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Brugge Style
the shard
タワー・ブリッジから見たThe Shard Tower Bridge 。レンツォ・ピアノ御大デザイン。
一昨日の竣工で欧州で一番高い建物になったそうだ(写真は当日7月5日に撮影したもの)。
わたしは高所恐怖症で、何よりも人混みと行列をするのが大嫌いなので、タワーに登るのにお金を取るようなところには全然行きたいと思わない(設計デザインは近くで見たい)。
どれだけ高所が恐いかと言うと、去年の夏、パリはテュイルリーの観覧車にこのくらいは平気かもと乗ったが最後、変な冷や汗と妙な震えに襲われ、車両の枠をがっしりにぎったまま、頭と呼吸のリズムがおかしくなりそうな感覚に襲われながら「お願いだから下ろして」と目の前の娘に嘆願するほどだった...(笑)
一方、当局の方々にとって「新名所」「経済てこ入れ」は必ず天にも届くタワーと固く結びついているようだ。
もしわたしのような嗜好の人間ばかりだったらタワーはちっともお金を生まないだろうけれど、世間のみなさまはどこの国でもパノラマがお好きなんですね!!
「人間が全地のおもてに散るのを免れようと高い塔を建てていると「神」が人々の間で意思の疎通をできなくし、混乱させてしまった...」
ドバイにブルジュ・ハリファができたとき、夫の仕事の関係でタワー内で行われたあるパーティーに出た。
そこにはあらゆる国からあらゆる信心の方々が集まっていたので、「人々の間でコミュニケーションを密にし、混乱を防ぎ、調和を生むためにはタワーを建てるのが良い、とそういう逆の理屈なんでしょうか。(長谷川三千子著の「バベルの謎」に習って)「「ことば」という道を通ってのみ、神と通じ合うものとなそう、というヤハウェの企て」はとうの昔に頓挫してしまったのでしょうか。」とぜひこの話題をふりたいと思ったが、いちようわたしも大人だし、夫に迷惑がかかってもいけないので止めたのである。
高いところに登りたいとは思わないものの、夜景評論家としては「都会の高層ビルの中にあるバア」が恋しくてたまらないので、88階建てのこのビルの30階あたりにできるというレストラン街には行ってみたい...でも人が少なくなってからで十分。
高層タワーすなわち新名所、すなわち経済てこ入れ...
バベルの塔から何千年...人間はどこへ行こうとしているのでしょう。
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