプライヤで挟んで
あった。
ホースを抜いてバイスを外して様子を
見ていると、確かに漏れてくる。
数十秒に一度ポタリという程度だが
オーバーフローの原因にはなりそうだ。

キャブのニードルも外して見ると、
こっちはキレイなもんで、摩耗もない
みたいだ。

次はコックを分解する。
パッキンに大きなヘタリなどはないが
通路を塞ぐ部分に小さな傷があった。
リペアパーツが無いのでとりあえず逆
向きで組んでみた。

今のところは漏れて来ないけど時間の
問題かもしれない。

次はエンジンだが、やはりかからない
プラグも直ぐに濡れてしまい全くかか
る気配がない。
やっぱり予感的中だ。

マメタンのときのようにマフラーを外
してかけることにした。



するとマフラーから大量のガソリンが
出てきた。
これでかかるかと思いきや、なかなか
かからない。

マフラーを外したまま押しがけを決行
した。
半丁くらい押したところで、パリンパ
リンとかかりそうになったので、その
まま戻ってマフラーを付けてからキッ
クするとすぐにかかってくれた。