ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/21 孫田尾根から山口まで、藤原岳周回 その2:石灰岩の長い稜線を登っていく

2015-05-27 07:25:00 | 草花
のっけから始まった、道の無い斜面とのお遊びは30分ほどを要しました。
いきなりのこの”重筋作業”は身体に相当こたえましたが、この日の前途はまだ長いものがあります。

斜面をこなしきると、今度は一般登山道を歩くことになります。
そこから今回の孫太尾根歩きが始まることになります。

この尾根は長大なもので、お墓のある場所から歩き始めて藤原岳展望丘まで、石灰岩帯の緩慢な登り道で、およそ5時間を要するものとなります。
今回は雨の直後ではなくて地面が乾いていたから良かったのですが、石灰岩質の山道歩きは雨後の場合はとても滑りやすいところなのです。
稜線近し ↓

道なき急斜面とのお遊びタイムは30分を要し、やっとのことで空の限られたところにやってこられたようです。



一般登山道 ↓

少しだけ山を巻いて歩いてから、稜線に乗り上がります。そこにはお墓の前から登ってきた、一般登山道が通っています。以後はこの道のお世話になります。



カンアオイ ↓

道端に素敵な紋様を持つカンアオイが出てきました。根元を見ますが花は見当たりませんでした。



竜ヶ岳 ↓

川を挟んで対面するのは竜ヶ岳で、大きな山塊に見えます。



サンショウ ↓

”木の芽”が若々しく伸びています。



ヒメウズ ↓

こんな姿の花しか見つけられませんでした。



石灰岩の露岩 ↓

いよいよ石灰岩のむき出しになった道に入ってきました。これから後は展望丘の”山頂”までこの岩とお付き合いしていくことになります。



養老山地 ↓

養老山地の眺望とは、この日一日を通して仲良くして行きます。



ヤブサンザシ ↓

ヤブサンザシは二箇所で出会いましたが、花は一輪も見ていません。



オモト ↓

オモトは花軸を一つつけています。



ミミズ ↓

相手はミミズなのに、ここでは一種の優美を感じました。



オカタツナミソウ ↓

「スプリングエフェメラル」と呼ばれる、春の妖精的な花が咲くことで有名になった孫太尾根ですが、今は全く見当たらなくて、夏の花たちが出てきています。



ハクサンハタザオ ↓

岩のもとに細々と咲いています。



丸山着 ↓

車を置いて歩き始めてから2時間半後にここに着きました。丸山の標高は645メートルとあります。
高度差500メートルを所要2時間半ですから、登り勾配は緩慢であると言えましょうね。
(以後は、所要3時間で高度差500メートルですから、もっと緩慢な勾配といえます。)



ヒトリシズカ ↓

ヒトリシズカも花が終わっています。



笙ヶ岳 ↓

養老山地の左側に笙ヶ岳が見えていました。養老山地の最高峰になるようです。



シライトソウ ↓

これは意外でした。この山でシライトソウを見ることになるとは・・・。



オニシバリ ↓

若い実のついたオニシバリを発見。 噛み潰してみましたが、青臭い匂いがするだけで格別に味を感じません。



ヤマツツジ ↓

ヤマツツジを見ますが、ここでは遠くから眺めるだけにします。



フタリシズカ ↓

フタリシズカでしたら花に間に合いました。
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2 コメント

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孫太尾根 (山ちゃん)
2015-05-27 19:48:50
ぶちょうほうさん、今晩は!
登山道に復帰するのに30分とは、やはり、地形が判っておられるからでしょうね。それにしても、早春の頃とは雲泥の差で、花がありませんね。でも、敢えて孫太尾根を登る企みがあるからでしょうね。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2015-05-27 21:02:01
山ちゃん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
距離的には大したことはなかったのですが、斜面が急すぎて、相当慎重に足場選びをしていました。
そんなことで思わぬ時間の贅沢をしてしまいました。

今回は花が少なすぎました。これは予想をはるかに上回っていたかもしれません。
しかし、このコースで誰にも出会わなかったので、これはやってみる値打ちのあることでした。

そうそう白船峠で出会った年配男性5人組の話ですが、クマガイソウの例のお狩り場で、見つけたクマガイソウが50株くらいのうち、花の付いていたと思しき茎を皆、折り取って花がすっかりなくなっていたということです。
折れた茎の先からは水が滴り落ちていたといいますから折ってからまだ、新しいもののようです。
鹿の食害ではなくて、人が花だけを折り取ったと見るべきでしょうね。
心無い仕業だと思い、聞いただけでも嫌な気持ちになりました。

クマガイソウ詣では、鹿も、花泥棒も、そして独りよがりの馬鹿者も敵とみなさなければなりませんね。
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