この日のスキージャム勝山のラインは典型的な縦のラインコブでした。
勿論板を回し込んでも滑れますが、むしろそれだと深いコブの谷間に落ちてしまい無用な運動量が必要となります(基礎スキー的な滑り)。
それよりは肩から肩へとまっすぐに滑り降りる方が合理的です(モーグルスキー的な滑り)。
ラインコブの滑り方のポイントですが、私(写真C)はコブの盛り上がっている部分にまっすぐスキーを押し付け、板を捻らずに前傾を強くして踏むように心掛けています。
2007年2月27日のエントリーにも書きましたように、重心を充分に下に落とし込むことが出来ていると、それは爪先を上げるという表現でもいいでしょう。
何故スキー板を捻らずに、まっすぐブーツのタン方向に踏むだけでターンが出来るのか、またそれにより減速出来るのかを不思議に思う方がおられると思います。
その理由はスキーのサイドカーブ(とベンド)です。
まっすぐ踏むと言っても、当然谷足を踏むわけですから自然とサイドカーブなりに板はしなってターンが始まります(勿論その時にはスキーのたわみも関係しますが話を単純化するためにサイドカーブのみで考えて下さい)。
それを無理にターンしようとして下肢を捻ると、テールがずれて直線的な滑りになりません(タイムが上らない)。
まっすぐ踏んで、板のなるままに任せておけば良いのです。
時々、基礎板だからラインコブは滑れないと言うスキーヤーがいますが、それは大きな間違いです。
おそらく基礎のショートターンのイメージを持っているから直線的に滑れないのです。
基礎板のサイドカーブの強いものでも写真のような滑りは可能です。ただサイドカーブが強い分だけターン弧は深くなりタイムは落ちますが。
モーグルの板がサイドカーブが浅くて細いのには理由があるのです。
直線的に滑るためと言うことと、切り替えが早くなると言うことです。
基礎板やSL板で、モーグルバーンのコブは滑れないと言う話をさんざん聞かされてきたので、敢えてSL用の板やサイドカーブの強い板で滑ったことは何度でもありますが、全く問題無く滑れます。
ただ先程書きましたように、モーグル板程は直線的にはライン取り出来ないと言うだけです。
トップやテールが広過ぎて滑れないとか言う方もおられますが、それは板のせいではなくて単に滑り方の問題と言えます。
特にテールが引っ掛かる等と言うのは後傾以外の何ものでもありません。
長くなりましたが比較写真を検討。
Aのスキーヤー(T氏)は技術的にも大変うまいスキーヤーで、板も3人の中では最もサイドカーブのない、180cmの1080mogulを履いていて、素晴らしく直線的に攻めておられます。
動画で見るとまるでターンしていないように見えますが上質な滑りです。
Bのスキーヤー(U氏)は3人の中ではサイドカーブの一番強いHARTのQuestを履いているので余り直線的ではありませんがアグレッシブな滑りです。
Cのスキーヤー(私)はちょうど2人の間くらいのサイドカーブを持つHARTのF-17を履いているのでライン取りも中間的でした。
勿論直線的に滑れるのは板のせいではなく、AのT氏のテクニックがずばぬけて優れているせいであるのですが、板がその滑りを左右しているのも確かです。
上体の方向、目線、ストックリングの位置、密脚、ライン取り、スピードなど見習いたい滑りです。
勿論板を回し込んでも滑れますが、むしろそれだと深いコブの谷間に落ちてしまい無用な運動量が必要となります(基礎スキー的な滑り)。
それよりは肩から肩へとまっすぐに滑り降りる方が合理的です(モーグルスキー的な滑り)。
ラインコブの滑り方のポイントですが、私(写真C)はコブの盛り上がっている部分にまっすぐスキーを押し付け、板を捻らずに前傾を強くして踏むように心掛けています。
2007年2月27日のエントリーにも書きましたように、重心を充分に下に落とし込むことが出来ていると、それは爪先を上げるという表現でもいいでしょう。
何故スキー板を捻らずに、まっすぐブーツのタン方向に踏むだけでターンが出来るのか、またそれにより減速出来るのかを不思議に思う方がおられると思います。
その理由はスキーのサイドカーブ(とベンド)です。
まっすぐ踏むと言っても、当然谷足を踏むわけですから自然とサイドカーブなりに板はしなってターンが始まります(勿論その時にはスキーのたわみも関係しますが話を単純化するためにサイドカーブのみで考えて下さい)。
それを無理にターンしようとして下肢を捻ると、テールがずれて直線的な滑りになりません(タイムが上らない)。
まっすぐ踏んで、板のなるままに任せておけば良いのです。
時々、基礎板だからラインコブは滑れないと言うスキーヤーがいますが、それは大きな間違いです。
おそらく基礎のショートターンのイメージを持っているから直線的に滑れないのです。
基礎板のサイドカーブの強いものでも写真のような滑りは可能です。ただサイドカーブが強い分だけターン弧は深くなりタイムは落ちますが。
モーグルの板がサイドカーブが浅くて細いのには理由があるのです。
直線的に滑るためと言うことと、切り替えが早くなると言うことです。
基礎板やSL板で、モーグルバーンのコブは滑れないと言う話をさんざん聞かされてきたので、敢えてSL用の板やサイドカーブの強い板で滑ったことは何度でもありますが、全く問題無く滑れます。
ただ先程書きましたように、モーグル板程は直線的にはライン取り出来ないと言うだけです。
トップやテールが広過ぎて滑れないとか言う方もおられますが、それは板のせいではなくて単に滑り方の問題と言えます。
特にテールが引っ掛かる等と言うのは後傾以外の何ものでもありません。
長くなりましたが比較写真を検討。
Aのスキーヤー(T氏)は技術的にも大変うまいスキーヤーで、板も3人の中では最もサイドカーブのない、180cmの1080mogulを履いていて、素晴らしく直線的に攻めておられます。
動画で見るとまるでターンしていないように見えますが上質な滑りです。
Bのスキーヤー(U氏)は3人の中ではサイドカーブの一番強いHARTのQuestを履いているので余り直線的ではありませんがアグレッシブな滑りです。
Cのスキーヤー(私)はちょうど2人の間くらいのサイドカーブを持つHARTのF-17を履いているのでライン取りも中間的でした。
勿論直線的に滑れるのは板のせいではなく、AのT氏のテクニックがずばぬけて優れているせいであるのですが、板がその滑りを左右しているのも確かです。
上体の方向、目線、ストックリングの位置、密脚、ライン取り、スピードなど見習いたい滑りです。
板の影響って少なからずあるとは思いますが、
結局のところ、そんなのを関係なく滑れる、つまり板の特性に合わせて滑れるスキーヤーって素晴らしいと思います。
かといって最近の検定などで板を複数本持ち込むのもどうかと・・・。
やはり個人の技量によるところなんでしょうか。