ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/15日 大入(おおにゅう)川沿いの道を新豊根ダムまで往復 清流・山の緑・滝・滴る水 その1:道端に車を駐めて歩き出す。

2018-05-19 07:07:45 | 草花
この火曜日に、静岡県と愛知県の県境に近い、場所を歩いて来ました。

大入(おおにゅう)川という天竜川の支流ですが、この川沿いの道を往復で20kmくらいですが、自分の足で往復しました。
もうだいぶ以前のことなのですが、トヨタのタウンエースでこの道に入り、新豊根ダムを目指して遡り始めたのですが、道が狭くて、進むのが怖くなり、途中で引き返してしまった経緯があります。
それから30年以上が経ち、未だにその時の挫折感が癒えていませんでしたので、今回は車を使わずに歩き通してしまおうと考え、現地に乗り込んできました。

この目論見は、道の入り口が、早速、車の通行止めになっていて、車を使わないで行くことが理にかなっていると実証されました。

位置図 ↓


実行図 ↓

歩き始め地点の標高は170mくらいで、目的地の新豊根ダム湖畔の標高は約480mで、この間は約10kmあります。
10km歩いて、高度差は約300メートルですから、平地歩きに近い道中となります。

鳥瞰図 ↓


いつもですと、この下に断面図を出すところですが、この道は岩の間を縫うようにして作られていて、GPSの軌跡が飛びまくって、正確な距離や高度が示せなくなっているので、断面図の表示は控えました。



車を駐める ↓

適当な駐車場を探しながら車を走らせてきましたが、それが見つからないまま、歩き始めの個所に来てしまいました。
やむなく、道端で、道路作業車の行き来に邪魔にならない様、また山からの落石に遇わないような駐め方にしました。



モチツツジ ↓


"ウツギ" ↓


クサノオウ ↓

車を置いた場所では、さっそく、モチツツジ、"ウツギ"、クサノオウの花が出迎えてくれます。



歩き始める ↓

歩き始めから道は濡れています。前々日に大量の雨が降り、その影響は丸一日経っても残っているようです。



第2トンネル ↓

この素朴なトンネルは第2トンネルですが、第1トンネルまではこれから大分歩くことになります。



日向ぼっこ ↓

道の先で、蛇が寝そべっていました。小生に気づいた彼はお約束のニョロニョロスタイルで動いて道を開けてくれました。


大入川 ↓

この時点では大入川は未だそれほど低いところを流れているわけではありませんが、次第に道と川の高さの差が開いて行きます。



ガクウツギ ↓

ガクウツギの花は今回の山行ではウツギほど頻繁にはて来ませんでした。



滝 ↓

歩く道の山側はほとんどが岩壁の下を通ります。そこには滝が掛かり、何度も目を楽しませてくれます。



ミズキ ↓

ミズキがときどき姿を現します。これと近いクマノミズキもあったと思いますが、きちんと分けることができません。



滝 ↓

最初のうちは出てくる都度、滝の写真を撮りましたが、数が多くなり、次第に見るだけになってしまいました。それでもマイナスイオンを感じながら通り過ぎては居ました。



マルミノヤマゴボウ ↓

蕾のうちから上品な薄いピンクを見せてくれるのは、ヨウシュヤマゴボウとはちょっと違います。



青い山 ↓

青い山を分け入って行く・・・・種田山頭火の世界が垣間見えました。



工事の表示 ↓

道路の壁の金網に工事年度が表示されています。この年度の古いもの探しも面白かったです。
でも、平成になってから15年以降のものがトンと見えませんでした。こんなところにも日本経済の元気無さが現れているような気がしました。


イワタバコ ↓

岩壁に滴る水、そして日陰の西側斜面とくればイワタバコの登場ですね。今回は沢山の場所で、イワタバコの元気な葉を見ました。花はお盆の少し前になりますね。



破損個所 ↓





ガードレールがめくれ落ちていて、それのもともと有った場所を探すと、40mほど先に今度はポールだけの場所がありました。
上を見上げると、金網には崩れ落ちた土砂が、塊りになって宙づりになっていました。
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4 コメント

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おはようございます (こりん)
2018-05-19 10:41:43
おはようございます。
大入川渓谷往復お疲れ様です。
ここは、新豊根ダム工事の道路で完成後に県道になりました。
書かれたとおり平成の途中まで常時通行可能にするべき工事を行っていましたが、余りに危険で崖崩れも頻発して年中通行止とした道路です。
ここを利用する方は、森林業の方ぐらいです。
こんな道路ですが、ダムに行くには無いととても無理ですね。
途中には、大入川の名前の言われの花山天皇伝説の花山集落跡が山腹にありますが登り口はわかったでしょうか。
とにかく秘境と言っても良い渓谷ですね。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2018-05-19 14:26:50
こりん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
行程の途中で電話が入り、家の方で緊急要件が発生しましたので、そこからはにわかに慌ただしい道のりとなりましたが、とりあえず、当初の目的は果たすことができました。

この道を車道として常時通行可能にするのは随分難しいことなんでしょうね。
山の斜面からは土石が崩れ落ちている場所が何か所もありました。
それから、ひどい地滑りもあり、橋が消滅してしまっている場所すらありました。

花山集落(大入集落)については予備知識が全くなくて、意識することができなかったです。
当然ながら、登り口を気に掛けることすらありませんでした。
ネット上で ↓
https://www.youtube.com/watch?v=AL0gGqJHf40

その動画 ↑ を見て、俄然興味が湧きました。
今度はその集落跡と神社を訪ねてみたいものです。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2018-05-19 18:28:29
30年前の宿題を終わらせるのですね。素晴らしいです。滝のマイナスイオンの詳細は知りませんが、癒してくれることは間違いないです。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2018-05-19 20:12:27
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
永年の宿題として胸につかえていましたので、やはり済ませておこうという気持ちになりました。
今回は山肌から水が沁みだしていて、細いけれども清冽な水を落とす滝に何回も出会いました。
きっとマイナスイオンがあたりに充満していたのではないでしょうか。
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