ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/06(雨の金曜日)知多半島突端の師崎(もろざき)

2017-10-11 07:09:07 | 草花
雨男が山の神様と、二人で出掛けた先は知多半島の最先端、師崎(もろざき)というところでした。

家を出る時から雨模様で、傘を持って出かけましたが、目的地に着いたら普通の雨降りになっていました。

知多半島の先端は師崎という地名ですが、そこの最南端は羽豆岬で、そこが岩山になっていて、山上には羽豆神社(はずじんじゃ)が鎮座しております。今回は神社にお参りをすることにしています。

神社参詣道入口 ↓

右手は海になっています。 



神社の社叢について ↓

ここの社叢は国指定の天然記念物になっています。
傘を差してこれを読んでいきます。



岩の層 ↓

いきなり階段が出てきて、右手は層をなす岩盤の道です。



尾根道 ↓

この岩山は北西から南東に細長い形状で、しばらく歩いて稜線に着くと、神社まではほぼ平らな道が200mあまり続きます。



ウバメガシの並木 ↓

ここでは大木化したウバメガシの木が道の両脇に並んでいます。ウバメガシは良質の備長炭の取れる木でしたね。



展望台 ↓

神社に着く手前に木製の立派な展望台がありますので、これに登ってみます。

展望台の横に休憩舎があり、その屋根にペンキで書かれているものです。
それにはこう書かれていました。
「皆さんの立っている展望台は海抜45米です。想ひ出の記念として戦艦大和の司令官になって、
(いそ?)の香りを充分味つて下さい。」」

ここの高さが戦艦大和のブリッジと同じ高さなのでしょうか。 46年前にここに来た時に見たペンキ書きも、年月の経過とともに字が薄れてしまいました。




師崎の港 ↓

こちらは観光船などが出入りする港です。



漁港 ↓

こちらは漁港ですね。



日間賀島 ↓

雨に煙っていますが、日間賀島が見えます。



篠島 ↓

こちらは愛知県では最大の篠島になります。観光旅館もあります。



神島 ↓

やや遠くになりますが神島が薄く見えいます。三島由紀夫があの島に逗留して、小説(物語)を書き、島を出る時にこの小説(物語)は世に出て、沢山の人に読まれることになるだろうという趣旨のことを言ったそうです。
小説名は「潮騒」で、神島はその物語の中では”歌島”という名前になっています。
どうせなら本名のままで出してほしかったですね。




羽豆神社 ↓

ここにお参りします。



矢穴石 ↓

右側の石は、加藤清正が名古屋城の石垣造営の時に使った石の残がいのようです。


「矢穴」とは大きな石を伐り出すときに石を割り出す方法のようで、直線上に石に穴を穿ち、それに鉄製の鑿(のみ)を打ち込んで岩を割って行ったようです。
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10/04日 井山(1195m)で遠足の終わりとする。

2017-10-10 07:11:13 | 草花
茶臼山から萩太郎山、面の木の湿地、天狗棚と4ヵ所を見て来ましたが、まだ時間が早いので、面の木峠の向かい側にある井山まで行って見ることにしました。
山頂で食事をとるべく炊事道具一式を持って行きます。

行程図 ↓




入口 ↓

広い道路ですが、車での進入を禁止していましたので、歩いて行くことにしました。
その結果、この後に、いろいろと、歩きならではの収穫にありつけます。



イタドリ ↓

道にしなだれかかっています。



エゴノキの実 ↓

低いところにたくさん実をぶら下げていました。



サルナシ ↓



食べごろのサルナシがたくさんあったので頂いてきて、シロップ漬けにしてあります。



カマツカの実 ↓

ここのものは真っ赤になっています。



サルトリイバラの実 ↓

小ぶりな実が赤く色づき始めています。



ヤクシソウ ↓

山地でこの時期にはよく見かける花ですが、今年では初めて目にしました。



プロペラ ↓

山上はその昔牧場であった名残で、草原状になっています。風が良く通るのでしょうね、風力発電のプロペラが3基据えられています。



ゲンノショウコ ↓

ピンク掛った花を見つけました。



青空に・・・↓

この下に行くと風を切る音がしています。



アケボノソウ ↓

水の通り道でアケボノソウも咲いています。



2基 ↓

背後の山は先刻歩いた天狗棚です。



井山山頂 ↓

視線の最奥に井山の山頂があります。
山頂と言っても草原状の丘のような感じです。しかし、標高は1195mもあり、侮れない高さです。



ここまで車で来られます。

乗り入れが禁止されていますが、ここまで車両の乗り入れが可能になっています。
山頂よりはほんの3~5メートル低い場所です。



井山山頂 ↓

山頂には木製のベンチがいくつか置かれていますが、その木も朽ちつつあります。



奥三河の山々 ↓

井山の山頂から奥三河の山々までは視界が届いていました。山名を入れておきます。



木曽御嶽方面 ↓

ここからは木曽御嶽が見えるはずですが、この日の天気はそれを許してくれません。
富士山も見える位置ですが、もちろん望むべくもありません。


ここで昼食をとり、井山の山頂から戻っていきます。


塗装工事中 ↓

風力発電施設について展示解説している小さな建物ですが、この日は外装の防腐剤塗りをしていました。



碁盤石山 ↓

もうだいぶ以前のことですが、雪の降る日にこの井山を通って、あの碁盤石山まで歩いたことがありました。



センブリ ↓



帰り道は来るときとは違う側を見ながら歩きます。途中の山側斜面でセンブリの花を見ました。
今年の初花になります。



タラノキ ↓

タラノキは花が終わって、黒い実を疎らにつけています。



ウバユリ ↓

ここでも、ウバユリの莢をつけたものを見ました。
午後一時には面の木峠の駐車場につき、小生としては早い時間ですが、帰途につきます。

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10/04日 天狗棚山頂(1240m)まで行って(下段)、面の木峠まで戻る。

2017-10-09 07:12:08 | 草花
天狗棚展望台から、近場の山並みを眺めた後は、来た道を戻らずに稜線を歩いて、最高地点である天狗棚に行ってから、面の木峠に戻ることにしました。

鉄の階段 ↓

この階段を上り、稜線歩きに入ります。



背丈の低いブナ ↓

稜線上のブナの木は細くて背丈もそれほど高くはありません。おそらく戦中・戦後に、人為的に伐られた結果なのでしょうね。今は小さくても何十年もあとになれば壮観になることを夢見て歩を進めていきます。



ミヤマシキミの実 ↓

やや日当たりの悪そうなところで、この赤い実を見つけました。



トリカブト ↓

この山域ではトリカブトにはあまり出会いませんでした。



天狗棚山頂(1240m) ↓

平坦な道の途中とでもいうような場所に山頂標識があります。ここで一番高いところを探しますと10mほど先の笹藪のあたりがそのようです。
画面では標示板の背後になります。そこに行って見ても何の目印もありませんでした。



稜線の道 ↓

山頂からは稜線に沿った道がなおも北進していますが、花の無い季節ですので、これ以上は進まないことにして、あたりに点在するブナの大木を見ていくことにしました。



キノコ ↓

ブナの枯れ木にキノコがたくさんついています。


一つを取って裏返してみます。おそらく毒のツキヨタケではないでしょうか。



ブナの大木 ↓



ブナの木は、このように大きくなると、何処となしに神寂びて見えますね。



宮標石 ↓

ここの稜線にも宮標石がうち込まれていました。



面の木峠を目指して下る ↓

ブナの細い木が作る林の中を下りて行きます。



枯れた大木 ↓

その中に、杉か檜の枯れてしまった大木が、ホールドアップした様にして立っています。



面の木峠の芝生広場 ↓

峠まで下ってきました。日当たりの良さそうな広場で、天気が良ければ、確か白山まで見ることが出る場所です。



ゲンノショウコ ↓

芝生の端で、ゲンノショウコを見つけました。



オトコエシ ↓

駐車場の際では、オトコエシも咲いていましたが、小さな株でした。



駐車場 ↓

この場所は、夏場ならバードウォッチャーの集まる場所ですが、この車の人たちはブナの大木を撮りに来た人たちでした。
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10/04日 天狗棚 (上段)天狗棚展望台まで

2017-10-08 07:04:45 | 草花
面の木峠まで車で移動してきました。ここに車を駐めて天狗棚を歩くことにします。
写真の枚数が多かったので、上・下二段に分けてレポートすることにしました。
今回は天狗棚展望台までの道筋の景色を綴ります。
行程図 ↓

駐車地点から反時計回りで歩きました。



山の取り付き口 ↓

このあたりで、6~7人の中高年男女が山に入らずに何やら話し合っていました。そこを通り過ぎようとする小生に話しかけてきて、「熊は出るの?」かどうかということを問いかけます。
そこで小生は目撃情報はあったそうだけれども、大した確率ではなさそう・・・・と答えておきました。



林内 ↓

林の中を歩いて行きます。この場所はすでに標高1000メートルはあるところで、こういう林相ですので、野鳥が良く見られることから、愛鳥愛好家や写真家が良く集まる場所なのです。



コンクリート製の橋 ↓

差し渡しが15メートルはあろうかというこの橋は老朽化して居て、近いうちに付け替え工事に入るそうです。つまり、今回はこの姿の見納めとなります。



天狗棚展望台 ↓

稜線上のこの場所は東・南方面に展望が開けていて、南アルプスの眺めも得られるのですが、この日は雲に閉ざされて残念な眺めになっています。



アキノキリンソウ ↓

展望台の上に下り立つと、足元にアキノキリンソウが咲いていました。



国常立尊(くにとこたちのみこと)石碑 ↓

国創りの神様が祀られています。



ママコナ ↓

稜線上にはこの花が疎らに咲いていました。



古町高山 ↓

いくら雲に邪魔された眺めと言っても、近場の山は流石に視界が届いています。
手前は古町高山で、背後は三ツ瀬明神山です。


三ツ瀬明神山 ↓




平山明神山のドーム ↓




大鈴山と鹿島山 ↓

左の大鈴山から右の鹿島山までは尾根続きとなっています。



奥三河の山並み ↓

平山明神山・大鈴山・鹿島山から宇連山まで見えています。



宇連山 ↓

宇連山など光線の加減でこれまでの山々は皆シルエットになってしまっていました。



津具の集落 ↓

山の裾野に津具の集落が纏まっています。



左が茶臼山で、右は萩太郎山 ↓




萩太郎山 ↓

山頂のアンテナ群が見えています。



茶臼山 ↓

茶臼山は手前の枝に邪魔されています。
この日は南アルプスが見えませんでしたので、この展望台に滞在する時間はごくわずかなものでした。
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10/04日 面の木湿地 標高1000メートルほどの山ふところにある、静かな湿地

2017-10-07 07:07:42 | 草花
茶臼山と萩太郎山を歩いた後は、小生的には最近になってその存在を知った、面の木湿地に立ち寄ることにしました。
車に乗って茶臼山高原道路を10kmほど西進します。
秋が深まってきていますので、花についてはあまり期待をしていませんでしたが、湿地の散策そのものを楽しもうとして、のんびりと歩いていきます。

行程図 ↓




面の木ビジターセンター ↓

茶臼山高原道路沿いに「面の木ビジターセンター」があり、道路を挟んで向かい側に広い駐車場があります。



ここから下って行きます。 ↓

駐車場の南端に湿地への下り口の階段がつけられています。ここを下ります。



アケボノソウ ↓



早速アケボノソウが出て来ました。


この後は湿地内を通る道では無くて、山の稜線のような道を使って、いきなり湿地の最下端までいきます。
そこから今度は、湿地内を登り勾配で、歩いて戻って来るようにしました。


メギ ↓



湿地の最下端周辺で探しものを始めます。紅葉した一叢に近づくと、それはメギでした。
並んだ赤い実が可憐ですね。



テンナンショウ属 ↓

湿地周辺の山裾に寄り道すると、そこには実をつけた、テンナンショウ属の草が立っています。
青い実から赤い実に移って行く過程にあるようです。



トリカブト ↓



テンナンショウ属の赤い実の近くに、鮮やかな紫色の花があります。
三河ではカワチブシと呼ばれることも多いこの草に、湿地内に入ってから、たくさんの場所で見ることになります。



ウメバチソウ ↓



ウメバチソウの花については、どういう訳か、ここでは見ることを予測していなかったので、出遭うことが出来てうれしく思いました。



サワギキョウ ↓

サワギキョウの花はすでに遅くて、花がみすぼらしくなっています。



ヤマラッキョウ ↓



ヤマラッキョウは最初に見たのが蕾で、未だ花は開かないだろうと思っていましたが、その後に、一輪だけ開いた株を見つけてしまいました。



キセルアザミ ↓

湿地内にはこういうアザミも咲いていました。



〇〇ショウマ ↓

これがイヌショウマなのかサラシナショウマなのか迷いながら写真を撮りました。
ひつつひとつの花の付け根に柄がついているようですので、サラシナショウマであろうという思いが強くなっています。



もう一度アケボノソウ ↓

湿原内ではこのアケボノソウもよく見かけました。



ウバユリ ↓

ウバユリも大きな莢を見せています。



クリンソウか? ↓

この大株はクリンソウでしょうか?



ヒオウギアヤメか? ↓

この草姿はヒオウギアヤメなんでしょうか? 花の時季に確かめてみたいものです。



オタカラコウ ↓

ある一角にオタカラコウの小群生がありました。



出口の階段 ↓

湿地を大雑把に一通り見終わりましたので、ここを登って出ていきます。
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