もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

稲刈りで思うこと

2008-10-22 21:49:47 | Weblog
 我家の周辺。
 稲刈りはほとんど終わり、まだ済んでいない田や荒れた休耕田が目立つこのごろ。
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 “棒掛け”の稲束の向こうに見える黄色い花の群れは、セイダカアワダチソウ。
 手入れをしない減反田や放棄農地は、このセイダカアワダチソウの花で覆われた所が増えてきた。 
 ところで、
 稲刈りは、刈り取りと脱穀を一台でやってしまうコンバインが主流。
 米の質を高めるため、手数のかかる“はせ掛け”や“棒掛け”をやる所は減ってきた。
 この辺では“棒賭け”が多く、“はせ賭け”をやっているのは1ヵ所だけ。
 
 その“棒賭け”。二つの掛け方があるのかなぁ・・・?
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 稲穂が内側になって、株元が外側になっているのと
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 稲穂が外側になっているのがある。
 
 どうして違うのかと訊いたら、同じだと言う。
 何が同じかというと、最初は株元の方が乾きにくいので外側で早く乾かし、
 その後、稲穂を外側に向ける掛けかえをするのだそうだ。

 こうやって手間ひまかけて、自家用米や価値を高めて高く売ろうとする人たちはいるのだが、年老いたり、若者の農業放れなどで激減しているのだ。

 先日、自民党は“コメ対策特集「農政は自民党に」今年度から必ず実行します”
 という選挙対策用のチラシが新聞に折り込まれたが、このアドバルーンを実現するための予算をどう確保するのか全く分からないものだ。
 そして、「民主党農政は絵に描いた餅」と批判しているが、12項目の絵に描いたモチを農林水産業者にちらつかせてせて、票集めを目ろんでいるのは自民党そのものである。

 農業で食っていける農政が必要であるが、自公政府に期待はできない。 
 こんなチラシ一枚に、また騙されてはいけないのだ。

 民主でやれるかは別として、政治を変えるしかない!

秋の日ざしの中で

2008-10-21 21:22:33 | Weblog
 いい天気だった。

 「ぼちぼち村」の畑では、
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 のどかな秋の日ざしを浴びて、大根がすくすくと伸びている。
 透けるような大根葉の緑が心を和ませてくれる。
 
 下ではKさんが、旧牛舎の外側に薪などを入れておく“さっかけ”(下屋・物置)作りにとりかかった。

挿し木しておいた食用菊“もってのほか”が咲いた

2008-10-20 19:51:45 | Weblog
 山では午前中、久しぶりに小雨が降ったが、まだまだカラカラだ。

 「ぼちぼち村」では、7月の末に挿し木しておいた食用菊の“もってのほか”の花が咲いた。
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 この花はめでてもいいけれど、なんといっても食べること。
 
 小生は、甘酢で煮たのが好きだ。
 しゃきしゃきした食感がたまらない。
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 この“もってのほか”は、挿し木でどんどん増やせる上、その年の秋に花が咲くので楽しめる。


「健康まつり」で大根フィーバー

2008-10-19 21:22:25 | Weblog
 ヤッター!完売!!!
 仙南民主医療生協の第11回「健康まつり」にて。
 昨日、暗くなってからヨッこらショと運んできた240本の大根が開会前に黒だかりの山。
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 まだ並べているときから集まり、大根の大きさと2本100円の安さに驚いていた。
 半分以上売れたところで、客足が少し途切れたのですきを見てちょっと一枚。
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 あっという間に完売となった。
 ただ、一人のばあちゃんが30本も買っていったのには困った。
 後から来たお客さんの期待にこたえられなくなってしまったのは失敗だった。
 こんなときは、何本までと本数を制限しないといけないのだった。ハンセイ!

 助っ人に来てくれたSさんのおかげで、てきぱきとさばくことができた。感謝!
 福島から仕入れた物も、うめんつあんのシイタケも「ぼちぼち村」のナメコやヒラタケも完売。
 お隣さんの連携もありがたかった。
 
 舞台では、女房たちのグループは老人切捨てを批判した寸劇を発表。
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 女房は、88歳の九二一つあんと「昭和彼ススキ」をデュエット。
 九二一つあんはリズムに乗っていたが、我が女房はキーが高すぎて(上がって)聞いている方がぞーっとしてしまった。 注意していたのになぁ・・・ま、しかたがない。

 まあ、何はともあれ完売!
 4万円近くの売り上げがあったが、仕入れや経費を引くと7.8千円ガ残る。
 一番の利益は、お祭りにふさわしくたくさんの人に喜ばれた笑顔ということだろう。

 今夜はゆっくり眠れそうだ。 

「健康まつり」の商品仕入れで大忙し

2008-10-18 21:48:19 | Weblog
 午前中、明日の「健康まつり」の準備の手伝い。
 午後は、出店「ぼちぼち村」の商品の仕入れに走り回った。
 
 先ず、福島のM商店へ女房と走る。
 この前、えらく大雑把な引き受け方をした社長、どんな物を選んでいたのか楽しみだった。
 ところが、準備はしていなかった。
 
 そしたら『こまった。こまった。』とつぶやきながら、片腕のFさんに指示。
 冷蔵庫から袋詰めしたカキ・サツマイモ・サトイモなど6種類運んできた。
 社長の頭の中には、直ぐ組み立てができるようだ。

 “売れ残ったら返品していい”と言ったわけが分かった。
 短期間に痛む物が一つも入っていなかったのだ。
 あとは、社長の読みが当たるかどうかだ。明日のお楽しみ!

 「ぼち村」に上り、「ぼち村」産キノコを出荷しようとしたら、ナメコはからから。
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 これでは、商品にするのは厳しい。乾燥して傘のヘリがめくれ上がっているのだ。

 水をかけてとりあえず収穫。

 次に、うめんつあんのところでシイタケを4kg提供してもらう。
 軸の大きな上物。うまそうだ。

 さて、目玉商品の大根200本。
 大根農家のNさん家に急ぐ。
 まだ抜いてなく、再度本数を確認して奥さんといっしょに畑へ。
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 200本残しておいてくれたのだ。
 二人は、どんどん抜いて10本の束を次から次と作っていく。小生は選ぶのに手間取る。
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 さすがプロとの差は歴然。
 汗をかきながら、軽トラに積む。
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 ところが、抜きすぎて40本オーバー。 
 仕方がない、会わせて240本仕入れることにする。
 荷台に溢れるほどの山盛り。それで、ゴムロープを借りて落ちないようにする。
 重さは1トンを越えたようで、前輪が浮き加減になるも無事帰宅。

 2本100円で買ってもらおうと思っている。
 お客さんの反応が楽しみだ。

おもろい お巡りさんに会う

2008-10-17 21:41:35 | Weblog
 午後、「健康祭り」の準備の手伝いに行く。
 テント11張りと展示用パネルを2ヶ所から借りてくる作業。
 7人で運ぶので、2時間ほどで終わる。

 早く終わったので、スワローオート(車の整備工場)の社長を訪問。
 二人の先客あり。私服のお巡りさんだという。
 非番なのか、朽木の彫刻やら石を車の中から次々に持ってきて、何に似ているなどと熱心に解説。

 興味は、小生と同じ“がらくたオブジェ”や地学のこと、歴史のことなど多岐にわたる。
 真顔で話すお巡りさんに付き合ってしゃべっていたら、時間はたちまち過ぎてしまった。
 こういう人なら「ぼちぼち村」へ来てもらえると楽しくなりそうなので、パンフレットを渡す。

 面白いおまわりさんもいたもんだ。楽しいひと時を過ごすことができた。

 夜、春霞がかかったような月がのぼる。

鳥の世界にも???

2008-10-17 12:48:48 | Weblog
 今日も穏やかな秋晴れ。
 ベランダの錆びた手すりに、今年生まれのスズメが1羽。
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 しばらくいては飛び立ち、また戻ってくる。
 数回繰り返していたら、アレッ!2羽になっている。
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 この時季に、カップル誕生か?
 左のスズメは、しきりに気を引こうとしているようだ。
 (オスの努力は、どの生物の世界も大変だ。)

 スズメは、冬をひかえているこの時季、群れて過ごすのが普通なのに。
 そういえば、我家の周辺のスズメの群れは例年よりずっと小さい。
 コサギの群れは、まだ居座っているくらいだから、ひょっとしたら巣作りをするのか?
 
 これまでになかったことが、次々に起きているようだ。

周りを眺めると、おかしなことばかり

2008-10-16 12:07:06 | Weblog
 秋晴れ続く。静かだ。
 
 我家の裏山の様子。
 5年ほど前、小さなイチジクを植えておいたのが、今年たくさん実をつけた。
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 小生は、熟れたイチジクをその場で食べるのが大好き。しかし、奄美が少ない。
 だが、例年だと甘いのが好きな蜂の仲間に先にかじられるのに、今年はかじられていない。
 奄美が少ないせいばかりではなさそうだ。

 去年の台風で傾いたキササゲを根元近くから伐っておいたのだが、
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 幹から枝をたくさんだして、みごとな実を下げた。
 利尿効果がある漢方薬。簡単に、癖のない飲みやすいお茶を作ることができる。
 (希望される方には、差し上げます。)

 もう一つ。
 阪神・淡路大震災の前の年の冬。神戸で研究会があり、ポートアイランドを散策に行った。
 人工島なので興味があったのだ。植え込みの間にホームレスの人たちもおられた。
 オリーブも植えてあり、実がたくさん落ちていた。お土産に拾っていると目の前に懐かしいグミの実がすずなり。思わず五粒十粒 口の中。あまい!この実ももちろんお土産に。
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 それが、裏山で育ち3mを越え数年前から甘い実をつけるようになったのだが、例年になく早く咲き出し今満開なのだ。(カングミ?仲間かと思っていますが)なのに、訪れる虫は極端に少ない。

 周りを眺めると、今年のおかしさが目に付いて仕方がない。
 このおかしさは、間もなく我々人間に覆いかぶさってくるぞ!

“健康まつり”の出店準備

2008-10-15 21:36:03 | Weblog
 今日は、暖かくなった。
 空には、夏のような入道雲が湧き、
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 夕日にまで染まっていた。
 季節外れに姿を見せて、照れていたのかもね。

 今度の日曜日・19日は、仙南地方唯一の“医療生協”の「健康まつり」。
 そこに出店して、大根などの野菜を提供することになっているのだ。
 毎年2,000人くらいが集まるから大賑わいになる。

 大根とジャガイモの手配はすんだが、他のはまだ。
 そこで、去年も仕入れた福島のM青果の社長を尋ねた。
 社長は、実施日と仕入れ日と何日間売るのか、いらない物は何かを確認すると引き受けた。
 彼は、以上のことから野菜の種類と量を判断し、決定できるのだ。
 こっちの条件は、300円均一にしたいことだけ。

 おまけに、売れ残ったら返品してもいいとまで言ってくれた。ありがたい。
 うまくいくといいけれど・・・

 今夜は満月。部屋の置くまで月明かりが届いている。

“九二一つあん 来村!

2008-10-14 21:25:24 | Weblog
 晴れのち曇り。

 きょう、八十八歳の九二一っあんが妻と一緒に「ぼちぼち村」にやって来られた。
 キノコがいっぱい出ているところを楽しんでもらいたかったが、乾燥していて今一だった。
 
 ゆうべから、山形流“いも煮”をご馳走しようと材料を準備して行った。
 “九二一つあん”を案内し、囲炉裏に火を焚いて暖をとりながら「ぼちぼち村」の趣旨を説明している間に“いも煮”は早めに出来上がった。

 彼は、午後、陶芸教室があるというので、急いで昼食の“いも煮会”。
 
 お土産は、キノコ。 
 シイタケとヒラタケを採ってもら、ナメコは足場が悪い。転ぶとクリのイガが刺さると大変なので採ってやる。
 最後に、「ぼち村」最後のマイタケを見てもらう。
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 小さいがきもちをこめてプレゼント。

 喜んでお帰りいただいた。
 ああ、よかったよかった。