臼井吉見の「安曇野」を読んでいる。
いま、NHK「おひさま」の舞台が安曇野なので
どんなところかと思い、借りてきて読んでみたが
全5部のうちまだ第1部だが、
これがまた想像以上の面白い内容で、読み応えあり!
明治時代の長野県についていろいろ書かれている。
長野県人としては必読の一冊。
「安曇野」は、明治時代初期に、安曇野で生まれた
相馬愛蔵・黒光夫妻、作家の木下尚江、
彫刻家の荻原守衛など5~6人の若者たちの青春群像物語。
相馬愛蔵・黒光夫妻は、新宿・中村屋の創設者である。
中村屋は何度も食べに行っていたのに、
長野県人だったとは知らなかった。。
物語は、仙台生まれで明治女学校に通っていた
相馬黒光が、油絵とオルガンだけを持って、
安曇野の相馬愛蔵のところへ嫁入るところから始まる。
そして、松本辺りの当時の養蚕の様子から、長野県庁の移庁・分県運動、
廃娼運動、長野県の飯田事件、栃木県の加波山事件などの自由民権運動、
さらに明治時代の東京の暮らしぶり、明治女学校など女学校の様子、
キリスト教のこと、田中正造の足尾銅山鉱毒事件など事細かに書かれてる。
いろんな資料を元に書かれていて、
いわばスラスラ読める歴史書みたいな本だ。
第1部では、結局、相馬黒光が安曇野の土地に馴染めず
夫婦で東京へ出て、帝大正門前にパン屋として
「中村屋」をオープンする準備のところで終わっている。
また、事実なのかわからないが、
相馬夫婦が東京で一旗揚げようと出て行く途中で
黒光の明治女学校時代の先生であった、
島崎藤村の小諸の家を訪ねる話まであった。
ちょうどその時、島崎藤村は、八ヶ岳から甲府、
諏訪を廻る修学旅行で居なかったが、
その修学旅行とは「千曲川のスケッチ」に書かれている。
「千曲川のスケッチ」にあったから挿入したのか、
事実としてそうだったのか。。
いや、訪ねたことも、フィクションなのか。。
いろいろ想像してみるのも愉快だ。
で、間髪入れず、「第2部」に突入中。
いま、NHK「おひさま」の舞台が安曇野なので
どんなところかと思い、借りてきて読んでみたが
全5部のうちまだ第1部だが、
これがまた想像以上の面白い内容で、読み応えあり!
明治時代の長野県についていろいろ書かれている。
長野県人としては必読の一冊。
「安曇野」は、明治時代初期に、安曇野で生まれた
相馬愛蔵・黒光夫妻、作家の木下尚江、
彫刻家の荻原守衛など5~6人の若者たちの青春群像物語。
相馬愛蔵・黒光夫妻は、新宿・中村屋の創設者である。
中村屋は何度も食べに行っていたのに、
長野県人だったとは知らなかった。。
物語は、仙台生まれで明治女学校に通っていた
相馬黒光が、油絵とオルガンだけを持って、
安曇野の相馬愛蔵のところへ嫁入るところから始まる。
そして、松本辺りの当時の養蚕の様子から、長野県庁の移庁・分県運動、
廃娼運動、長野県の飯田事件、栃木県の加波山事件などの自由民権運動、
さらに明治時代の東京の暮らしぶり、明治女学校など女学校の様子、
キリスト教のこと、田中正造の足尾銅山鉱毒事件など事細かに書かれてる。
いろんな資料を元に書かれていて、
いわばスラスラ読める歴史書みたいな本だ。
第1部では、結局、相馬黒光が安曇野の土地に馴染めず
夫婦で東京へ出て、帝大正門前にパン屋として
「中村屋」をオープンする準備のところで終わっている。
また、事実なのかわからないが、
相馬夫婦が東京で一旗揚げようと出て行く途中で
黒光の明治女学校時代の先生であった、
島崎藤村の小諸の家を訪ねる話まであった。
ちょうどその時、島崎藤村は、八ヶ岳から甲府、
諏訪を廻る修学旅行で居なかったが、
その修学旅行とは「千曲川のスケッチ」に書かれている。
「千曲川のスケッチ」にあったから挿入したのか、
事実としてそうだったのか。。
いや、訪ねたことも、フィクションなのか。。
いろいろ想像してみるのも愉快だ。
で、間髪入れず、「第2部」に突入中。
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