暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

TH45G ゴミからの復帰

2017-03-05 17:46:44 | 無線小屋
ケミコンの交換中にチップまで外れてしまい
一旦投げ出していたが、もう一度覚悟を決め
てじっくりと手を入れることにした。

外れたチップコンデンサをハンダ付けするた
めに、20Wのハンダごての先を削ってしまっ
たが、20Wはもう一本あるので専用品にして
も問題なしだ。

そして普段は1.0mmのハンダを使っているが
さすがに太すぎるので、近くのホームセンタ
で探してみるものの0.8mmが最も細いものだ。
もう少し細いものは欲しかったが、電子パー
ツ店に行く暇もないので、0.8mmでやってみ
ることに。

そしてなんとかチップの取り付けと、すべて
のケミコンを交換した。
これで、動作してくれることを祈りながら電
源を入れるがやはり、パワーが出ない(--;



TH45Gの修理については、ネット上にいくつか
の情報があったので、それを参考にチェック
をすることにした。

まずパワーモジュールのVbbに送信時の5Vが
かかっているかをチェック。
やはり送信してもVbbに印加される電圧に変化
はない。

そして基盤にある5Tという端子には送信時に
5Vが出てきています。

なるほど、これも同様にAPCが不良になって
いるのか・・・

同じように5TからパワーモジュールのVbbに
直接繋いで、これでOKと思いきや、やっぱり
パワーが出ない!?

マジカ・・・

パワーモジュールが逝っているのか?

ネットでパワーモジュールであるM67749MRの
データーシートを探して、足の意味を調べる
と2番と4番がVccで最大12.5Vのようである。
そして3番がVbbで5Vとなっていた。

ここでVccを測ってみるも1V以下の状態だった

これはAPCだけではなく、Vccにかかる電圧を
制御している回路もダメということか。

回路図がないので追いかけられないが、試し
に2番と4番に直接電源電圧を与えてみると、
パワーが出るようになった。

この強引な方法で良いのかどうかは解からな
いがとりあえずパワーは出るので、基盤上で
電源電圧の出ているところから、Vccへジャ
ンプすることにした。



ただ、データーシートによるとVccは12.5Vと
なので、クルマに搭載してシガーソケットな
どから電源を取ると、14V近くかかることに
なるので、多分壊れるだろう。

そうならないためのAVR回路がダメになってい
るのかと想像できるが、調べようもないので
これで完了とすることにした。

組み上げてパワーチェックすると、電源電圧
が9Vで2.5Wくらい、12Vかけると5Wくらい出る
が本体がかなり熱くなってくる。
パワーモジュールがいきなりケースに取り付
けられているので、本体ケースが放熱板の役
割をしているのだろう



乾電池でレピーターをアクセスしてみたとこ
ろ、ちゃんと動作しました。

ゴミから復活することができました。
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