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カサブランカ、時の過ぎ行くままに




カサブランカ、姿はとても好き、でも、香りが強すぎやしませんか。

昨日の話の続きではないが、わたしたちが花を美しいと思うのはやっぱり左右対称形だからなんでしょうね!

ロックダウン前、映画『カサブランカ』を機内で見た。何十年ぶりかだった。
イングリット・バーグマンの顔も左右対称性が高い顔ですね...

......


毎日、毎時間、信じられない速さでニュースが更新されている。

朝起きてコーヒーを入れて、うっかりニュースを追い始め、「時の過ぎ行くままに」していたら、他に何もせぬままあっという間に正午を過ぎてしまう。

しかも朝読んだ記事が夜には過去の話になっている。

自分が何に驚き、何に呆れ、何にひっかかったか、もう滅茶苦茶。

増える死亡者数、同じ人間とは思えないほど英雄的でかつ疲弊した医療や介護の現場。困窮。
アメリカの大統領が反知性主義的な行動を煽り、日本の首相がどさくさに紛れて三権分立を解体しようとするニュース。

今朝は英国の医療機関で、PPE(個人用防護具)が深刻に不足している旨がニュースのトップになった。
一昨日、娘の親友の父上(医師)が、今後しばらくは個人防護具なしで診療するよう決断を迫られていると聞き、耳を疑うとともに胸が苦しくなった。

無力感はもともと無力な人間をも蝕みますね...

そんな状況で、わたしが気分を回復させるために特に好んで読むのは科学者のツイッターのツイートのやりとりだ。

たぶん、わたしが読んでもほとんど理解できていないのだろうが、感染症の専門家らが同業者や、数理モデルやデータ解析の技術を持つ数理系の研究者と意見交換しているのを見ると、非常に安心させられるのだ。

理論的なのはもちろん、アイデアを出し合うオープンさ、反証可能性への敬意。
その明るさに慰められる。

そして彼らはきまって言葉遣いが丁寧なので!! これ重要。
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