俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

枯蘆

2018-11-17 | 俳句・冬・植物




枯蘆やボート一艘池に浮き




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枯れた蘆をいう。







冬が深まると、枯れ切った蘆は葉が下から散って、枯色の

茎だけが林立する。







その景は物寂しい。







〈津の国の難波の春は夢なれや蘆のかれ葉に風わたる也

 西行〉など、枯蘆は古くから詠われ、古来の伝統を持つ

季語といえる。







枯蘆が池の端に襖のように立ち並んでいた。

その池にはボートが一艘だけ浮かんでいた。






対岸の枯蘆昼の日を受けぬ




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