花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

祇園祭の宵々山

2008年07月16日 01時07分23秒 | 春夏の風景
毎年のことなので、今年は通りの雰囲気を写そうと試みてみた。





一応、提灯くらいは写りこまないとただの雑踏になってしまうので、こんな感じで。

今年は時勢柄、歩行者天国エリアの端ではずいぶん警官が多かった。
噂の加藤除けフェンスは、烏丸側かと思いきや四条側だったので見そびれた。そこだけ残念。

団扇蜻蜒 3

2008年07月14日 22時26分35秒 | 
同じ枝に停まるウチワヤンマとコシアキトンボ。
あまり見ない図ではあるが、喧嘩っ早いコシアキトンボでも同種とのケンカを控えた休憩中に格上のウチワヤンマとの戦いは避けたく、縄張りに敏感なウチワヤンマも相手が下で我慢できるなら敢えて戦う理由もないという感じか。
この近くで、他に2匹ほどのコシアキがケンカして、何かのヤンマもブンブン飛んでいる状況であったので、この2匹のノンビリが際立っていた。


また別のところで、ハナショウブの跡で見張り中のHDサイズ写真。
macみたいに右にアイコンを並べていると壁紙に具合の良さそうな一葉。
ウチワ部分の造形の妙は何度見ても素晴らしい。

檜扇水仙

2008年07月13日 23時18分43秒 | 春夏の花
初夏の水辺に圧倒的な存在感で悪目立ちしているヒオウギスイセン。
まだ咲きそろってないが、咲きそろうと下品になりかねないのでこれくらいが程よい。


背景をしっとりと曇り空を映した池などにすると渋い絵になる。
名前も綺麗だ。
しかし、花の造形を見るとやはりヨーロッパ原産の匂いが強い。

蓮 5

2008年07月13日 21時36分44秒 | 春夏の花
白いハスの蕾。
そういえば、このブログで白い蓮は初めてか。
蓮は、かなり巨大な部類に入る花なので、蕾も何かのボールほどのボリュームがある。
妙な風景だ。


咲いていた花は、既に若干開きすぎであった。

普通のピンクの花に比べると華やかさに欠け、清楚というようなガラでもないので、どう褒めたものか難しい。
まぁ、バリエーションのひとつとしては充分にアリだ。

尾長早苗

2008年07月12日 21時40分29秒 | 
絶好調に花盛りの花壇の中のオナガサナエのメス。
初夏らしい燦燦とした陽光が好ましい一葉。

サナエトンボの類はたくさんの種類がある割に見た目の差異が少なく、わかり辛い。
その割りに、同種のオスメスで微妙な部分が結構違うので、また困る。
これは顔がよく写っているのでこちら様の“トンボの顔図鑑”からオナガサナエに目星をつけられたが、体に関して、たいていのネット図鑑には尻尾の立派なオスの写真しか載ってなかったので同定にちょっと苦労した。

生の800万画素写真。
ここまでアップで撮ることにはほとんど意味がない。
まぁ、遊びだから。

釣舟草

2008年07月11日 21時25分46秒 | 春夏の花
ずんぐりとして、豚の尻尾状の尻尾が良いアクセントなツリフネソウの花。
釣船草、吊船草とも書く。このカタチなら船より舟の字が良いように思う。
それはそれとして、良い吊られっぷりの花である。

本来は9月~10月頃に咲く花だということだが、ここではもう咲いていた。
気の早いことではあるが、まぁ、9月のものが今になって悪い道理はさほどあるまい。

烏揚羽蝶

2008年07月10日 21時52分24秒 | 蝶・蛾
青光りの素晴らしいカラスアゲハ。
高いところの花から吸蜜するのに必死で、肝心の青部分はほとんど見せてもらえなかったが、葉っぱの間を縫ってなんとか数枚撮ることができた。


普通のクロアゲハよりも羽の面積が広く、ごつい感じがする。
その羽がピカピカ光っているのだからたまらない。
今回は日差しが弱く、光り方も地味だったので次回に期待したい。


光り部分ナシでも、それなりに充分な存在感がある。
この写真は、遠景のぼやけ具合が良い感じ。

鶯 5

2008年07月09日 21時38分06秒 | 
ネムの木でウグイス。
イマイチ綺麗な声ではなかったが、ちゃんとホーホケキョと鳴いていた。
角度的に花の多く見える場所には行ってくれず、残念。


体全体で「ホー」の音を出しているところ。
「ホケキョ」部分は体を震わせるので、夏の濃い木陰の下ではブレてしまう。
春先には5秒くらいの「ホー」だったものだが、今は2秒くらいで済ませている。

青銅鉦

2008年07月08日 21時17分25秒 | 
アジサイの葉の向こうからの光を浴びるアオドウガネ。
生物学的に正確にはカナブンではないが、俗称としてのカナブンの中では一番普通に目にする緑色で光沢の鈍いやつである。

夜に窓を開けていると部屋に飛び込んできて蛍光灯まわりのホコリを舞わせる鬱陶しいやつでもあるが、こうして見るとなかなか愛嬌がある。

まともに撮ろうとした写真はピントが外れたり手ぶれしたりして失敗だった。
これらを撮った後でひとつ対処法を見つけたので今後はもうちょっと歩留まりが上がるかとは思う。

猩々蜻蛉 5

2008年07月07日 23時08分01秒 | 
ショウジョウトンボ。
去年、熟してなくて黄土色っぽい個体を撮ったが、今回は熟した真っ赤な個体である。
これだけ大きく撮れば迫力がある。
サムネイル画像(クリックする前の小さい絵)の方が本来の雰囲気に近い。

羽の角度から見て、あまり油断していないらしいので適当に撮って去ったが、羽のつけね部分や肩から胸部分がPCモニターで見ると思っていたより綺麗なので、もっと色んな角度から撮っておけば良かったかなとも思う。
毎度のことながら。

銀蜻蜒 6

2008年07月06日 21時16分01秒 | 
産卵中のギンヤンマ。
この写真を撮って、露出の具合を確かめるために目を離した瞬間、ドボンと水の音がして永久に見失った。
状況からすると、この間のウシガエルさんか、その仲間がものしたものかと考えられる。


惜しいことをした。


HDサイズで、それより少し前の同じギンヤンマ。
写真ではわかりにくいが、水に尻尾を沈めるはずなのに、目測を誤って睡蓮の葉っぱを尻尾で突付いているところ。
この迂闊さでは何事も仕方あるまい。

肩まわりの造形美が素晴らしい。

合歓の木

2008年07月05日 21時54分27秒 | 春夏の花
夏らしいを通り越して、南国っぽささえ感じられるネム。
日本では東北にまで自生しているということである。見た目から私がそう感じているというだけの話。

親戚のアメリカネムノキは、いわゆる日立の気になる木であるが、日本のネムノキは、結構大きくなるがああいう風にはならない。



花の形がはっきりしないので絵的にまとまらず、綺麗な写真にはなりにくい。
だが、目で見た記憶ではぼんやりときれいだった印象だけが強い。
それをふまえた命名ではあるまいが。


蟷螂 4

2008年07月04日 22時09分22秒 | 
カマキリの幼虫。
小さいが、それなりにしっかりとしたカマキリになりつつある。まだ羽は見えない。
色には周囲に馴染んでいるのに、妙に存在感があるので見つけられる。


接写でカメラを差し出すと目線をくれた。
別に顔をこちらに向けなくても何でも見えているだろうに。やはり両目で見た方が遠近感がつかめたりするものだろうか。

蝸牛

2008年07月03日 21時18分50秒 | 
アジサイの葉と花とカタツムリ。
ベタなようで、このシチュエーションを目で見るのは初めてのことだ。

へそ曲がりも私のレベルになると、ベタの良さを語りだすようになる。
もう一段進むと、形の良いアジサイを霧吹きで湿らせてカタツムリとアマガエルを運んで来るなどの作為も手がけるようにもなるだろうが、まだそれは邪道だと思う心の弱さが抜けない。

このカタツムリも、誰かそういう魂のステージの高い人物の運んできたものかもしれない疑惑があるが、まぁそこまで勘ぐる必要はあるまい。
角度的にも一眼レフで撮るには無理があったので、パワーショットで撮った。

今日は曇りのち雨の天気予報だったが気持ちよく晴れ、梅雨も終わりかと思ったら今、雨が降り出した。
今年のこの辺は天候的に良いペースで安心だ。


捩花

2008年07月02日 20時49分00秒 | 春夏の花
花壇の前で雑草が花をつけている。
ネジバナである。
個人的には、むしろこっちが好ましい。

名前のとおり、ねじれながら下から上へ花が咲いていく様子の面白さと、品のあるピンク色の美しさが、とても味わい深い。
と言っても、雑草は雑草であって、その辺の分をわきまえない飾り方をすると好ましくないだろう。

ねじれ具合には個体差がある。
綺麗にねじれている個体を探すのも楽しい。
真っ直ぐになっていて花の重さでしなっているものなどはやはり面白くない。