花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

祇園祭・巡行 1

2008年07月17日 22時20分29秒 | 春夏の風景
数年ぶりに巡行を見に行った。
ちょうど梅雨明け宣言が出て、本日は人死にも出るであろう暴悪な日差しの下での巡行であった。
カメラはα700に80-200と、久々のα-sweetDに11-18レンズ装着の2台体勢。
油断したら自分が死ぬことになるが、結論から言うと大丈夫だった。

最初の写真は、最初の長刀鉾。
この鉾のみ人間のお稚児さんが乗り、他の鉾では稚児人形が載る。
このお稚児さんになるためには100万では効かない色々なご縁が必要になると言う噂は聞いたことがある。なんか学閥とかも。そういう選ばれし魂の賜物である。
眩いのは太陽の角度のためだけではない。

 
タペストリ新調後まだ間もなくてピカピカなのは、鉾で2番手の函谷鉾。
前懸は大昔から使っているものの復元新調であるのでかまわないが、見送りのエジプトはちょっと遊びすぎの感もある。


鶏鉾は引き手の笠が赤い。
鶏のトサカか。

今日は、看板類の少ない御池通で待ち構えようと予定していたが、ずいぶん早く到着してしまったのと、日陰のない御池通ではあぶられ死ぬので三条河原町のアーケードのあたりに陣取った。
悪くはなかったが、どこを背景にしてもお店の看板を避けられないのには想像以上に閉口させられた。


月鉾の上の男達。
具体的に何の仕事をしているのか知らないが、気合充分でなかなか凛々しい図。
マクドの看板が心底うざったい。


菊水鉾。
前が詰まって停まっている間に、ビールの差し入れを下から上へ紐で吊って送っているところ。
気候の良い時分にやるものならば、のんびりしているとも言えるものだが。


放下鉾でトラブルがあったものか、直進するだけでもお囃子がかすむほどボディの軋む音が大きく、明らかに何かしらの異常はあった模様。
数十分ほど停止して、後続の山鉾も路上にたたずむことになったが、何とか無事に済んでいた。
停止していた間、日が都合よく陰っていたのは祇園の神様が気をきかせたものだっただろうか。


傘鉾・船鉾・山ほかの模様はまた明日。