8月1日から3日まで、軽井沢、信濃追分、
小諸、上田へ行ってきました。
メインは軽井沢と信濃追分で、
信濃追分にある堀辰雄文学記念館では
堀辰雄生誕110年を記念して開かれた緑陰講座を聞き、
軽井沢の大賀ホールでは、オペラ歌手の
幸田浩子&菅野祥子の「ウィーンからの風」
デュオコンサートを鑑賞してきました。
* * *
8月1日は、まず家の猫を鼎にある動物病院に預けてから、
9時半ぐらいに中央自動車道に入り、
諏訪ICで下りて、茅野、佐久経由で小諸へ。
諏訪から茅野市街に入ってメルヘン街道を登りはじめると、
八ヶ岳の峰々が近くに見えてきました。
さわやかな風と青空、美しい緑がすばらしい!
最高地点である麦草峠にあるヒュッテでカレーを食べ、
しばらく走ると日本一の白樺群生地という場所があり、
車から降りて、しばらくそこを歩いてみました。
白樺好きにはたまらないエリアです。
峠を下って行くと、佐久穂町に入り、
国道141号に出たところを左折し、千曲川沿いに佐久市へ。
このあたりは初めて来たけど、
佐久平というだけあって広々としていました。
小諸では、小諸城跡懐古園、園内にある藤村記念館、
古い町並みの面影を再現している本町通りを散策。
懐古園のシンボルは、三の門らしいです。
たしかに、パンフレットでも必ずこの写真がでてきます。
懐古園の展望台からは千曲川が一望できました。
宿泊は2日とも小諸のビジネスホテル。
軽井沢では1人宿泊というのはなかなかなくて、
小諸は車で30分くらいの距離なので
まったく不便はありませんでした。
〈写真 メルヘン街道/標高2127mの麦草峠/日本一の白樺群生地/小諸駅前/小諸懐古園三の門/懐古園の展望台から千曲川の眺め/懐古園の城垣跡〉
* * *
8月2日は、小諸から浅間サンラインという、国道18号よりも
標高の高いところを通っている道路で追分へ。
そしてまた、この道からの眺めが、すばらしい!
浅間山のなだらかなスローブが左側に広がり、
右手には蓼科山麓が遠くに望め、
その間に、小諸、御代田町、佐久の町が広がっています。
浅間山麓には、とうもろこし、高原野菜の畑などがあり
こんなところで暮らす人たちは、
この風景を毎日眺められるだけでも
贅沢だなぁと、うらやましくなりました。
追分に着いて、堀辰雄文学記念館へ。
10時から堀辰雄の養女である菊地和世さんが、
いろいろな思い出話を話されました。
文学記念館に保存されている
住居の玄関からは浅間山、
縁側からは月見草が見えたこと、
父は朝食にバナナとオートミールを食べていたこと、
父の身体のコンディションがいいときは
小さな文机で3人で食事をしたこと、
初めて合う人には、相手の顔を見ずに
奥さんの多恵の顔を見ながら
挨拶をしたほど人見知りだったことなど・・・。
まだまだいろいろな話をされました。
午後は、軽井沢タリアセンに行き、
軽井沢高原文庫に移築されている
堀辰雄の1412番山荘などへ。
1412番山荘は釜の沢とよばれる区域にあって
昭和16年から19年までここで暮らしていました。
木の皮葺きの屋根や壁、ちょうどいい程のテラスがあり
ふたりの幸せな日々が見えるようでした。
また、今年は立原道造生誕100年ということで、
1412番山荘のなかに彼の資料も展示されていたり、
交流のあった深沢紅子の野の花美術館でも、
彼のノオトに書かれた自筆の詩が展示されていました。
帰る前に疲れたので、
有島武郎が女性編集者と心中したという
別荘「浄月庵」をカフェにした「一房の葡萄」で
ノンアルコールビールを。
たしか、心中してから発見されるまで1ヶ月くらいかかり、
天井まで蛆虫が這っていたとか。。
なんだか、そんな別荘をカフェにしたってのも。。
〈写真 中山道と北国街道の分去れ/堀辰雄文学記念館/堀辰雄住居跡/芝生とベンチがおしゃれ/まるで「スープと雲」の雲のよう/堀辰雄の自筆詩/軽井沢タリアセン/堀辰雄1412番山荘/いまの釜の沢あたり/乙女チックな文字の立原道造の自筆詩〉
* * *
8月3日、午前中は上田へ。
家を出るまでは上田へ行こうとは考えていなかったけど
小諸から車で30分ほどなので、
この際マーキングしておこうと思い立ちました。
上田城周辺は、2016年のNHK大河ドラマが
「真田丸」となったことで、
あちこちに旗みたいなのが立っていました。
上田城は、二度にわたって徳川勢を撃退した城。
険しい山城ではないけれど、
土塁・城壁が高いことと、すぐ下を千曲川が流れていたので
なかなか攻め落とすことができない構造になっています。
シンボルは東虎口櫓門と、その両側に建つ南櫓と北櫓。
城内には真田神社が建てられ、
不落ということで受験生に人気みたいです。
オイラは、軽やかな水琴窟の音色を奏でる
真田鈴を買いました。
午後は、軽井沢大賀ホールで
幸田浩子&菅野祥子の「ウィーンからの風」コンサート。
14時開演。客席には、いかにも軽井沢夫人、
あるいは近くの別荘に避暑に来ている
上品なセレブたちばかり。。。
やはりいまも、洗練された軽井沢文化が息づいています。
そしてコンサートですが、ふたりともすばらしい声で、
身体のなかにヴァイオリンが入っているのかと思うほど
豊かな声で、いつまでもホールに響き渡っていました。
それに、たぶん会場の音響もいい。
さすがソニーの社長。
帰りは、上信越自動車道更埴JCT経由で、長野自動車道、
中央自動車道に入り、飯田に着いたらどしゃぶりでした。
南信に帰ってきたけど、
東信、中信、北信はほとんどいったことがなく、
行ったとしても、幼い頃で全然記憶がない。。。
これからもいろいろ訪れてみたいと思いました。
〈写真 上田城東虎口櫓門/巨大な赤備え兜/セピア色した昭和時代の上田城/「ウィーンからの風」コンサート〉
小諸、上田へ行ってきました。
メインは軽井沢と信濃追分で、
信濃追分にある堀辰雄文学記念館では
堀辰雄生誕110年を記念して開かれた緑陰講座を聞き、
軽井沢の大賀ホールでは、オペラ歌手の
幸田浩子&菅野祥子の「ウィーンからの風」
デュオコンサートを鑑賞してきました。
* * *
8月1日は、まず家の猫を鼎にある動物病院に預けてから、
9時半ぐらいに中央自動車道に入り、
諏訪ICで下りて、茅野、佐久経由で小諸へ。
諏訪から茅野市街に入ってメルヘン街道を登りはじめると、
八ヶ岳の峰々が近くに見えてきました。
さわやかな風と青空、美しい緑がすばらしい!
最高地点である麦草峠にあるヒュッテでカレーを食べ、
しばらく走ると日本一の白樺群生地という場所があり、
車から降りて、しばらくそこを歩いてみました。
白樺好きにはたまらないエリアです。
峠を下って行くと、佐久穂町に入り、
国道141号に出たところを左折し、千曲川沿いに佐久市へ。
このあたりは初めて来たけど、
佐久平というだけあって広々としていました。
小諸では、小諸城跡懐古園、園内にある藤村記念館、
古い町並みの面影を再現している本町通りを散策。
懐古園のシンボルは、三の門らしいです。
たしかに、パンフレットでも必ずこの写真がでてきます。
懐古園の展望台からは千曲川が一望できました。
宿泊は2日とも小諸のビジネスホテル。
軽井沢では1人宿泊というのはなかなかなくて、
小諸は車で30分くらいの距離なので
まったく不便はありませんでした。
〈写真 メルヘン街道/標高2127mの麦草峠/日本一の白樺群生地/小諸駅前/小諸懐古園三の門/懐古園の展望台から千曲川の眺め/懐古園の城垣跡〉
* * *
8月2日は、小諸から浅間サンラインという、国道18号よりも
標高の高いところを通っている道路で追分へ。
そしてまた、この道からの眺めが、すばらしい!
浅間山のなだらかなスローブが左側に広がり、
右手には蓼科山麓が遠くに望め、
その間に、小諸、御代田町、佐久の町が広がっています。
浅間山麓には、とうもろこし、高原野菜の畑などがあり
こんなところで暮らす人たちは、
この風景を毎日眺められるだけでも
贅沢だなぁと、うらやましくなりました。
追分に着いて、堀辰雄文学記念館へ。
10時から堀辰雄の養女である菊地和世さんが、
いろいろな思い出話を話されました。
文学記念館に保存されている
住居の玄関からは浅間山、
縁側からは月見草が見えたこと、
父は朝食にバナナとオートミールを食べていたこと、
父の身体のコンディションがいいときは
小さな文机で3人で食事をしたこと、
初めて合う人には、相手の顔を見ずに
奥さんの多恵の顔を見ながら
挨拶をしたほど人見知りだったことなど・・・。
まだまだいろいろな話をされました。
午後は、軽井沢タリアセンに行き、
軽井沢高原文庫に移築されている
堀辰雄の1412番山荘などへ。
1412番山荘は釜の沢とよばれる区域にあって
昭和16年から19年までここで暮らしていました。
木の皮葺きの屋根や壁、ちょうどいい程のテラスがあり
ふたりの幸せな日々が見えるようでした。
また、今年は立原道造生誕100年ということで、
1412番山荘のなかに彼の資料も展示されていたり、
交流のあった深沢紅子の野の花美術館でも、
彼のノオトに書かれた自筆の詩が展示されていました。
帰る前に疲れたので、
有島武郎が女性編集者と心中したという
別荘「浄月庵」をカフェにした「一房の葡萄」で
ノンアルコールビールを。
たしか、心中してから発見されるまで1ヶ月くらいかかり、
天井まで蛆虫が這っていたとか。。
なんだか、そんな別荘をカフェにしたってのも。。
〈写真 中山道と北国街道の分去れ/堀辰雄文学記念館/堀辰雄住居跡/芝生とベンチがおしゃれ/まるで「スープと雲」の雲のよう/堀辰雄の自筆詩/軽井沢タリアセン/堀辰雄1412番山荘/いまの釜の沢あたり/乙女チックな文字の立原道造の自筆詩〉
* * *
8月3日、午前中は上田へ。
家を出るまでは上田へ行こうとは考えていなかったけど
小諸から車で30分ほどなので、
この際マーキングしておこうと思い立ちました。
上田城周辺は、2016年のNHK大河ドラマが
「真田丸」となったことで、
あちこちに旗みたいなのが立っていました。
上田城は、二度にわたって徳川勢を撃退した城。
険しい山城ではないけれど、
土塁・城壁が高いことと、すぐ下を千曲川が流れていたので
なかなか攻め落とすことができない構造になっています。
シンボルは東虎口櫓門と、その両側に建つ南櫓と北櫓。
城内には真田神社が建てられ、
不落ということで受験生に人気みたいです。
オイラは、軽やかな水琴窟の音色を奏でる
真田鈴を買いました。
午後は、軽井沢大賀ホールで
幸田浩子&菅野祥子の「ウィーンからの風」コンサート。
14時開演。客席には、いかにも軽井沢夫人、
あるいは近くの別荘に避暑に来ている
上品なセレブたちばかり。。。
やはりいまも、洗練された軽井沢文化が息づいています。
そしてコンサートですが、ふたりともすばらしい声で、
身体のなかにヴァイオリンが入っているのかと思うほど
豊かな声で、いつまでもホールに響き渡っていました。
それに、たぶん会場の音響もいい。
さすがソニーの社長。
帰りは、上信越自動車道更埴JCT経由で、長野自動車道、
中央自動車道に入り、飯田に着いたらどしゃぶりでした。
南信に帰ってきたけど、
東信、中信、北信はほとんどいったことがなく、
行ったとしても、幼い頃で全然記憶がない。。。
これからもいろいろ訪れてみたいと思いました。
〈写真 上田城東虎口櫓門/巨大な赤備え兜/セピア色した昭和時代の上田城/「ウィーンからの風」コンサート〉