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jules destrooper




外出からの帰途、名も知らぬ田舎のスーパーマーケットでベルギーのジュル・デストローパー社のビスケットを発見した。

友だちが日本でもよく見かけると言っていたから驚くような出来事ではないのだろうが、とりあえず小躍り。

そうしたら娘が「いつものスーパーにもありますよ」と冷静にコメントしてきた。母は躍った足のやり場に困った。


スーパーで売っている系のビスケットにしてはアルチザン志向(創業125年、家族経営と製法の秘密を守り続け、素材にこだわり、ベルギー王室の御用達でもあるらしい)で、実際味も工場オートメーションぽくなく、パッケージも素敵だ。


一番有名なのは右写真のワッフル(薄いクッキー状のバターワッフル)だろう。姿も優美だ。これにはコーヒーよりも絶対紅茶が合うと思う。

ミルクチョコレートでコーティングされたシナモンビスケット(上写真)も好き。これは冷蔵庫でしっかり冷やして冷たいのを食べるのがお約束なのだ。


朝食前に濃い紅茶とビスケット一枚を食べる習慣があるので、今朝もまた。
次回ベルギーに帰ったらたくさん買って来ようと思いながら。
そしてブルージュ滞在中、去年オープンしたという工場見学に行くのだ!(ブルージュからフランス国境の方へ向かって1時間弱。ユーロトンネルを使うついでにも行けそうな地点)と思いながら。


ブルージュ時代は、スーパーで売っているビスケットなぞほとんど食べなかったのに、外国でそれをこれほどおいしいと感じるとは本当に不思議だ。
何かの良さや価値というのはそこから距離を置いてみて初めて分かるものなのである。
自分の国や街やその他個人的な何かを愛したいのに愛せない人はまずはそこ(それ)を離れてみることですな。
青い鳥か。
メーテルリンクもジュル・デストローパーを食べたのだろうか。



ベルギーのお土産にもいのではないだろうか。
あ、日本でも売っているのか...
でもベルギーには種類がいっぱいあるし、後々使えそうな缶入りもあるのでぜひぜひ。



この記事は先週一旦アップしたのだが、事情あって取り下げたものの再録です。
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