Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその877: Frank Zappa -part xxxxx

2014-12-10 02:22:26 | Weblog

2014年もいよいよ師走。早いねえ。年をとるたび、時間が経過する体感速度が速まるこの感じ、いやなもんだね(笑&泣)。

さて、この時期の音楽ネタはいわば「命日」シリーズ。まず1992年12月4日は奇才Frank Zappaの命日。もう20年以上前だから、随分前のように思うけど、なんか早く過ぎ去ったような感もあり。

ほんと「奇才」という言葉がしっくり来る人で、ロックやブルースをベースにしながら現代音楽やクラシック、はたまた民族音楽的なアプローチも取り入れ、ダイバーシティの先取り的な感じなのかな。すごく複雑な音楽も演奏しているのに相応のポピュラリティを確保したのは、推測だけど露出度の多さと、作詞家としての才能。デビューしてから優に60枚以上のアルバムを制作し、ライブも世界規模で数えきれないほど。海賊版も含めれば数千枚はあるんじゃないのかね。Led ZeppelinのJimmy Pageが海賊版撲滅に躍起になっていたのに比べて、この人はそこまでの印象はなく、むしろ黙認していたかのように見えるけど気のせいなのかな。あと、風刺の効いた歌モノを多く制作しているのも、彼をマニアだけの存在に留めなかった大きな理由の一つのように思える。

とにかく作曲家としての引き出しの多さとアイデアは唯一無二といっていいのではなかろうか。ギタリストとしても独特で、結構りディアン・モード系のフレーズを多用しながらもブルース・フィーリングが残っているところが「ギタリスト」なんだよね。

映像を一発。彼の「複雑な音楽性」を体現できる定番の一曲"Black Page"(https://www.youtube.com/watch?v=JyWpeRjupl0). 数十年前にこんな曲書いていて、それ以降こんなアーティストは出てないと思われるし(あくまで私見)、音楽ってある意味「進歩を止めたり、かと思えば突然変異の天才により揺り動かされ」の繰り返しのように思う。

あー、相変わらず小難しいこと書いちゃった(笑)。結論は単に「Zappa最高」なんだけどね。今宵は20世紀を代表する奇才に乾杯。

 

-Butzmetz社長-

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