アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。
RD125の作業は既に完了としているが、
まだ置場所の雪が融けきっていないらしく、
納車することが出来ない。
ついでに定期点検項目に従って点検をしてお
くことにした。
点検した結果、新たに調整が必要になったの
は、タイヤの空気圧、リヤブレーキの踏み代
チェーンの伸びなど。
チェーンの調整をするためリヤ車軸のキャッ
スルナットを緩めようとしたところ、割ピン
ではないものが入っていた。
何かと思えば釘ではないか
まあ、弛み止めになれば良いだけだから釘で
も役目は果たせるが・・・
スプロケットが結構尖ってきているので、そ
ろそろ交換した方が良いでしょう。
ついでにチェーンも。
リヤブレーキシューはマフラーを外さないと
車軸が抜けないので、点検を省略した。
現在の走行距離から判断すると、然程減って
いるとは思えないので、大丈夫だろう。
他に不具合となりそうなものは見つからなか
った。
雪もほとんどが溶けて大きな道路は乾いてい
る状態だ。
バイクに乗っている姿も見かけるようになっ
てきた。まだかなり寒いと思うが…
バッテリーがダメになっていて、エンジンが
かけられなかった、お汁粉色のRD用にバッテ
リーを調達したが、前のバッテリーに引き続
き勝負バッテリーをチョイスした。
勝負バッテリーとは、すぐにダメになること
を覚悟の上で、価格のみで勝負するというと
ころからつけた呼び名だが、世間的には使わ
れていない言葉だ。
バッテリー交換とともにバルブも点検したと
ころ、ヘッドライト、テールライト、メータ
ランプ、ニュートラルランプ、ディマーが切
れていたので、全て交換となった。
これで、いつでも走れるようになった。
ポイント交換をしても高回転の吹けはあまり
変わらなかったが、不安定なアイドリングは
改善された。
今までは長くアイドリングをしていると回転
が低くなって、ときどきアクセルを煽ってや
らにと止まったりしていたが、それは無くな
ったような気がする。
もう一度点火時期の調整をしようとしたとき
に気がついたのが、点火タイミングのマーク
がついているプレートの位置だ。
長穴になっているが、本当にこの位置でよい
のか?
これがズレていると正確なタイミングが取れ
ない。
しかし角型タンクのマニュアルを見ると、こ
れを合わせるにはダイヤルゲージを使って、
上死点から1.8mm下がったところでマークが
合うようにすることとなっている。
ダイヤルゲージを持っていないので、ただの
丸棒をプラグ穴に入れて、上死点位置でマー
キング。
それを基準に1.8mm上にマークをいれて、ピ
ストンの位置を確認できるようにしてマーク
と合わせてみたが、大きく狂ってはいなかっ
た。
正確ではないかもしれないけど、良いところ
は出ているだろう。
そして、点火時期は少し遅れ気味のところに
合わせて再度エンジン始動。
やはり思わしくない。
点火系の問題ではなさそうなので、いよいよ
キャブに手を入れる。
まずはニードルを一段下げて薄い方に持って
いってみる。
これで変化があるかと期待したものの、みご
とに裏切られた(--)
燃料が濃い感じではあるが、ただ濃いのとは
なにかが違う気がする。
ただ濃いだけなら頭打ちになるところで、
ボコつく感じになるはずだが、ボコつきは全
くない。
ひょっとしてスロットルが全開になっていな
いのではと思い、ゴムのダクトを外して、指
を入れながらスロットルを絞ってみた。
結果は両方ともしっかりと全開になっている。
どこを見ても不調となる要因が見当たらない。
燃料が濃いなら、ゴムのダクトを外したまま
なら変化があるかも。。。
という訳で、そのままエンジンをかけると、
迫力のある吸気音。
そしてアクセルを開けるとグングン回転が上
がるではないか。
レッドゾーンまで入りそうな勢いだ。
以前、エアクリーナーの蓋を外した状態でか
けたときは、吹けなかったので、試しにダク
トを繋いでエアーエレメントを外してみたら
今ひとつ吹けが良くない。
ということはケースの形状が良くないのか?
たしかに空気の通路となっている部分の開口
面積は小さい
でも社外のケースが付いている訳でもなさそ
うなので、はじめはどうだったのだろうかと
いう新たな疑問が沸いてくる。
とりあえずは原因が酸欠であることが解かっ
たので、あとは春になってから、実走行をし
ながらセッティングを出さなければならない
ので、作業は一旦終了することにした。
昨日につづいてRD125の作業すすめようと
思って作業場の暖房を入れたが1時間経って
も+5℃までしか上がっていない。
時間が勿体無いので、寒いのは我慢して作
業開始した。
昨日ポイントギャップを点検したら、右側
のポイントが少し広めだったので、交換す
る前に調整して点火時期を調べてみたら、
基準値より進んでいた。
基準値に合わせてエンジンを始動してみた
が、やはり高回転までは回らない。
新品に交換したところで改善しそうにもな
いけど、とりあえず交換してみることに。
ところが、新品ポイントの一次線をとめる
ボルトが少し短いではないか。
ギリギリ付かないこともないが、非常に作
業性が悪いので、ボルトを古いものから移
植したが、これがまた結構大変な思いをし
た。
これなら、短いボルトになんとかつけた方
が楽そうなので、もう1つの方はそのまま
使った。
古いポイントの接点はあまり傷んでいなか
ったので、接点抵抗を新品と比較してみた
ところ、新品が0.4Ω、古い方は0.5Ωと問
題になるような差はなかった。
そしてヒールの方は0.1mmの磨耗があった
が、これも使用不可という状態ではない。
まあ、接点を磨いて予備として取っておい
ても良いだろう。
今はポイントも高価なので、使えるものは
使ったほうが良いので。
交換した後に点火時期を調整したいのだが
日曜日の昼間に、住宅街でエンジンをかけ
るのは気が引けるので、ポイントの接点に
テスターを繋いで、抵抗値の変化を使って
タイミングの調整をした。
そしてスイッチを入れてゆっくりとクラン
キングしてみると、火花がでるので、タイ
ミングライトをつないで手でクランキング
しながらタイミングの調整をしたが、これ
でもいいところ取れているだろう。
でもやっぱり正確なところを知りたくて結
局エンジンをかけてタイミングライトで点
検した。
ついでに吹かしてみたが、あまり改善はさ
れていなかった。
やはりキャブももう一度やるしかないか・・・
しかし、この住宅街で2サイクルエンジン
の調整を行うのはちょっと厳しいなあ。
RD125の充電系統点検のためにバッテリーが
必要なのだが、今あるものは死んでいるもば
かりだ。
これも死にかけだがGS125のバッテリーを外
して使ってみることにした。
当然の如く上がっているので、一度充電をし
てみると、はじめ2Aくらい流れているようだ
し、何とか使えるかも。
第1セルだけ比重が1.2くらいまで上がったが
あとは1.2まで届かない。
まあ、ある程度電気が入ったようなので、
このバッテリーを使って充電系のチェックを
することにした。
サイズ的に所定の場所には収まらないので、
ジャンプコードで繋いでメインスイッチを入
れてみる。
球の切れていないランプ類はすべて点灯OK
更にホーンを鳴らしてみると、しっかりと鳴
ってくれた。
エンジンを始動して発電電圧を測ると5000
rpmくらいで、15.5Vまで上がるが、それ以上
にはならないようだ。
というかエンジンがそれ以上吹けない(--;
エンジンをかけた状態でホーンのスイッチを
押してみる。
以前はエンストしそうになっていたのが、今
はちゃんとホーンも鳴るし、エンジンも止ま
らない。
やはりバッテリーの不良だったみたいで、充
電系統には問題がなさそうだ。
ホーンでエンストの原因は、多分だがホーン
の消費電力は3Aくらいあるようなので、発電
容量がそれ以下のため、バッテリーがないと
電圧降下して点火火花が出なくなるのだろう。
充電系に問題ないことが解かったので、次は
高回転で吹けない原因を追いかけることにし
ようか。
まずは基本的なところから、コンタクトポイ
ントのギャップを点検。
ポイントは右用と左用で2個ついている。
そのうち1つが0.45くらいあるので、これは
広すぎだ。
もう1つは0.35くらいなので、こっちはOKで
しょう。
あと接点の状態とヒールの磨耗具合だが、現
状でもいけそうな感じではあるが、新品の部
品があるので、後で交換することにしよう。
夏に一度出庫していった「お汁粉色」の
RD125がまた戻ってきた。
今度は、高回転が吹けないという症状と、球
がみんな切れてしまうということらしい。
エンジンの吹けについては、5000rpmくらい
まではとても調子よく拭け上がるので、問題
ないと思っていたが、それ以上回そうとして
も、頭打ちになるような感じで吹け上がって
いかない。
空吹かしではそんなに回していないので、全
く気が付かなかったが、実際に走行すると
5000以上は使うところなので、困るだろう。
それと球が切れるということだが、バッテリ
は新品なのでレギュレーターが逝ったのか?
球切れが起きる状態ではエンジンをかけるこ
とも出来ないので、まずはそのあたりから見
てみることに。
メインスイッチをON
ウインカーは点かない
ホーンも鳴らない
ストップランプも点かない
ニュートラランプも点かない
ランプ類はすべて切れているとしても、ホー
ンくらいは鳴るでしょう・・普通は
バッテリー電圧を測ると、5Vくらいしか出て
いない!
バッテリー上がってるではないか。
でも、ただ上がっているだけならエンジンを
かけても球は切れないはずだ。
バッテリーを外して見ると、なんと液が少な
くなっており極板が出て湿っている程度とい
う状態だった。
新品のバッテリーが数ヶ月でここまで液が減
るのは異常だ。
漏れた跡も無いので、自然に減ったか、もと
もと少なかったのかどちらかだろう。
液を補給して充電器に繋いでみる。
電流がほとんど流れない。
しかも電圧は20V近くかかっている。
ということは、充電器の無負荷時の電圧とほ
とんど変わらない。
ということは、バッテリーとして機能してい
ないということか。
それでもしばらく繋いでおいたら、電流が少
しづつ流れるようになってきて、電圧も15V
くらいに落ち着いてきた。
比重も少しづつ上がり始めてはいるが、第5
セルだけは上がる気配がない。
のぞいて見ると、ブクブクもしていない。
極板がショートしているのかもしれない。
充電器をオフにすると、端子電圧も10Vくら
いにしかならないので、1セルは機能してい
ないことになる。
いくら繋いでいても、同じ状態なので充電は
ストップした。
買ってから数ヶ月だというのに悲しい結末
ですね。
問題なく使えているうちは安い外国製でも良
いのですが、やっぱり信頼性という面では日
本製に限ります。
でもバイク用のバッテリーは大きさの割りに
高価なので、どうしても安いものに手を出し
てしまうのです。
昨日は、あまりの暑さで作業を中止したが今
日は、午前中から雨で比較的涼しかったので
朝から昨日の続きを始めた。
ジェット類は昨日からキャブクリーナーに付
けてあったので、パーツクリーナーで洗浄し
て組み上げるだけだが、細かいところを良く
見ると、不具合も見つかってしまう。
フロートチャンバーのニードルバルブに段付
があるのを発見してしまった。
でもここは修正などができるところではない
下手に弄るとオーバーフローの原因を作って
しまうので、とりあえずこのまま組みつける。
組み立てたキャブをエンジンに装着したいと
ころだが、付けてしまうとスロットルの同期
具合が見られなくなるので、まずはワイヤー
だけを取り付け、アクセルグリップに合わせ
両キャブのスロットルバルブが同時に動くよ
うに、ワイヤーの遊びを調整。
アイドリング時のスロットル開度が両方とも
同じ位置になるようにしたいのだが、ここは
見た目の感覚で「こんなもんかな」
予備調整をした後でエンジンに装着。
エンジンはすんなりと始動してくれたので、
ひと安心。
アイドリングもするようになったので、あと
は実走行で問題があれば再セッティングとい
うことになる。
エンジンはひとまずOKとした。
後残っている作業はクラッチレバーの交換だ。
別に折れている訳でもないが、この年代の道
交法では、250cc以下のバイクは中速車とい
う区分で最高速が50km/h以下であった。
そして、最高速が50km/h以下で走行する車両
は左ミラーが必要なかったのだ。
つまりは左ミラーの取り付け穴がない。
しかし、平成4年から中速車、高速車という区
分が無くなり、すべて60km/hとなったため、
現在では左ミラーが必要な訳だ。
平成19年以前に作られた車両は除外されるみた
いではあるが、余計なことで警察に止められて
その都度説明するのも面倒だし、安全面からも
あった方が良いでしょう。
その他に細かいところの手直しをして、完了と
なった。
昨日、スロットルワイヤーの交換を終えたの
で、今日はキャブの同調を取ろうと思い、
室温32℃の中で作業を始めた。
しかし、エアクリーナーのケースがフレーム
を跨いでいて外れないのでとても邪魔だ。
まあ、それでもなんとかワイヤーの遊びの調
整から始め、アイドリング調整をしていると
エンジンが止まってしまう。
1500rpm以上にしていないと続かない感じだ
スロー系がよろしくないみたいだが、キャブ
の中も汚れているのだろう。
掃除したいのだが、外すのが面倒だ。
しかも2個も付いてるし。
パイロットスクリューを抜いて、そこからキ
ャブクリーナーを吹き付けてなんとか誤魔化
そうと思ったが、スクリューを抜いてみると
先の部分が段付き磨耗している。
変に削るわけにもいかないので、汚れだけ落
として穴からキャブクリーナーを吹いて再始
動してみるが、症状はかわらずだ。
やっまり外して掃除してみるしかないか・・・
まずは一個を外してみた。
当たり前だがガスケットは再使用不可の状態
になった。
パッキン紙で型を取って2枚作ったが、結構
厚いガスケットが入っていたので、1.5mmの
パッキン紙を使ったので型抜きに1時間くら
いかかってしまった。
そしていよいよ分解へと進む。
思った程汚れてはいなかったが、掃除してお
いた方が良いくらいにはなっていた。
しかし、ここであまりの作業場の暑さで一旦
作業を中止することにした。
スロットルグリップ部に付いているワイヤー
のガイドのような部品が付いていないので、
ワイヤーがグラグラの状態だ。
これを正規のワイヤーに交換するというもの
だが、ワイヤーは一本ものではなく、途中か
ら3本に分かれている。
これをタンクの下側を通さなければならない。
こんな所をうまく通っていくのか?
燃料タンクを外せば簡単なのだが、タンクの
中はほぼ満タン!
しかも、タンクの下側で左右をホースが繋い
でいる。
これではタンクを降ろすのもかなりの手間だ
ホースの許す限りで上側にずらしてみると、
多少のスペースができたが、それでも手なん
か入る程ではない。
それでもやるしかないので、オイルポンプ側
から外し、そしてキャブ側も外した。
ここまでは何の問題もなく外れた。
そしていよいよワイヤーを通す作業だが、供
給されたワイヤーは中古品だ。
まあ、中古でも別に良いのだが、ワイヤーの
分岐点となっている部分のプラスチック製の
カプラのような部分が割れていて、ワイヤー
がうまく纏まらないではないか。
割れた部分はどうにもならないので、ハーネ
ス用のテープでグルグル巻きにした。
多分これでも行けるだろう。
多少手こずったが、なんとかワイヤー交換は
完了した。
あとはキャブの同期をとれば完了だ。
キャリパーピストンに虫食いがあり、どうす
るか躊躇していたが、古い車種だけに中古部
品なんか、そう簡単には出てこないだろう。
ブレーキだけにあまり乱暴な直し方はしたく
ないが、部品が見つかるのを待ってもいられ
ないので、すべてを再利用する方向で進めて
みた。
まずキャリパーの虫食いは凹部分をハンダで
肉盛りして研磨してみた。
一応凹みは綺麗に埋めることができた。
しかし、この部分にオイルシールが当たら
ないようにしたいところだ。
それにはピストンの位置を変える必要がある。
新しい厚いパッドを入れるのが手っ取り早い
のだが・・・
丸型パッドの直径は45mmだった。
これにスペーサーのようなものを噛ませれば
厚いパッドと同じ効果が得られる。
何か使えそうな物がないかと、近所のホーム
センターに行ってみたら直径45mm、厚さ2mm
というワッシャーがあった。
まるでこのために作られたのではないかという
くらいピッタリサイズだ。これを2枚購入して
きた。
次にグリースまみれになっていたブレーキパッ
ドはバーナーで炙って、油分を焼いた。
炙っているとすぐに、表面からプチプチと油分
が染み出てきて燃えていた。
その後表面にペーパーをかけて一皮剥いた。
はがれたパッドは強力接着剤を使い万力でしば
らく圧縮して使うことにした。
また剥がれても、構造上外れて落ちるようなこ
とは無さそうなので、とりあえずこれで使用す
る。
パッドの下に光っているのがワッシャーだ。
写真では1枚だが、最終的には2枚入れた。
これで、最初の位置よりピストンが4mm程奥ま
った状態になるので、シールはピストンの綺麗
な部分に当たる計算だ。
フルード漏れもしないはずである。
外すときに一部が破れてしまったダストブーツ
は、パンク修理用のパッチを表と裏から貼り
付けてみた。
結局すべてを再使用という形で組み上げた。
そしてエア抜きだが、レバーのストロークが半
分くらいしかなくて、エア抜きがうまくできな
い。
マスターシリンダーもおかしいのかと思いなが
ら良ーく見ると、ストロークを調整するボルト
がスロットルに当たっていた。
ブレーキレバーの場所を少し移動させて干渉を
避けると、問題なくエア抜きができた。
しかし、このバイク本当に走っていたのかなあ?
ブレーキフルードには少し贅沢だがWinmaxの
DOT4を使った。というか、これしか無かったと
いうのが正直なところだ。
フロントブレーキキャリパーを分解した。
スライドピンあたりが苦労するかと思いきや
古いわりには比較的すんなりと分解できた。
バラしてみて驚いたのが、ブレーキパッド
のライニングが剥がれていたことだ。
そして何故か、全体的にグリースでベトベト
になっいた。
ディスクローターが斑模様になっていたのは
クリースの汚れだったみたいだ。
ハブの回りもグリース汚れが酷い状態だった。
しかし、キャリパーにグリースを使うところ
と言えば、スライドピンに多少塗るのと、ゴ
ムのシール類にラバーグリースを塗る程度な
ので、普通に考えればベトベトになるほどの
グリースは使わないはずだ。
でも、そのナゾもキャリパーピストンを抜い
てみて解くことができた。
ピストンのちょうどシールがあたる部分に虫
食い状のへこみが円周上にできている。
そして良くみると、錆を鋭利なもので削り落
としたような細かい縦の傷がついていた。
普通ならピストンを交換するのがセオリーな
のだが、古いものなので部品の入手が出来な
かったのか、もしくは高くて止めたのかとい
うところだろう。
そしてそのままだとブレーキフルードが漏れ
ることは間違いないので、グリースを多めに
つめてなんとか誤魔化そうとしたと思われる
前のオーナーがブレーキは分解したと言って
いたらしいので、間違いないだろう。
整備経験者の作業とは思えない対処の仕方な
ので、前オーナーさんは素人さんなのだろう。
おかげでブレーキパッドもローターも油まみ
れだった。
さて、この虫食いのピストンとライニングの
剥がれたパッドをどうするか・・・
多分現オーナーさんも、あまりお金はかけた
くないだろう。
かと言ってブレーキだけに応急処置で済ませ
るというのもねえ
やれと言われればやりますけど。。。
初期型のRD125が持ち込まれました。
タンクのカラーリングから察するにデビュー
からマイナーチェンジでカラーリングが変更
になったタイプではないかと予測する。
初度登録が1973年10月くらいかな。
エンジンは問題なくかかるのだが、フロント
ブレーキが全く効かないというもの。
その他細かいところで若干のメンテが必要と
いうものだ。
まずはヘッドライトとテール球が切れていま
した。
それに加えてニュートラルランプとロービー
ムインジケーターも切れていました。
赤のインジケーターが付いていたので、これ
がハイビームかと思いきや、球を交換してみ
ると、ロービームで点灯するものでした。
青ではなくて赤というのはそのためか。
そして作業のメインとなるフロントブレーキ
だが、レバーは動くがほとんど効かないとい
状態だ。
ディスクローターにはまるでゴムでも擦り付
けたような斑な跡がついています。
いったい何が起こっているのでしょうか?
つづく