花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

植え込みの中の猫

2007年08月16日 21時15分15秒 | ねこの風景
夏の夕暮れ、植え込みの中で油断のない三毛猫。
顔だけが妙に浮いたように見える不思議な角度。

重なった枝の遠近具合も結構なものだが、あまり近寄らせてはもらえなかったのでトリミングしている。
上手く近寄らせてもらえればその辺がもっとダイナミックな構図になったであろうが、無理なものは無理。

金剛力士

2007年08月15日 22時43分25秒 | 春夏の風景
お盆休みの終わる憮然とした表情を託す一葉。

珍しく金網がなく、歴史ありげだがバッチリ拝ませてもらえた仁王さん。
造形にスタンダードを外したところの無いながらもなかなかの力感あるいい顔をしている。
ただ、どういう表情なのかと考えるとやはり憮然としたような顔に見える。


ところで、SONYの次α(ハイアマチュア用)の海外ソースの謎情報がここ数日で3サイトほどで出てきているが、どれも大体同じということはそろそろかなり信用できるものなのだろうか。
http://photoclubalpha.com/2007/08/09/sonys-future-alpha-lenses-and-cameras/
http://www.dyxum.com/dforum/forum_posts.asp?TID=18936&PN=1
http://www.photim.net/nci/discu.php3?code=20070809031029Pascal68#O0
デジタル一眼マニアック様より)

APS-Hよりちょっと広くレンズ焦点距離35mm換算1.25倍(1.5倍に切り替え可)センサーで1400万画素。
APS-Hには全く魅力を感じていず、ちょっと苦い気もしていたが切り替えできるなら文句も無い。
ずいぶん遅れているようなのも、そういう新しいことであれば納得がいく。
マジ情報であれば待たされた甲斐のあったというものだが。
↑のような顔をしなくて済むようSONYに祈りたい。

鷺草 2

2007年08月14日 22時19分36秒 | 春夏の花
蘭の花の一種、サギソウ。
その肝心な部分のアップ。

合理性のあるものか、そうでもないものか素人考えの及ばぬ造形である。
この壷の中にアゲハが吸いにくるほどの蜜があるのも奇妙なものだが、とにかくそれで何とかやっているらしい。

花全体は文句なく美しいが、意地悪く部分アップするものでもないようだ。

斑猫 2

2007年08月13日 21時14分12秒 | 
ハンミョウのスーパーマクロ。
ボディの輝きの美しさはタマムシと同レベルだが、あれよりずっと小さく、はるかに凶悪な顔をしている。

リサイズしたら顔のディティールが潰れたので、等倍でトリミング。
凄い前歯風の上顎と交差した牙状の下顎(返し付き)の恐ろしさは2cmに満たない小虫のものとは思えない。
しかしこの虫が体長30cmもあれば、毎年食い殺される犠牲者が出ることでもあろう。と思わせる凄まじさ。


ピント部分が多くなる角度から。
小さくも恐ろしげながら美しさは本物。無駄な美しさではあるなぁとも思う。

向日葵 3

2007年08月12日 21時51分00秒 | 春夏の花
晴天の下、風に吹かれるヒマワリ。

今日は快晴で、光量的に不足なく写真撮りにいそしめたがいかんせん暑すぎて生き物の影が少なかった。
そんな日らしい、サンフラワーの図。飽和した黄色も強烈な夏の色彩。


この区画のヒマワリは北東向きに咲いていて、真昼の時間帯にはもう日が裏に行って向日葵らしくないわけであるが、
裏からの日差しの美しさには文句がない。

鳧 4

2007年08月11日 21時40分40秒 | 
お盆休みに突入したが、その直前の忙しさと地獄の暑さから本日はぐったりと過ごした。
しばらく写真撮りにいけてないので在庫からケリ2羽。
毛を立てているのでずんぐり見えるのか、若くてまだスマートでないのかはわからない。


こちらは、すっくとして良い貫禄。

今わかったが、眉間辺りの鳩っぽさがケリという鳥の安っぽい感じの主犯か。
外見のバランスの悪さがキメラ感を強くしている割に、部分部分にも高級感が無いのが実に残念な生き物である。

黄金虫

2007年08月07日 23時29分44秒 | 
やる気のないコガネムシ。

カミキリムシには天牛の漢字を使ったのでコガネムシは金亀子の漢字にしようかとも思ったが、コガネムシはやはり黄金虫だ。

微妙に暗かったのでストロボを光らせたら、なかなか良い顔になった。
以下、感銘を受けた2ちゃんねるコピペ。
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甲虫類には約30万種いて、地球上で最多種を誇る生物である。
生物学者J・B・S・ホールデンは、ある宗教家から、
「神が創造物を通して伝達したいメッセージは何でしょうか」という質問を受けたときに、
「甲虫が大好きということではないでしょうか」と答えた。
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しかし私はそれほど好きでもない。

並日陰蝶 2

2007年08月06日 23時25分37秒 | 蝶・蛾
濡れた苔の上のヒカゲチョウ。
まさに日陰でありいかにも日陰である。

苔の具合が良い部分の切抜きではあるが、気持ちいいくらいにジメジメ感があって何ともいえない。
そうそう苔写真を撮りまくっているわけではないが、考えてみればけっこう苔のいい仕事をしている写真には気に入ったものが多い。
ちょっと意識してみるのも面白いかもしれない。

並揚羽蝶 6

2007年08月05日 21時43分41秒 | 蝶・蛾
壮絶な失敗写真。
だが、ここまで行くと別の味が出てくる。

600mmの望遠で1/50秒のシャッタースピード、当然、百日草の花もけっこう揺れてブレているが、口吻(口のストロー)だけあまりブレてないのが面白い。
あるいは、手ブレまくって震えてるのがわからないようになっているのか。

などと詰まらないことを言わず黙っていれば、幻想的な雰囲気の一葉と言い抜けられることもあろうか。

節黒仙翁

2007年08月04日 22時58分14秒 | 春夏の花
薄暗い中に強烈な朱色が悪目立ちする、フジグロセンノウの花。
フシグロとか具体的な外見的特長が名に付くと虫の名前の類のように思うように最近なってきたが、仙翁は花の名前として格好良すぎる。

花の色は派手だが、小さくカタチ的特長には乏しく、目立つ分かえってつまらなさが目につく類の花である。
花としては、見えさえすれば目的が達成できているのであれば問題なかろうし、私としてもそれなら別に問題ない。
しかし何とももどかしい感じはある。

逆八蝶 3

2007年08月02日 23時50分54秒 | 蝶・蛾
南方系っぽい独特の形のネムの木の葉に停まる、夏型ながら既にボロなサカハチチョウ。
強い光と背景の闇がサカハチの白模様を極端にしていて、なかなか渋い。

それなりにキレイで好きな蝶だが、山の方まで行かないと居ないのであまり見ることがない。当然警戒心も強いめ。
で、たまに見れたのは有難いがどうせならもっと綺麗なのが見たかったがそれは思い切ってどうしようもない。

金蛇 2

2007年08月01日 22時29分20秒 | 
木の枝の重なる中にいたカナヘビ。
若い細い枝の上で安定が悪かろうとは思うが、じっとしていたのでピントの合いづらい場所ながら、じっくりとピントを合わせて撮ることができた。

小さいが爬虫類感全開の良い蜥蜴である。
乾いた質感が日の傾いた光線にマッチした一葉。