俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

盛夏

2024-07-29 | 俳句・夏・植物

 

 

散策の喉の渇きし盛夏かな

 

 

 

 

 

 

夏の盛りのことをいう。

 

 

 

 

 

 

「梅雨明け十日」といって、この時期の天候が最も安定し、日差しが強く、気温,が三〇度を超える真夏日となる。

 

 

 

 

 

 

山や海は行楽客で賑わい、本格的な夏を実感する。

 

 

 

 

 

 

二時間近く散策していると喉が渇いてきた。

正に真夏となった。

 

 

 

 

 

真夏日の鳥も飛ばざる川なりし

 

 

 

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烏瓜の花

2024-07-28 | 俳句・夏・植物

 

 

川音の夜空へ烏瓜の花

 

 

 

 

 

 

ウリ科の蔓性多年草。

林縁などに自生する。

 

 

 

 

 

 

七~九月頃、夕暮れから白いレースのような花を開き、翌朝には萎む。

雌雄異株。

 

 

 

 

 

 

夕闇の垣などに絡んで咲く様子は幻想的である。

 

 

 

 

 

 

川堤の藪に烏瓜の花が数多く咲いていた。

近くの川音が夜空へと響いていた。

 

 

 

 

 

烏瓜の花に見(まみ)えぬ四年振り

 

 

 

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葉柳

2024-07-27 | 俳句・夏・植物

 

 

夏柳散歩の犬を隠しけり

 

 

 

 

 

 

夏の柳のことをいう。

柳はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木または低木の総称。

 

 

 

 

 

 

「柳」だけであると春の季語。

春に芽吹いた葉が、夏には緑濃く生い茂る。

 

 

 

 

 

 

街路樹や川辺の並木として広く栽培される。

 

 

 

 

 

 

対岸を散歩する犬と人がいたが、夏柳がそれを隠すほど生い茂っていた。

 

 

 

 

 

葉柳の裏やおどろおどろして

 

 

 

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ペチュニア

2024-07-24 | 俳句・夏・植物

 

 

ペチュニアや樹林公園入口に

 

 

 

 

 

 

ナス科ツクバネアサガオ属の多年草であるが、園芸種は一年草。

南アメリカ原産。

 

 

 

 

 

 

花壇用、鉢植えとされる。

 

 

 

 

 

 

六~十月、上方の葉腋に広漏斗状の花をつける。

花色は紫、紅、白、絞りなどで、品種も多く、八重咲きもある。

別名、衝羽根朝顔。

 

 

 

 

 

 

樹林公園の入口に色とりどりのペチュニアが並んで植えられていた。

皆、その花を見ながら入って行った .

 

 

 

 

 

待ち侘びし夕風立ちぬペチュニアに

 

 

 

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青柿

2024-07-23 | 俳句・夏・植物

 

 

青柿の重さを目にて計りけり

 

 

 

 

 

 

まだ熟れていない青い柿のことをいう。

 

 

 

 

 

 

梅雨の頃、目立たない淡黄色の花をつけ、落花の後、青い実が育っていく。

 

 

 

 

 

 

だんだん大きくなっていくのは楽しみでもある。

だが、青柿のまま落ちているのを見かけることもある。

 

 

 

 

 

 

散策路に青柿が生っていた。

大分大きくなり、目でその重さを計ってみた。

 

 

 

 

 

青柿や御恩を受くるばかりにて

 

 

 

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