アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。
スズキ コレダがやって来た。
K125 その昔は郵政御用達だった名車だ。
K125と言えばタンクのサイドがメッキで
ゴムのニーパッドが付いているイメージが強
いが、これはタンクがフルカラーされている。
結構新しいめの型なのか?
詳しいことは解らないが、20年以上経ってい
るのは間違いないだろう。
錆びは結構出ているがレストアよりは未再生
原型車風に多少のヤレ感を残した方がこのバ
イクの持ち味が出るかもしれない。
エンジンを見ると、キャブもスターターも付
いているように見えない。
なんとセルダイナモを使用しているらしくて
ジェネレータとスターターは一体化されてい
ると言うことだ。
そして吸気系はロータリーバルブ方式なので
キャブはクランクケースのサイドカバー内に
納めらている。
なかなかお面白そうな素材が入ってきた。
この夏はK125と戯れることになった。
先週に大阪周辺で起こった大きめの地震を見
て、しばらくエンジンをかけていない発電機
の点検をする事にした。
ずっと300Wだと思っていたが、よく見ると
400Wだったみたいだ。
欲を言えば15~20Aくらい取れると良いのだ
けれど、最低限必要なものに絞ればなんとか
凌げるか。
夏なら冷蔵庫と照明。冬なら暖房と照明、そ
れにオイルサーバーくらいは行けそう。
照明をLEDにするなど節約すれば、テレビ
もギリつかえるか。
贅沢はできないが有るのと無いのでは大きな
違いだから、やはりメンテはしっかりと行っ
ておくべきだ。
いつから入っている燃料か解らないにも関わ
らず、すんなりとエンジンは始動した。
ただ50Hz付近に回転を下げると、ややハンチ
ングを起こしている。
キャブを掃除しなければダメかと思ったが、
スクリューの調整でなんとか安定しているの
で、新しい燃料を入れるまで、このまま使う
ことにして、今回はオイル交換だけにした。
バイクに使った余りを寄せ集めたものだけど
問題ないだろう。
無負荷電圧は105Vと高めだが、多分負荷をか
けるといくらかドロップするだろうからこれ
で良いのかな。
旧な停電でも最低限の電気は確保できそうだ。
でもそんなことは起こらないのが一番だが。
ずっと以前から気になっていたクラッチの
切れ不良だ、オイルによって多少変わった
感じがあったものの、根本的な解決にはな
っていなかった。
原因を探るべく分解してみることにした。
レバーを握るとプレッシャープレートは動
いているものの、クラッチディスクとフリ
クションプレートが離れない。
どうやら、オイルの粘性でプレートが密着
しているようだ。
調度、2枚のガラス板の間に水を入れると
ガラス板が離れ難くなる状態に似ている。
フリクションプレートに薄い溝でも入れれ
ば解消するかもなどと考えていたところに
中国製GN125のプレートには、小さなパン
チングがされていることが解った。
このプレートならオイルの逃げができるの
で、張り付きが治まるかもしれない。
ダメもとで購入してみた。
これで直ることを期待しつつ組み上げた。
エンジンを始動しない状態では、クラッチ
ディスクがちゃんと離れてくれるようだが
カバーを取り付けて、オイル浸しになると
どうなるか。不安が残るなか、オイルを入
れてエンジン始動。
かなりいい感じになった。
早速試走してみると、完全とは言えないが
実用上問題が無いレベルにはなった。
これで暫く様子を見るとするか。
やっと完成した。
初めはスロープ無しでも良いかと思ったけど
やはり載せるときにはあった方が楽だと思い
余っていた鋼板と、適当なアングル等で急遽
作った。
塗装を施したら、かなり見映えが良くなった。
汚い溶接の跡も目立たなくなった。
かかった費用は、ローラーのために買ったス
テンレスパイプと足りなかったベアリングが
一個だけなので、千五百円くらいだ。
製品を買うよりは安く上がったように見える
が、手間や時間等を考えると決して安くはな
いかも。
こういう単純構造のものは、量産化している
ものにはコストではかなわないな。
でも、もの作りの楽しみと、それによる発見
や勉強になることもたくさんあるので、これ
からも作れそうな物は自作していくのだ。
こんな本を見つけたので思わず買ってしまっ
た。
マンガで解説なので、読んでいても眠くなら
ないだろうと思いきや、しかっりと眠くなる
のでした。
今日も、早く帰って来れたので、作業を再開
した。
昨日までに作り上げてあった、ローラーブラ
ケットを溶接した。
相変わらず汚い溶接で、我ながら悲しくなる
ローラーのスライドもしっかりと機能するの
で、ウチにある8インチから18インチまでの
広範囲に対応できると思ってが、いちいち調
整しなくても対応できそうである。
まだ、フレームの成形や塗装が残っているの
で完成とは言えないが、この状態で早速使用
してみた。
センタースタンドのないバイクには、やっぱ
り重宝するかも。
センタースタンドのないバイクだとメンテナ
ンス時にはチョット面倒なことがある。
とは言うものの、ウチにあるバイク達は原ニ
以下ばかりなので、扱いに困ることは無いの
だが、前から興味のあったメンテナンスロー
ラーなるものを作ってみることにした。
市販品を買っても3千円くらいしかしないよ
うなので、それより高くならないように廃材
を活用しなければならない。
一番困ったのが、ローラーだ。
適当なパイプの両端にベアリングを入れてと
考えていたが、使うベアリングは6300の中古
品だ。
外径は35mmなので、内径が同じくらいのパイ
プが必要だが、そんな都合のよいものはなく
ホームセンターに調達に行ってみた。
外径38mm、肉厚1.2mmというステンレスパイ
プがあったので、これを買ってきた。
計算上は内径は35.6mmと言うことになるのだ
が、それ以上に緩い感じだ。
ステンレスなので硬いと言うこともあって、
ベアリングのカシメに難航したが、なんとか
ローラーは出来た。
今日はここで終わりだ。
あとはフレームを作ってローラーを搭載する
だけだが、次の休日までお預けです。