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リヤドの中庭の美




マラケシュでのバカンスも一週間が経過し、折り返し地点。あと一週間...残り時間を考えるとブルーになる。

......


この世で一番欲しいものがある。

それは、ブチェラッティのジュエリーでも、20年代に作られた寝椅子でもなく、モロッコのリヤドスタイルの家だ。

マラケシュのメディナ(旧市街)にある本物のリヤドを自分の好きなように改装できたら最高だが、まだ欧州を離れて暮らす予定はないので、自分でデザインしたリヤドをどこかに建てたい...
モロッコから専門家をやとって来てもらって...

夢は語るのはタダ(笑)。


リヤドというのは、日本語のWikipediaによる定義では、

「レコンキスタ(キリスト教徒によるイスラム教徒からの国土回復)の進展にともなってイベリア半島を追い出され対岸のモロッコへ移住してきた人々のうち、裕福だった人々が建設した邸宅であるという。イベリア半島のアンダルスとモロッコのテイストの混ざり合った建築が特徴」

とあるが、この部分は英語版にはない。


「リヤド」は、アラビア語の単語「庭」からきており、アル=アンダルス様式(イベリア半島で発展した折衷スタイル)のムーア建築と、北アフリカに特徴的な家屋である。その名の通り、「庭」がこの建物の中心だ。

長方形の中庭を左右対称に4つに分け、中心には噴水を置き、その周りを各部屋が取り巻く。
コロネードで繋いだ渡り廊下が中庭の周りにあれば最高だ。

外から見ると壁の高い箱型の家で、入り口を入ると中庭が広がり、その半屋外、半屋内の空間が、家族や友人とのコミュニケーションの中心だ。


漢字の「田」の形に、4本の水の流れによって四分割された庭園は世界と宇宙の顕現であり、同時にイスラムのイメージの楽園と関連している。

わたしも楽園に住みたい!


写真は、ホテル内のレストラン。リヤドの中庭にヒントを得たデザインになっている。

大理石の色彩といい、タイルの色、カーテンの色、噴水に浮かぶ白薔薇の花びらも、たえなる水音も、その周りの4本のオリーブの樹、イーワーンとアーチ使い、装飾の過剰すぎないところもう好みすぎて!


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